「ふるさと納税」みんなどうしてる…?
「ふるさと納税」とは2008年5月より開始された寄付金税制の一つ。総務省の公式ホームページを確認すると、実際には、都道府県、市区町村への「寄附」。一般的に自治体に寄附をした場合には、確定申告を行うことで、その寄附金額の一部が所得税及び住民税から控除されるというもの(原則として自己負担額の2,000円を除いた全額が控除の対象)。
言い換えると、自分で好きな自治体を選んで翌年分の住民税の一部を前払いし、ついでに返礼品を受け取れることが可能なので結果的に少しお得になるのです。今回、Sasuke Financial Lab 株式会社が全国の20歳以上の男女を対象に実施した、「ふるさと納税に関するアンケート調査」結果から「ふるさと納税」事情が明らかに!
そもそも「ふるさと納税」で寄付をしている人はどれぐらいなのか? また返礼品でどんなものを選んでいるのか? 等、気になる調査結果を見ていきましょう。
■「ふるさと納税」で寄付をしていない人は意外とまだ約7割も
まず最初に、「ふるさと納税で寄附をしているか?」の調査結果を見ていきましょう。「ほぼ毎年寄附している」が13.6%、「ときどき寄附している」が3.3%、「過去に数回寄附したことがある」が7.8%となり、寄附をしたことがある人が24.7%、一度も寄附をしたことがない人が65.8%で、約7割に近い方が「ふるさと納税」の寄附制度を利用したことがないことがわかりました。
CM等でも頻繁に「ふるさと納税」について目にすることも多いので、大半の人が寄付をしていると思っていましたが、意外と実際にしている人は少ないようです。しかし、「寄付したことがある人」は「ほぼ毎年寄付している」割合も高く、かしこく節税を行っていることがうかがえます。では、寄付をしたことがある人はどのように「ふるさと納税」で寄付を行っているのでしょうか?
■ふるさと納税の予算はどれくらい?
ふるさと納税の予算についての調査結果では、やはり「ふるさと納税をしたことがない」人が多いせいもあってか「0円(寄付する予定なし)」65.0%がもっとも多い結果に。
一方、寄付をする予定のある人の「ふるさと納税」の寄附の予算は、1万円~4万円未満で回答した割合が高く、基本的には5万円以下の層が多いことがわかりました。
■寄付をするときの基準は? 何を重視してみんな選んでいるの?
ふるさと納税で寄付先を選ぶ際に何を重視しているかについての調査結果では、「欲しいものかどうか」が66.7%と圧倒的1位に。次いで寄付金の使い道から、自治体に対する思い入れ・こだわりから、口コミや話題になっているかどうか、という結果に。
やはりせっかく寄付をするなら、欲しいものや必要なものが一番ですよね。それでは一体どんな返礼品が人気なのでしょうか? 返礼品の人気ランキングを見ていきましょう。
「ふるさと納税」の返礼品の人気ランキング
ふるさと納税の返礼品の内容(種類)についての調査結果では、食品類を選ぶ方が多く、「肉類」59.6%で1位に、次いで「魚介・海産物」47.4%、「果物・フルーツ」36.8%、「米・穀類」28.1%となりました。
せっかく数万円を寄付するのであれば、普段のスーパーでは購入しない美味しいお肉や海産物などを贅沢にいただく人が多いよう。また毎日の食事に欠かせない「お米」などの主食を選ぶ方も多くいるようで皆さん欲しい物・必要なものをしっかりと選んでいることがわかりました。
欲しい物は返礼品として受け取ることでお得に♡
いかがでしたか? 話題の「ふるさと納税」でも、まだまだ始めていない人も多いことが今回の調査結果からわかりましが、始めて損はない「ふるさと納税」。どうせほしい物にお金を払うのであれば、自治体に寄付をすることでその自治体が潤い、また結果的にお得になると思えば始めたほうが圧倒的に良いですよね。
今年も残りわずかとなりましたが、興味のある人はまだ間に合う「ふるさと納税」! しっかりとご自分の寄付金上限額等を確認したうえで、欲しい物を探してみてはいかがでしょうか?
アンケートの詳細はこちら
調査主体:Sasuke Financial Lab 株式会社
調査名:ふるさと納税に関するアンケート調査
調査主体:自社調べ
調査対象:全国の20歳以上の男女
調査期間:2022年10月28日の1日間
調査方法:インターネットリサーチ
対象者:属性詳細