そもそも肌の「ゆらぎ」は何が原因?
肌の「ゆらぎ」は、バリア機能の乱れが原因!
春待ちゆらぎ肌、原因と正しいお手入れ方法は?
寒暖差、花粉、乾燥… 冬の間の乾燥でバリア機能が乱れた肌が花粉などの刺激を受けると、ゆらぎが発生。そのゆらぎ、なんとなくのお手入れはNGです! 刺激の影響を受けにくくするためには、デイリーなスキンケアを見直すことが大事。今年こそ、自分の不調の原因を知って正しいコスメとお手入れを。
Oggi世代55人に「ゆらぎ肌」について聞きました!
Q. 冬から春の変わり目に、肌のゆらぎを感じますか?
4人に3人がなんらかのゆらぎを感じている!
寒さが続く冬の間、肌は乾燥するものの意外と安定。春の兆しが出てきたり花粉が飛んだり… という春先のほうが不安定になりやすい人が多数。
どんなふうに肌がゆらぎますか?(複数回答)
3大悩みは乾燥、赤み、かゆみ
悩みがひとつという人はほとんどいなかったのが興味深い点。乾燥によるバリア機能の低下がさまざまなトラブルを招いています。
ゆらぎ肌にどんな対策をしていますか?
一時的だから… と何もしない人が半数も!
ゆらぎを放っておくと、炎症によるダメージでエイジングにもつながります。なんとかしようという意識をもつことが大切!
ゆらぎ肌の根本解決は、バリア機能を取り戻すお手入れ
まだ冬の寒さが続くものの、早くも花粉は飛散し始めている今の時期。最近は鼻や目だけでなく、肌でも花粉による違和感を覚える人が増えています。ゆらぎ肌にはどんな対策をすればいいのか、肌のスペシャリストのお二人に教えていただきます!
▲まいこホリスティックスキンクリニック 院長・山崎まいこ先生
滋賀医科大学卒業後、臨床研修や勤務医を経て開業。肌のゆらぎに悩んで受診する患者が多く、コスメにも詳しい。
「花粉による肌荒れの一因は、花粉に付着した大気汚染物質です。本来花粉は分子量が大きいのですが、化学物質の影響で破裂して細かくなり、肌が異物として感知しやすくなってしまうのです。また、化学物質自体が肌に刺激を与えることも」(山崎先生)
ほかに、室内外の温度差などもこの時期の肌に負担を与えます。
▲ピアス中央研究所再生技術研究部長・仲尾次浩一さん
皮膚科学・再生研究の視点から「カバーマーク」「アクセーヌ」などスキンケア製品の開発に従事。敏感肌にも精通。
「『春待ちゆらぎ肌』の根本原因はバリア機能の乱れです。春を待つ時期の花粉やホコリ、温度差などの外的刺激は、肌表面の角層の水分量を低下させ、バリア機能を乱す原因となります。これに年度の変わり目に向けた精神的ストレスなどが加わると、肌はますます乾燥することがわかっています」(仲尾次さん)
ベーシックなスキンケアの見直しを!
ふたりの共通意見は、まずは乱れたバリア機能を整えるためにベーシックなスキンケアを見直すのが大切ということ。その上で、起きたトラブルに対応するコスメも取り入れて。ふたりがすすめるお手入れに早い時期から切り替え、今年はゆらぎ知らずの肌に!
2023年Oggi3月号「『春待ちゆらぎ肌』はこのコスメで乗り切ろう」より
漫画・イラスト/ひぐちさとこ 構成/大塚真里
再構成/Oggi.jp編集部