1:「お酒を飲んでいるのかと思ったわ」
「もともと私の外見が派手目なことを快く思っていない義母。かなーり地味なメイクで帰省するようにしていたのですが、久しぶりの帰省で義母対策を忘れていました。ピンク系のチークで義実家へ訪れてしまったんです。
すると案の定、口の悪い義母が、私の顔を見るなり「ずいぶんと頬が赤いのね。お酒を飲んでいるのかと思ったわ」とチクリ。義実家のある地域では、ほとんどメイクをしていないお嫁さんが普段多いので、ちょっとでもメイクをしていると派手すぎると思われるみたい。ほんのりピンクのチークを入れていただけなので、目ざといしうるさーい… と思いました」(30歳・女性/メーカー)
2:「どうせ偽物のまつ毛でしょ」
「自慢じゃありませんが、私はまつ毛が長いのでマスカラだけでマツエクをしたような見た目になるんです。でも、義母はそんな私のまつ毛が気に入らないらしく「結婚している立場なのに、化粧が派手すぎる」と何度か言われたことがあります。
先日は久しぶりに帰省をして親戚も集まっていた場で、たまたま私のまつ毛が綺麗と褒めてもらったときに、義母がすかさず『どうせ偽物のまつ毛でしょ? 最近の人は、濃い化粧で顔を作ってすぐ得意になるんだから困っちゃうわよね』とキツい口調で相槌を打ってきました。周囲はテキトーに流して笑ってましたけど、私は『またか…』という感じでしたね。
もともとまつ毛が長いので顔立ちが派手に見られることが多いのですが、うちの義母は私がわざと派手なメイクをしていると思い込んでいるので、こういう世間話もいちいち拾ってイヤミを言うのでゲンナリします」(29歳・女性/不動産)
3:「はしたない口元ね」
「普段は華やかな義姉でさえも義母の前ではおとなしい格好をしているくらい、ウチの義母は外見にかなり厳しい人。なので私も、帰省のときには地味に見えるように工夫しているのですが…。
今回はマスクをしているからと油断をして、夫と出かけるときにティントタイプのリップをして出かけたまま落とさずに義実家に戻ったら、マスクを外した瞬間に『あら〜、随分と“はしたない”口元よね。まるで口裂け女みたい』と義母がひと言。その日は少し濃いピンクのティントをしていたのですが、マスクをしていたから少しヨレが出てしまっていて、その様子が義母からはだらしなく見えたみたい。
単に口紅がヨレているだけなのに、わざわざ傷つくような言い方をしてくるウチの義母は、やっぱり性格が悪いな… としみじみ思いました」(31歳・女性/IT)
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メイクのトレンドは世代によっても異なりますから、アラサー世代の流行は義母から見ると不可解なメイクに映ることもあるのかもしれません。とは言っても、わざわざ厳しい表現でイヤミを連発する義母がいるとなると、やっぱりストレスになりますよね!
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並木まき
ライター・時短美容家。シドニー育ちの東京都出身。28歳から市川市議会議員を2期務め政治家を引退。数多くの人生相談に携わった経験や20代から見てきた魑魅魍魎(ちみもうりょう)な人間模様を活かし、Webメディアなどに執筆。