ノートPCを選ぶときにチェックしたいスペックは?
チェックポイント1. CPU
そもそもCPUとは、パソコンの「頭脳」といわれるパーツ。CPUがパソコンの性能を左右するといっても過言ではない重要な部分で、CPUの性能が高いほどパソコンの価格も上がる傾向があります。
CPUメーカーは主に「intel」と「AMD」の2社。IntelのCPUには「Core i3」「Core i5」「Core i7」「Core i9」とありますが、数字が上がるほど上位モデルとなり性能も上がります。
AMDはコスパがいいと人気があるメーカーで、最近は「Ryzenシリーズ」が高い支持を得ているよう。こちらも数字が大きいものほど高性能です。
負荷がかかりやすい作業をする場合は、このCPUがより高性能なものを選ぶことを推奨します。
チェックポイント2. メモリ
メモリとは、CPUが処理したデータを一時的に保管してくれるパーツのこと。
メモリの容量が大きいほど快適な作業ができるとされています。メモリは「作業台の大きさ」にも例えられ、一度に多くの作業が効率よくできるかどうかの目安になります。
では、どれくらいのメモリがあればよいのか。ウェブサイトを閲覧したり文章を書いたりする程度であれば「4GB」で十分だといわれていますが、ゲームや写真・動画編集などを行いたい場合は「8GB」以上はほしいところ。
もっとスムーズに作業したい方や、画像処理・動画編集によるアプリ起動を多く行う方は、16GBや32GBを検討してもよいかもしれません。
チェックポイント3. ストレージ
ストレージとは、データを保存しておくためのスペースで、記憶装置とも呼ばれます。メモリが一時的な保管場所であるのに対し、ストレージは長期的な保管を担当します。
このストレージが少ないと、保存できる量が少なくなったり、データーの読み込みや書き込みが遅くなったりします。
パソコンには「HDD」と「SSD」という代表的なストレージがありますが、この2つにはそれぞれメリットとデメリットがあります。
HDDのメリットは保存できるデータ量が多いこと。また、SSDよりも安価です。ただし、衝撃に弱かったり、読み書き速度が遅かったり、駆動音や消費電力が大きかったりというデメリットも。
SSDはHDDに比べ静音性に優れ、消費電力も少なめです。読み書き速度が非常に速いので、ソフトの立ち上げやデータの読み込みも高速。サイズが小さく軽量である点もメリットです。ただし、HDDよりも高価で、容量も少なめ。空き容量が少ないと、SSDの負担が増え故障してしまう可能性もあるといわれています。
どちらがよいかはそれぞれの用途によって変わります。
データ保存量が多い人や価格を安く抑えたい人はHDD、より処理速度が早いものがほしいという人はSSDが推奨されています。
持ち運ぶことが多いノートPCなら、衝撃に強いうえ小さく軽量なSSDを選んでおくと間違いないでしょう。
チェックポイント4. 画面サイズ
ノートPCを選ぶときは、画面サイズも慎重に選ぶことを推奨します。それぞれの大きさ別使用感は以下を参考にしてみましょう。
11〜12.5インチ
・やや小さめだが軽い
・バッテリーの持ちがよい
・ロー〜ミドルスペック
13〜14インチ
・一般的に適度な大きさとされる
・資料作成やインターネット閲覧ならこのくらいがベスト
15〜15.6インチ
・ノートPCでは大きめで重量もやや重め
・大きな画面で作業したい人におすすめ
17インチ以上
・かなり大きめのサイズで重い
・消費電力が大きめで長時間駆動が苦手な傾向
・ゲームをする人や画像・動画を扱う人におすすめ
チェックポイント5. バッテリー
外出先で使用することが多い人は、バッテリーの駆動時間もチェックしておきましょう。
充電器を常に持ち歩くのは案外大変。パソコンだけでも重量があるのに、充電器を一式持ち歩くのは結構な負担です。
外出先、とくに電源のない場所で作業するなら、フル充電して8時間以上バッテリーが持つかどうかをひとつの基準にしてみるとよいでしょう。また、急速充電に対応しているノートPCならさらに便利です。
チェックポイント6. 重さ
持ち運ぶことが多い人は、ノートPCの重さがどれくらいなのかもぜひチェックしておきましょう。
当然ながら、画面サイズが大きいものはその分重量も増えます。高機能かつ軽量をウリにしているモデルも多々あるため、頻繁にノートPCを持ち歩く機会がある方はチェックしておくとよいでしょう。
働く女性の必需品、みんなのノートPCはなに?
AppleのMacBook利用者が多し!
Oggiアワード2022、働く女性の毎日を快適にするガジェット第1位にランクインしたのは、AppleのMacBookでした。
第2位は、ノートPCではありませんがAppleのiPad。第3位はマイクロソフトのMicrosoft Surfaceがランクイン。
忙しいOggi世代がノートPCに求めるものは、操作性とデザイン性であることがわかります。
「起動も早いし、たくさんのソフトを同時に立ち上げてもサクサク動く」(28歳・IT)
「デザインがいい! 使っていて気分が上がります」(33歳・金融)
「軽量でスタイリッシュ。持ち運びしやすいので在宅ワークのときに重宝します」(34歳・サービス)
〈Oggiアワード2022〉仕事が捗る「ガジェット」… 読者ランキング1位は? 注目アイテムも紹介!
AppleのMacBook Airも人気
▲Apple|MacBook Air 13.3インチ
AppleのMacBook Airも絶大な人気を誇ります。
「iPhoneユーザーなので、同期すると便利」(25歳・コンサル)
「薄くて軽いのでバッグに入れて持ち運びやすい。ディスプレイもきれい」(30歳・銀行)
「何をしてもとにかく速い。サクサク動いてストレスフリー。バッテリーのもちがいいのも助かる」(30歳・金融)
3位Microsoft Surface、2位、1位はいずれもアップル!【PC・タブレットランキング】〈働く女性が選ぶOggiアワード2021〉
レノボジャパンの「ThinkPad」やパナソニックの「LET’S NOTE」を使っている人も
人気なのはAppleやマイクロソフトだけではありません。
レノボ・ジャパンの「ThinkPad」やパナソニックの「LET’S NOTE」を愛用しているという人も少なくありませんでした。
レノボ・ジャパン|ThinkPad
キーボードの中央に“トラックポイント”と呼ばれるカーソル操作ボタンが。「キーボードが予想以上に打ちやすい」(30歳・メーカー)
パナソニック|LET’S NOTE
リピーターが多いシリーズ。「とにかく頑丈! うっかり落としてしまったときも問題なく作動して助かった。軽くてサクサク動くのも仕事にはマストな条件」(27歳・コンサル)
2位MacBook Air、1位は一体?【PC・タブレットランキング】〈働く女性が選ぶOggiアワード2020〉
Dynabookの「dynabook」、VAIOの「VAIO」、HPの「ENVY」も定評あり
Dynabookの「dynabook」、VAIOの「VAIO」、HPの「ENVY」も根強い人気がありました。
〝dynabook〟は日本メーカーのノートPCとして代表的な存在。アメリカ国防総省制定の規格をクリアしているので、多少の衝撃にはへこたれないタフな作りです。
「安心して使える」(33歳・流通)
「デザインやコンセプトが好きで、ずっとVAIO」(34歳・教育関係)という、ソニーの時代からファンが多いVAIOと、「価格に対してスペックがいい。デザインもかっこいい」(33歳・メーカー)という、コスパ重視の人も満足なHPユーザーも多数いました。
働く女性がいちばん使っているPCは? ランキング5位までを発表|Oggiアワード2019
おすすめのノートPCはこの3選
【薄型軽量・耐久性◎】Lenovo|Yoga Slim 770i Carbon
【スペック】
OS:Windows 11 Home 64bit(日本語版)
CPU:インテル® Core™ i7-1260P プロセッサー/インテル® Core™ i5-1240P プロセッサー
メモリ:16GB/8GB
ストレージ:512GB
ディスプレイ:13.3型 WQXGA IPS液晶(2560×1600)、マルチタッチ対応(10点)/13.3型 WQXGA IPS液晶(2560×1600)
インターフェース:Thunderbolt™4×1、USB 3.2 Gen2 Type-C×1、マイクロホン/ヘッドホン・コンボ・ジャック
バッテリー駆動時間:最大約12時間~ ※
本体寸法:約300.1×206×14.8(最薄部)
本体質量:約972.7g〜
※バッテリー駆動時間は、使用状況によって異なります。
軽くて超薄型のノートPC。持ち運びが楽なだけでなく、衝撃に強く壊れにくいという特徴も!
指紋が付きにくく、汚れも簡単に拭き取れるのがポイントです。CPUは最新、第12世代インテル® Core™プロセッサーを搭載。長時間バッテリー駆動かつ、急速充電に対応しているのも魅力です。
【マルチに活躍】Lenovo|Lenovo Yoga 670
【スペック】
OS:Windows 11 Home 64bit(日本語版)
CPU:AMD Ryzen™ 7 5700U モバイル・プロセッサー/AMD Ryzen™ 5 5500U モバイル・プロセッサー
メモリ:16GB/8GB
ストレージ:512GB/256GB
ディスプレイ:13.3型 WUXGA IPS液晶(1920×1200ドット)、マルチタッチ対応(10点)
インターフェース:USB 3.2 Gen1 Type-C×2、USB 3.2 Gen1 Type-A×2、HDMI、microSDメディアカードリーダー、マイクロホン/ヘッドホン・コンボ・ジャック
バッテリー駆動時間:最大約20時間 ※
本体寸法:約304×218×18.27mm
本体質量:約1.39kg
※バッテリー駆動時間は、使用状況によって異なります。
リサイクル素材を活用し、環境に配慮したノートPC。モバイルPCとしてのパフォーマンス、デザイン性、拡張性をしっかり追求しているので、テレワークやオンライン授業など、さまざまな場面で使いやすい一台です。
ディスプレイが360°回転するので、タブレットのように使用することが可能。ペン入力にも対応しているので、イラストを描くような人にもピッタリです。
Dolby Vision、Dolby Atmos対応で、きれいな映像やクリアなサウンドを楽しめるのも魅力のひとつ。ビジネスはもちろんプライベートでも活躍します。
使い勝手がいいと噂!【LenovoのノートPC比較】薄型軽量「Yoga Slim 770i Carbon」とマルチに活躍する「Lenovo Yoga 670」の違いとは?
【セカンドディスプレイ配置】ASUS|Zenbook Pro 14 Duo OLED
【スペック】
OS:Windows 11 Home
CPU:インテル® Core™ i7-12700H
メモリ:16GB
ストレージ:SSD/512GB
ディスプレイ:14.5型/12.7型
バッテリー駆動時間:約5.5時間
インターフェース:HDMI×1、Thunderbolt 4(Type-C)※9 ×2、USB3.2(Type-A/Gen2)×1、microSDXCメモリーカード、microSDHCメモリーカード、microSDメモリーカード、マイクロホン/ヘッドホン・コンボジャック×1
本体寸法:323.5mm×224.7mm×17.9~19.6mm
本体質量:約1.7kg
メイン画面の他、キーボードの奥に12.7型のセカンドディスプレイを配置したノートPC。
「オンライン会議中に資料を別に開いたり、付属のペンでメモを取ったりなど、異なる作業を並行してできるのが魅力。斬新な見た目を含め、すでに話題を呼んでいます」(ウェブ版『@DIME』編集長・石﨑さん)