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WORK

2023.03.23

MBAの勉強を仕事に活かし、絵画・陶芸で人生を豊かに〈ビール会社勤務・34歳の場合〉

暮らし方や働き方… 多様化するライフスタイルの中で、皆さんは“ひとり時間”をどのように過ごしていますか? 今回は、クラフトビール「よなよなエール」のプロモーションを担当し、ひとり時間はMBAの勉強とモノづくりに没頭しているという河津愛美さんにインタビュー。パートナーとの2人暮らしで、どのように“ひとり時間”をつくっているのか。「仕事も人生も充実感が増す」という“ひとり時間”の過ごし方に迫ります。

働く私たちのひとり時間の過ごし方【独身編】

暮らし方や働き方によって、時間の使い方は大きく変わってくるもの。それぞれのライフスタイルの中で、“ひとり時間”は、どのような価値を持つのでしょうか。今回は、クラフトビール「よなよなエール」のプロモーションを担当する、ヤッホーブルーイングごらく課ブランドプロモーションユニットの河津愛美さんに“ひとり時間の過ごし方”を伺いました。

河津愛美さん

▲河津愛美さん(34歳・パートナーとふたり暮らし)
かわづ・まなみ/広告会社、外資系ベンチャー企業、ライターなどを経て’18年よりヤッホーブルーイング ごらく課 ブランドプロモーションユニットにて勤務。現在は本社のある長野県に居住し、2週間に1度、東京支社に赴くワーキングスタイル。

河津さんのひとり時間|MBAの勉強とモノづくり

実務に役立つ学びはもちろん、感性を育てるモノづくりに没頭することで、仕事も人生も充実感が増しています

MBAのテキスト

クラフトビール「よなよなエール」などのプロモーションを担当する河津さんのひとり時間は、’21年に始めたMBA取得のための学びの時間。

「もともと資格取得や勉強するのが趣味のようなもので、MBAも当初は興味のある科目だけ受講していました。そのころ社内のマネジメントを任されるようになって。学んだことをダイレクトに生かせる感覚にドはまりして、今は大学院で学んでいます。

もうひとつのひとり時間は、モノづくり。20代のころはプライベートを削ってでも働いていたのが、30歳になったころふと『私の人生、これでいいんだっけ?』と思って。

仕事は大好きですが、もっと自分が楽しいと思えたり、自己表現できたりするものが仕事以外で欲しい、と。それで今は休日の午後は絵画や陶芸を楽しむ時間にあてています。

私の仕事は、お客さまに楽しそうと思ってもらえるイベントや、飲みたい! などと心を動かしてもらえるような仕掛けを考えること。それには、自分の感性を磨くことがすごく大切。何かをつくりながら『きれいだな』『面白い』など感じる作業や思考は、そういった企画づくりにも役に立っているな、と思います。

よなよなエールのプロモーションを担当

だから私にとっては実地で役立つ学びと、人生を豊かにするモノづくり、両方が必要な時間。毎朝早起きするのはしんどいですけど、朝のほうが同居中の彼に邪魔されず集中できるし(笑)、毎日をご機嫌に過ごすために、大好きなお酒を飲む夜の時間もキープしたい。そのためには、今はこの過ごし方がベストなんです」

ある日のスケジュール

〈平日〉

平日の1日のスケジュール

同居中の彼が起きてくる前の早朝1時間半を勉強時間に。

MBAの勉強をする様子

▲ひとり時間はMBAの勉強

長野の自宅にいるときはリモートワークがメイン。17:30に仕事が終わったらサクっと入浴し、ビールを皮切りに、彼と一緒に晩酌時間がスタート。

「朝を勉強時間にあてているのは、夜の晩酌時間を絶対に減らしたくない、という切実な思いもあります(笑)」

〈休日〉

休日の1日のスケジュール

休日も6:00に起きて勉強し、昼過ぎまで大学院のオンライン授業。その間、彼には外出してもらうようにしているそう。モノづくりは家でor教室に行くなどさまざま。

趣味のものづくり

▲最近の自信作は手作りの徳利

「ペットの犬が元保護犬で留守番させられないため、彼とふたりで外出することはほぼありません」

ひとり時間のMy ルーティン

「ひとりで集中したい」と同居中の彼に宣言

最初は夜に勉強していたが、なかなかうまくいかなかったそう。「私は物音がすると集中できないタイプ。『○時間勉強するからひとりにさせて』と明確に伝え、自室にこもるようにしています」

「これって本当に必要?」と自分に問いかけムダ時間を排除

以前は飲みや遊びに誘われるがまま予定を入れていたが、今は自分の時間を優先するように。「『それ、本当に行きたい?』と自分に確認して、心が動かされる誘いだけ受けるようにしています」

2023年Oggi4月号「今、ひとり時間は『さみしい』んじゃなくて『かっこいい』」
撮影/深山徳幸 構成/佐々木 恵・酒井亜希子・吉田 梓(スタッフ・オン)
再構成/Oggi.jp編集部

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