目次Contents
医療脱毛にかかる期間はどれくらい?
医療脱毛にかかる期間は一般的に、8ヶ月〜1年程度です。もちろん、個人の毛質や通うタイミング、回数によって異なります。いずれにしても脱毛は長期戦です。カウンセラーや看護師とよく話し合いながらプランを立てましょう。
脱毛に時間かかる理由
脱毛はある程度の期間がかかります。1回じゃだめ?もっと早く終わらないの?と思う方もいるのでは。急ぐ気持ちもわかりますが、きちんと脱毛するには時間がかかります。それのは以下のような理由があります。
間隔をあけなければならない
私たちの体毛は、今現在目に見えている毛と、さらにこれから生えてくる見えない毛が存在しています。そのどちらの毛にもしっかりアプローチするために、毛周期に合わせて施術することが重要です。間隔をあけて回数を重ねていくことでより効果的に脱毛がおこなえます。
毛周期が関係している
体毛には「毛周期」と呼ばれる毛が生え変わるサイクルがあり、髪の毛と同じように抜けたり生えたりを繰り返しています。
光脱毛やレーザー脱毛は、この毛周期のタイミングに合わせて施術をします。毛周期を無視した脱毛は効果が半減してしまうので、サイクルを考慮してプランを立てましょう。
毛周期とは
毛周期は、毛が成長する「成長期」、毛が抜け落ちる「退行期」、発毛が行われない「休止期」という3つのサイクルを繰り返しています。
このサイクルの中で、施術の効果が得られるのは成長期の毛のみ。照射するレーザーは毛に含まれる黒い色素「メラニン」に反応する仕組みです。成長期の毛は根が深く、メラニン色素が濃い時期のため毛周期に合わせて施術するのが効果的です。
脱毛に通う間隔【施術別】
ベストな脱毛間隔は、毛周期に合わせた「2~3ヶ月」が一般的ですが、脱毛にはいくつかの方法があり、通う期間も異なります。以下にそれぞれの特徴と間隔をまとめました。
光脱毛
光脱毛は光を肌にあてる脱毛方式。中でもSSC脱毛・SHR脱毛は痛みが少なく、最短2週間に1回のペースの照射がOKなので期間をあけずに通いたい人におすすめです。
また多くのサロンで取り入れられているIPL脱毛は、広範囲に照射ができ、太い毛のメラニン色素に良く作用します。2~3ヶ月に1回の照射が一般的です。
医療レーザー脱毛
多くの医療脱毛で導入されているレーザーは、毛を生やす元となる組織を破壊するため、確実性の高い脱毛効果が期待できます。
メラニン色素に反応させる方法で、照射ペースは一般的に2〜3ヶ月に1回といわれています。
比較的少ない脱毛回数で完了できる一方で、レーザーの出力や脱毛する部位によっては、痛みを感じやすい場合もあります。
家庭用脱毛
家庭用脱毛器には、光式とレーザー式の両方があり、2週間に1回程度のケアが平均的。手軽な反面、サロンやクリニックの機器と比べると出力や効果が弱い特徴があります。また自分で毛周期サイクルを確認して忘れずにケアする習慣が必要です。
医療脱毛に通う間隔【部位別】
毛周期はパーツごとにサイクルが異なります。部位により異なり、それらを平均すると一番脱毛の効率がいいのが2~3ヶ月あけることです。
毛が薄く短い、顔・腕・足も、比較的濃い部位のワキ・VIOも、2~3ヶ月おきに施術しましょう。
医療脱毛に通うベストな間隔
パーツごとに周期に違いはありますが、おおよそ2〜3ヶ月の間隔で通うのがベストです。比較的どの部位でも効果的に脱毛できます。
以下の3つのポイントを参考にプランを立ててみてください。
毛周期に合わせ1〜3ヶ月2〜3ヶ月に1回
各パーツの毛周期は1ヶ月半〜4ヶ月と多少バラツキがあります。パーツごとに予約を取って通うのはなかなか大変。そのため間を取って2〜3ヶ月間隔で進めていくのが手間もかからずおすすめです。
毛が薄くなり生えにくくなったら間隔をあける
脱毛回数を重ねていくと徐々に毛が減っていき、毛周期のサイクルが長くなることもあります。そのため毛が薄くなってきたタイミングで、施術時期の間隔を長くした方が効果を実感しやすくなります。
間隔をあけた方が、周期が長く残った毛にもしっかりアプローチができるため効果的です。
間隔があいてしまっても効果は下がらない
「仕事が忙しくてキャンセル」、「次の予定が立たない」、「間隔があいてしまった、どうしよう…」通っていればこんなことも起こりますね。でも安心してください。毛周期のサイクルに合わせている中で、間隔があいてしまっても脱毛効果が下がることはありません。気にせず続けてくださいね。
脱毛効果を実感できる時期
どのくらいで脱毛効果を実感できるのか気になるところですね。一般的にレーザー脱毛なら最短5回、光脱毛なら約16回〜で脱毛の効果を感じるようです。毛周期に合わせ施術を重ねるうちに「あれ、薄くなってきた!」と実感できるはずです。
脱毛の間隔をあけすぎるとどうなる?
脱毛を受ける間隔をあけすぎたからといって、これまでの効果がなくなるということは考えにくいです。特に医療脱毛は、とても効果が高いので、毛周期に合わせて継続的に通っていれば、もし間隔があきすぎてしまっても半永久的な効果を得られます。
ただし初回の施術から2回目までの間があきすぎてしまうと、効果が薄れるので注意しましょう。
効率的な脱毛のポイント
より効果的に脱毛するためのポイントをご紹介します。
施術前の剃毛は入念に
ムダ毛の自己処理は入念に行いましょう。肌への負担が少ない電気シェーバーで、施術前にしっかり剃毛することが重要です。
カミソリや毛抜き、ワックスは肌を傷付ける恐れがあるためNGです。
日焼けに注意
日焼けは、肌にダメージを与え、肌が乾燥しやすい状態になるので脱毛効果にも影響があります。また、日焼けをしているとレーザーが体毛だけでなく肌にも反応し、肌に負担をかけてしまうおそれがあるため、脱毛期間は日焼け対策を意識して行うようにしてください。
保湿をしっかりと
脱毛をした後は、肌がとても乾燥しやすい状態です。施術後はいつもより念入りに保湿をしましょう。保湿を怠たると肌トラブルの原因になり、肌質が変わるといったこともあるようです。
サロンやクリニックのアドバイスに従う
脱毛のプロであるサロンやクリニックスタッフのアドバイスに従いましょう。毛周期を無視して無理に詰めて予約しないようにしてくださいね。
毛周期に合った間隔でスベ肌に
今回は脱毛の間隔と、通うベストなタイミングについてまとめてみました。脱毛は毛周期に合わせることがポイントだとお分かりいただけましたか?技術の高いスタッフなら、施術の際に毛の状態を見て次の予約日を提案してくれるはず。また自宅で家庭用脱毛器を使用する場合も、きちんと間隔を守ってケアしてくださいね。
TOP画像/(c)Shutterstock.com
監修者:レジーナクリニックグループ 総院長 木村 真聡先生
大阪大学医学部医学科卒業後、同大学附属病院・一般病院勤務を経て美容医療に転身。美容皮膚科医として10年以上のキャリアを持つ。女性専用医療脱毛「レジーナクリニック」、男性専用医療脱毛「レジーナクリニック オム」、そして美容皮膚治療専門「エトワールレジーナクリニック」の総院長を務めている。現在グループで全国に31院展開。著書に『すごい美容医療』『最強のメンズ美容ハック』(幻冬舎)などがある。