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2022.07.10

「老獪」は褒め言葉? 正しい意味や使い方、狡猾などの類語を解説

「老獪(ろうかい)」とは、「いろいろな経験を積んで、悪賢いこと」。ずる賢い態度や行動をとる年長者に対して使用するため、褒め言葉として使うのは控えた方が無難です。今回は、「老獪」の意味や使い方、狡猾などの類語、英語表現などを解説します。

「老獪」の意味とは?

「老獪(ろうかい)」とは、「いろいろな経験を積んで、悪賢いこと」。「老」は「歳をとっていること」、「獪」は、「悪賢く、ずるいこと」という意味です。このことから、「老獪」は、単に年齢や経験を重ねているだけでなく、時にずる賢い手段を使ったり、うまく立ち回るために知恵を使ったりする様子を表します。

主に、年長者に対して使われますが、「ずるい」という意味が含まれているため、褒め言葉として使うのは控えた方がいいでしょう。

使い方を例文でチェック!

「老獪」という言葉自体は知ってはいるものの、実際に会話で使ったことがないという方も多いはず。「老獪」はやや硬い表現で、なおかつあまり良い意味では使われません。間違った使い方をしないように、正しい使い方を覚えておきましょう。

(c)Shutterstock.com

1:隣に住む○○さんは、老獪な一面を持っている。

「老獪」は、「ずる賢い」とほぼ同じようなニュアンスで使われます。年長者ならではの知恵を使って、人を騙したり、ずるをしたりしていると、周りからは「あの人は老獪なところがある」と思われてしまうこともあるでしょう。

2:彼は若い頃は誠実な性格であったが、今では老獪な政治家に変わってしまった。

「老獪」は、歳をとった人物に対して使われる言葉です。そのため、以前はそうではなかったが、年長者になってからずる賢くなってしまったという意味合いで使われることもあります。身につけた経験や知恵を、自分の利益のためだけに使ってしまうと「老獪」になってしまうのかもしれませんね。

3:部長は歳をとって老獪な手口を取るようになった。

年長者がずるい手段をとることを「老獪な手口」「老獪な手段」と言います。悪知恵を使って他の人を出し抜こうとしたり、自分だけが得をしようとした場合にこのように表現することが多いようです。時々ずるさが見え隠れする行動は、見ていてあまり気持ちの良いものではありません。

類語や言い換え表現とは?

「老獪」には、「狡猾」や「老練」「老猾」など、字面がよく似た類語がいくつもあります。意味もよく似ているものの、微妙にニュアンスが異なるため、それぞれの違いをチェックしておきましょう。

(c)Shutterstock.com

1:狡猾

「狡猾(こうかつ)」とは、「ずるく悪賢いこと」。ずるくて抜け目のない性格や、悪知恵を働かせているさまがイメージできますね。「狡」と「猾」は、どちらも「悪賢いこと」を表す漢字なので、2つを組み合わせて意味を強調しています。自分だけが得をしようとして他人を欺いたり、卑劣な手段をとったり、悪いことに対して使われるのがほとんどです。

「老獪」との違いとしては、「狡猾」は単に悪賢いことを表す言葉なので、老若男女問わず使うことができます。対して、「老獪」は、歳を重ねたベテランに使うのが一般的です。

・彼は出世のために狡猾な手段を使った。
・狡猾な人物とはあまり親しくしないようにしている。

2:老練

「老練(ろうれん)」とは、「長年の経験により、物事に練達していること」。「老熟」ということもできます。こちらは、経験を重ねたことから、巧みな技術を持っていたり、優れた手腕を披露している人物に対して使われる言葉で、「老獪」に含まれる「ずる賢い」といった意味はありません。その道を極めた人を称賛する意味を込めて使ってみましょう。

・その職人は老練な手つきで籠を編んでいった。
・老練な刑事は、数々の難解事件を解決してきた。

3:老猾

「老獪」とよく似た熟語が「老猾(ろうかつ)」。「猾」も「悪賢い」という意味なので、「歳をとっていてずる賢いこと」を表します。意味は「老獪」とほぼ同じですが、読み方が違うため、読み間違いに気をつけましょう。一般的には、「老獪」の方が使われる機会が多いようです。

・会社の上司は最近ますます老猾な手段をとるようになった。
・近頃の祖父の老猾さにはついていけない。

4:姑息

「姑息な手段」「姑息な態度」というように使われる「姑息(こそく)」。「姑」は、「しばらく」、「息」は休むという意味を持つことから、元々は「その場しのぎ」という意味でしたが、近年では「卑怯なさま」を表します。正々堂々と勝負せず、こそこそと隠れてずるをする人に「姑息な真似はよせ」と言うこともありますね。

・弟はいつからか姑息な態度を取るようになった。
・姑息なことはしないで、誠実に取り組んでほしいと親に言われた。

英語表現とは?

英語には、日本語の「老獪」のような年長者のずる賢さを表す単語はありません。そのため、「ずるい」という意味の単語を使って、言いたい内容を表現してみましょう。

1:sly

「sly」は、「ずるい、悪賢い」という意味で、影でこそこそと悪巧みをしているといったニュアンスを含みます。堂々と開き直ってずるをしているというよりは、どこか陰湿な行動に対して使われるようです。

・He got older and sly.(彼は歳をとってずる賢くなった)
・He is a really sly person.(彼は本当にずるい人だ)
・He has a sly way of operating.(彼はずる賢い立ち回りをする)
・I don’t like him because he is sly as a fox.(彼はキツネのようにずる賢いので嫌いだ)

2:cunning

「cunning」は、「狡猾、ずるい」という意味です。日本語では、他人の答案用紙を盗み見することを「カンニング」と言いますよね。「cunning」には、目的を達成するために悪知恵を働かせたり、ずるい手段をとるといった意味合いがあります。

・He is a cunning man.(彼はずるい男です)
・He is famous for his cunning politician.(彼は狡猾な政治家で有名だ)
・Seniors took cunning steps to advance.(先輩は出世のために狡猾な手段をとった)

最後に

「老獪」とは、「いろいろな経験を重ねて、悪賢いこと」。ただ単に賢いだけでなく、どこかずるい部分がある場合に使われるので、上司への褒め言葉などに使うのは控えた方がいいでしょう。

優れた知恵や技術を持っていること自体は素晴らしいことですが、それを自分の保身や利益のためだけに使ってしまうと、「老獪だ」と思われてしまうようです。年齢や経験を重ねた時ほど、「老獪」な態度をとっていないかどうか気をつけたいですね。

TOP画像/(c)Shutterstock.com


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