コロナ渦のアルコール消毒に加え、乾燥の季節本番で「手荒れトラブル」多発の時期が間もなく到来
コロナ渦になってから当たり前となったアルコール消毒。一日でアルコール消毒をする回数は数えきれないほどですよね。すでにこの消毒で増えている手荒れトラブルにさらに追い打ちをかける乾燥の季節が到来します。
旭化成ホームプロダクツ株式会社が、30～59歳の女性500名を対象に実施した「食器用洗剤と手荒れに関する実態調査」をもとに、手荒れトラブルの現状とわたしたちができる対策は何か？ 一緒に見ていきましょう。
■アルコール消毒の頻度が増えたことで、以前と比較して手荒れトラブルが増えた人は約7割
コロナ禍以前と比べアルコール消毒の頻度が増えた人は約8割。アルコール消毒の頻度が増えたことで手荒れが「とても気になる」人が28.6%、「気になる人」と合わせると66.8%と、手荒れが気になるようになった人は約7割いることがわかりました。
■手荒れトラブルの一番の悩みは91.3%の人が「乾燥」と回答
手荒れの症状として多かったTOP3は「ひび割れ」が36.4%で3位、「ささくれ」が36.7%で2位、そして1位は「乾燥」が圧倒的に多く91.3%の人が「乾燥での手荒れトラブル」に悩まされていることがわかりました。
いやな「乾燥手荒れトラブル」を感じやすい時期は？ 影響するあの家事
■手荒れを感じやすい時期1位は11月頃
例年、秋冬に手荒れを感じる人は約9割にものぼっており、いつ頃から手荒れを感じやすいかという問いに対しては、3位が12月で17.2%、2位が10月19.2%、1位となったのは約3割の人が回答した、これから訪れる「11月頃」という結果に。秋冬にトラブルが発生しやすい人が約半数いることがわかりました。
■86%の人が「食器洗い」が手荒れトラブルに影響していると回答
手荒れトラブルへ影響する家事として「食器洗い」が手荒れに影響があると感じるかについての問いでは、「とても感じる」が42.2%、「まあ感じる」が43.8%と約9割の人が「影響がある」と感じていることがわかりました。
私たちができる「手荒れ」対策って？
これから冬本番が訪れることで9割の人が悩む「乾燥手荒れトラブル」。しかし、そのトラブルに大きく影響するのにどうしても必要な家事「洗い物」。洗い物に対するみんなの「手荒れ対策」は？ そして実際に見直すべきこととは何なのでしょうか。
■半数以上の人が食器洗いの「手荒れ」対策ができていない
食器洗いが手荒れに影響していると感じる人は86%という大多数にも関わらず、食器洗いに向けての自身の手荒れ対策について十分かという問いに対して「あまりそう感じない」人は51%と半数以上が対策が不十分と実感していることがわかりました。反対に、手荒れ対策が十分と感じる人はわずか25.6%で4人に1人。
■対策として多いのは、1位は「ハンドクリームを塗る」
食器洗いの際の手荒れ対策としては多かったのは「ハンドクリームを塗る」が1位（84.4%）、「ゴム手袋を使う」が2位（54.0%）、「手肌にやさしい洗剤を使用する」が3位（38.6%）という結果に。
■そもそもみんなが食器洗い洗剤を選ぶときに重視していることって？
上記の食器洗い時の手荒れ対策として、「手肌に優しい洗剤を使用する」が3位にランクインしていたのに対し、実際に食器用洗剤を購入する上で最も重要視している機能については「手肌へのやさしさ」は11.2%となり、2位が「除菌性能」で12.4%、一番重視されているのは半数以上が回答した「洗浄力」という結果に。
「手肌へのやさしさ」よりも「汚れ落ち」が重視されていることが判明しました。
乾燥を感じる直前の今、「手肌に優しい」食器洗剤で手荒れトラブル対策をするのが◎
■手荒れトラブルは起きてからの対策では遅い。事前の対策が必要。
内科と皮膚科のクリニックに勤務の傍ら、医師という立場から美容と健康を医療として追求し、美しく生きる為の啓蒙活動を雑誌・TVなどで活躍中の医師（内科・皮膚科）の友利新先生によると、「手荒れは日常よく目にする症状ですが、実は一度手荒れがおきてしまうと完全に良くなるには時間のかかる症状」とのこと。
調査結果からも手荒れトラブルを感じやすいと9割の人が回答した「秋冬」は、やはり手荒れの症状を感じる人が多いとのことで、手荒れを実感していないだけで実は肌にダメージを受けている可能性が多いんだとか。
友利新先生は手荒れトラブルの対策として、こう語っています。
「乾燥を感じはじめたら手荒れの前兆と言えます。手肌へのダメージとなる食器洗いにおいても、乾燥を感じる前から手肌にやさしい洗剤で「乾燥対策」をすることが大切ですので、ぜひ食器用洗剤も、「手肌へのやさしさ」を基準に選ぶことをおすすめします」
■手肌にやさしい「食器用洗剤」の目安としてはこんなポイントが
・手肌と同じ弱酸性
・手荒れの原因となるアルコールを含まないノンアルコール
・刺激の低い界面活性剤を組み合わせた低刺激性
ついつい「洗浄力」や「除菌力」で選びたくなる食器用洗剤ですが、一度起きてしまうとなかなか治らず辛い「手荒れトラブル」。そのため、手荒れトラブルが起きてしまう冬本番直前のこの季節からしっかりと予防していきたいですね。
次回食器用洗剤を購入する際は、「お肌への優しさ」で選んでみてはいかがでしょうか？今年の冬は、皆さんの「手荒れトラブル」が少しでも減りますように。
アンケートの詳細はこちら
【調査概要】
調査主体：旭化成ホームプロダクツ株式会社
調査の方法：WEBアンケート
調査の対象：30～59歳の全国の女性
有効回答数：500名
調査実施日：2022年8月26日～8月28日
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