結婚してはいけない男図鑑 #73 離婚の原因を元妻にすべてなすりつける男
結婚すると“ダメ夫”になるタイプの男性を、メンタル心理カウンセラーの並木まきが紹介! 今回お届けする「結婚してはいけない男」はこちら!
分類:モラハラ目(もく)自己チュー科
バツイチなど婚歴のある人が、再び婚活市場に戻ってくるのも珍しくない時代になりました。年齢によっては婚歴がないほうがモテないなんて言われることもあるくらい、バツ歴のある人の恋愛市場も活発です。
ところで、ひとくちに「バツイチ」と言っても離婚に至った事情はさまざま。一度は生涯をともにする覚悟を決めた相手と別れを選ぶわけですから、相当な事情があった人だって少なくないわけです。恋活や婚活でバツのある人と本気の恋愛、さらには結婚を視野に入れたお付き合いをするとなると、相手の離婚理由は聞いておくべきではありますが、そこで「全部、元妻のせいだ」的な主張をする男性は…、やめたほうがいいです(きっぱり)。
仮に、離婚原因が元妻の浮気や借金など、少し話を聞いただけだと元妻だけが悪いように思える事情に思えたとしても、運命共同体である“夫婦”が壊れる過程でどちらか一方だけが100%悪いという話は、まずないと思ったほうが確実です。そういう“わかりやすい離婚理由”が出てくる話であっても、いろいろあって夫婦が修復不可能なところまで進んだ結果として、最終的に「浮気」や「借金」の問題で離婚をしたと捉えたほうが自然でしょう。
だからこそ、過去の結婚がダメになった理由を「元妻のせい」と言い切る男性には、モラハラ気質も少なくありません。「自分は悪くない、悪いのは僕以外」という歪んだ価値観をもっているから「元妻のせいで離婚した(つまり僕は悪くない)」なんて軽々と口にできるわけです。こういう男性は、自分にとって都合の悪いことはすべて自分以外の人のせいにしますからね、付き合っているだけでもそれなりに苦労させられそうですし、結婚となるとさらに大きな苦労が待ち受けているのは目に見えています。
彼の話を信じて「ひどい元妻のせいで離婚しちゃったんだ…、かわいそうに。今度こそ私が幸せにしてあげなくちゃ!」なんて奮起しても、その努力は無駄に終わると思ったほうが確実です。残念ですけれど、深入りしないほうがいいタイプの男性です!
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次回も、女性たちの心に寄り添うメンタル心理カウンセラーの並木まきが、ダメ男ならぬ“ダメ夫”になる可能性が高いタイプの男性を分類します。お楽しみに!
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並木まき
ライター・時短美容家。シドニー育ちの東京都出身。28歳から市川市議会議員を2期務め政治家を引退。数多くの人生相談に携わった経験や20代から見てきた魑魅魍魎(ちみもうりょう)な人間模様を活かし、Webメディアなどに執筆。