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LIFESTYLE

2022.12.15

しぐさで相手の心理が分かる? 手や目線の仕草とその意味を解説

「しぐさ」とは、「ある物事をする際の態度や動き、やり方」のことをさします。日頃、私たちは無意識に様々なしぐさをしていますよね。実は、その無意識のしぐさから、心の動きを読み取ることもできるのです。本記事では、座り方・目線・手の動きから分かる心理を紹介しましょう。

相手のしぐさで心理が分かる?

皆さんは、相手の気持ちをどのように推し量っていますか? 表情や言葉のニュアンスによって、相手の気持ちが伝わってくることもあるでしょう。しかし、実際のところ本心ではどう思っているのかまでは分かりません。そこで、本記事では、「しぐさ」に注目し、相手の心理を知る手助けとなるような豆知識を紹介します。

ただし、紹介するしぐさが、必ずしも相手の気持ちを代弁しているとは限りません。あくまでも、参考程度に頭の片隅に留めながら、相手とのコミュニケーションや言葉にも意識してみてくださいね。

「行動心理学」とは?

「行動心理学」とは、「客観的に行動を観察し、その心理を分析しようとする学問」のことです。行動を観察することで、人の深層心理を探ろうということですね。ちなみに、「深層心理」という言葉を聞いたことはありますか?

「深層心理」とは、「自分では意識していることに気付いていない、心の奥に潜んでいる思い」のことです。しぐさや癖は、無意識にしてしまっていることも多いですよね。これらは、私たちの深層心理が表れていると言えるのではないでしょうか。

つまり、行動心理学は無意識に表れる些細な行動から、私たち自身も気がつかない本当の気持ちを探っていく学問と言えるのかもしれませんね。

ソファに座って談笑する女性たち
(c)Shutterstock.com

座り方から分かる相手の心理とは?

それでは、具体的な行動について見ていきましょう。まずは、座り方から紹介します。自分に当てはめて考えてみると、「確かに!」と納得できるかもしれませんね。

1:椅子に深く腰掛ける

椅子に深く腰掛けているときの心理は、リラックス状態なのだそう。安心して椅子に身をゆだねていると言えるのではないでしょうか。反対に、浅く腰掛けている場合は、「その場からはやく離れたい」という心理が働いていることも。浅く腰かけていれば、すぐに立ち上がることができるため、危機感を本能的に感じているのかもしれませんね。

ソファに座ってゆったりする女性たち
(c)Shutterstock.com

2:足を広げて座る

足を広げて座っている場合も、リラックスしていたり相手に心を開いていたりする心理が読み取れます。また、足を広げることで、からだを大きく見せ、相手よりも優位に立とうとする気持ちが働いている場合もあるようです。そのため、足を開いている人は、マウントを取ってくる人やプライドの高い人が多いのだとか。

3:足を組んで座る

足を組んで座るほうが、普通に座るよりも楽な体勢であるというケースも多いため一概には言えませんが、リラックス状態にあると、人は足を組みがちなのだそう。また、足を組むと、すぐに立ち上がったり動いたりしにくいですよね。足を組みたくなるのは、安心していられる空間だと無意識に感じているからかもしれません。

目線から分かる相手の心理とは?

続いて、目の動きについて見ていきましょう。「目は口ほどに物を言う」ということわざがあるように、目のしぐさには感情が見え隠れすることも多いです。相手の目を見て会話ができる人は好印象を持たれますので、そういう意味でも、相手の目を見つめてコミュニケーションを取るように意識してみましょう。

1:目線が下を向きがち

伏し目がちで会話をする人や、いつも下を向いていて、話していても目が合わない人っていますよね。そういった目線の動きは、自信の無さが表れているのかもしれません。表情や顔を見られたくないという気持ちから、目線が下にいき、相手から自分の顔が見えないようにしたいと思っているのかも。

2:瞬きが多い

人は、緊張したり不安を感じていたりすると、瞬きが多くなると言われています。もし自分が、人と向かい合って話しているときや、人前で話をしているときに瞬きが増えたなと感じたら、一度深呼吸してみてくださいね。

3:相手と目が合わないとき

相手の目線が泳いでいるときは、注意が必要かもしれません。目は言葉以上に、感情を相手に伝えてしまいます。無意識にそれが分かっているため、何かを隠したいときや嘘をつくときは、相手の目が見られなくなってしまいがちです。

手の動きから分かる相手の心理とは?

座り方、目線に続いては、手の動きを深掘りしてみましょう。手が忙しなく動いていると、そちらに注意が向きがちです。相手の手の動きを気にすることも大切ですが、自分の手の動きも振り返ってみてください。すると、自分が思ったよりも手を動かしていることに気がつくのではないでしょうか。

1:手をテーブルの上に置く

手をテーブルの上に置いているときは、会話に意欲的になっている表れと言われています。反対に、テーブルの下に手を置いているときは、会話に消極的になっているか、聞き役にまわろうという気持ちが表れているのだそう。相手との話の熱量差を考えることも大切かもしれませんね。

2:鼻に触れる

相手が、手で鼻をかく仕草をするときや触れているときは要注意かもしれません! このしぐさは、人が嘘をつくときや誤魔化したいときに無意識にしてしまう行動のひとつだと言われています。自分の本心を隠したいときにもこういった仕草をしてしまう場合が多いようです。よく鼻に触れる人の言葉と行動を観察してみると、矛盾点に気付けるかもしれませんよ。

テーブルで向かい合って話す親子
(c)Shutterstock.com

3:頻繁に指を組み替える

指を組むしぐさは、緊張や不安感の表れであることも。指の動きをコントロールすることで、自分の心も落ち着かせたいという気持ちが働いているのかもしれませんね。また、会話の中で生まれた沈黙や気まずい間に、手持無沙汰から手を組むということもあるのではないでしょうか。

仕事中に忙しなく指を組み替えたりしていると、取引先相手や上司に忙しない人だという印象を与えかねませんので、指を動かす癖のある人は、意識したほうが良いでしょう。

最後に

本記事では、人の「しぐさ」と、しぐさから分かる心理について紹介しました。行動から相手の本当の気持ちが分かるというのは、便利なようで少し怖い気もしますね。しかし、興味深い分野でもあります。

本記事を読んで行動心理学に興味を持った方は、ぜひご自身で深掘りしてみてくださいね。

TOP画像/(c)Shutterstock.com

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