結婚相手との出会い、そして結婚を決めた「決め手」って?
結婚相手とは、ズバリ人生の苦楽を共に分かち合うパートナー。楽しいときはもちろんだけど、辛いときこそお互いを支え合える、そんな関係を築きたいもの。
しかし、交際している頃は良かったけど、実際に結婚をしてふたを開けてみたら「こんなはずじゃなかった…」なんてことも少なくありません。そのためには相手が本当に自分の結婚相手としてふさわしいのかを見極めることが大切。でもなかなかその決め手が分からないという悩みも多いはず。
では、世の既婚者はどのような思いから現在の相手との結婚を決めたのか? 株式会社MIYUKIが全国の既婚男女を対象に実施した、「結婚相手の見極め方」に関する調査結果をもとに、実際に結婚している人たちがどのように結婚相手との結婚に踏み切ったのか、またその人に決めた「決め手」はなんだったのか? 一緒に見ていきましょう。
■結婚相手との出会いは職場が1位
結婚相手との出会いについては『同じ職場(28.5%)』が最も多く、次いで『友達の紹介(21.7%)』『婚活サイトやアプリ(9.9%)』『大学や専門学校(8.6%)』『小・中・高校(7.9%)』『会社の上司や同僚の紹介(5.5%)』『バーや居酒屋(5.2%)』『お見合い(3.8%)』という結果に。
「同じ職場」や「友達の紹介」が上位2つになったのは、相手と接する機会が多く、お互いの内面まで知りやすいことや、気心が知れた友人や知人からの紹介という「安心感」があるのかもしれませんね。
■結婚相手の第一印象は? 3人に1人はタイプでない人と結婚
結婚相手の第一印象については『とても好みだった(20.9%)』『それなりに好みだった(47.1%)』と7割近くがもともと好みのタイプであることがわかりましたが、『あまり好みではなかった(24.2%)』『まったく好みではなかった(7.8%)』とタイプでない人と結婚した人は3人に1人もいることが判明。
「好みではなかった」人はどのような第一印象だったのか? については下記のようなコメントが見受けられました。
・顔は悪くないが、控えめな性格であまり喋らないな… と思った(30代・女性/会社員)
・引越しの手伝いに来てくれた人だなあというだけ(40代・女性/パート・アルバイト)
・まあまあ好みの顔で、面倒見がよく、自分に好意を持ってくれたようです(40代・女性/会社員)
・飲み会で初めて知りましたが、特に気になったことはなかったです(40代・男性/会社員)
よく言う「第一印象でビビッときて分かった」などもありますが、3割の人が第一印象ではさほどときめいていなかったということから、結婚の決め手はそれだけではないことが分かりますね。
■歴代の彼氏と結婚相手はやっぱり違う?
「結婚相手は過去に交際していた方と比べてタイプは違いましたか?」という質問に対しては『まったく違った(33.1%)』『やや違った(44.3%)』『大体同じであった(19.7%)』『まったく同じであった(2.9%)』という結果となり、7割以上の方が過去に交際していたタイプと違ったとのこと。
■過去の交際相手と結婚相手、どう違う?
・同い年の人としか交際していなかったが、年上で頼り甲斐がある人と結婚した(20代・女性/パート・アルバイト)
・それまでは男らしく強気で明るい人が多かったが、結婚相手は優しくて繊細で頭の良いタイプだった(30代・女性/専業主婦)
・過去に付き合っていた人は全員個性的だったが、結婚相手は普通すぎるくらい特徴のない人だった(40代・女性/自営業・自由業)
・元彼は真面目。夫はふざけるタイプ(50代・女性/パート・アルバイト)
過去の交際相手と実際に結婚した相手との違いについての回答を見てみると、年齢や性格の違いばかりではなく、性格が真逆のタイプということも多いよう。
では結婚するなら、何が一番重要?
では一体結婚するなら何で判断したらよいかについてですが、「結婚する相手は外見よりも中身で判断した方が良いと思いますか?」という質問にた敷いては『とてもそう思う(36.2%)』『ある程度そう思う(52.7%)』『あまりそう思わない(9.0%)』『まったくそう思わない(2.1%)』という結果となり、9割近くが結婚するなら外見よりも中身で判断した方が良いと考えているようです。
それはもちろん、外見より中身で判断したいところ。では一体その「中身」で選ぶまでに交際中にはどんなことに不安を抱え、乗り越えてきたのでしょうか?
■結婚相手として重視するべきは「価値観が同じか」
結婚相手との交際が進むにつれて不安があったかについて質問をしたところ、6割近くの人が「不安があった」と回答。そしてその不安とは具体的にどのようなものだったかについては、『価値観が同じか(51.3%)』が1位に。
次いで『性格が合うか(44.8%)』『お互いを理解し合えるか(31.2%)』『相手と結婚できるか(28.6%)』『金銭感覚が合うか(27.1%)』『相手の短所を受け入れられるか(23.5%)』『経済力があるか(20.4%)』『本当の気持ちを言い合えるか(20.2%)』『食の好みが合うか(16.8%)』『家事育児への考え方が合っているか(12.5%)』と続きました。
■結婚に対する不安が解消されたエピソード:
・小さな喧嘩をきっかけに何度も話し合いをして、次第に価値観を合わせていった(20代・女性/公務員)
・何回かデートをして喋っていくうちに、考え方とかお互いに理解できたから(50代・女性/専業主婦)
・少し歳が離れていたが、意外と話が合ったので不安が少なくなっていった(50代・男性/自営業・自由業)
・基本的に長い時間を共有したからですが、相手と合わない部分を自分に合わせるのを諦めたことが、自分の感情を大きく変えました(50代・男性/経営者)
結婚は第一印象で決まらない。「歩み寄り」ができ信頼関係を築ける相手と
今回の調査結果から、既婚者たちがどのように結婚相手を見極めたかを覗き見ることができましたね。7割を大きく超える人が、「実際に結婚した相手は過去の交際していた相手とタイプが異なる」と回答したことから、結婚には、第一印象は大きな影響を及ぼさないこと、過去のタイプも関係がないこと等が明らかに。
第一印象はタイプではなくても、お互いの「価値観」が合うことや、少し合わないとしてもお互いに話し合いを重ねて理解を深めていける相手かどうかが大事ということがわかりました。しっかりと相手の中身を知って結婚相手に適しているかどうかを見極めていきたいですね。
アンケートの詳細はこちら
調査概要:「結婚相手の見極め方」に関する調査
調査主体:株式会社MIYUKI
調査期間:2022年6月23日(木)~2022年6月24日(金)
調査方法:インターネット調査
調査人数:1,013人
調査対象:全国の既婚男女
モニター提供元:ゼネラルリサーチ