重い生理… 回復のきっかけは?【30代からの不妊治療】
妊活を始めて3年。現在34歳の私の体験から、妊娠を考えているカップルにとって少しでも役に立つような情報をレポート形式でお届けします。
前回は、採卵5日目、予定より10日早く生理がきた話をお届けしました。今回は、採卵6日目、生理2日目の話。
採卵後6日目(生理2日目)腹痛は止まり経血が赤くなる
もう体中の血がなくなっちゃうんじゃないかと思うほどの出血量を記録した採卵後の初生理。2日目になると、真っ黒だった血の色がいつもの赤色に戻りました。ただ、量の多さは変わらず…。
夫「病院へいく?」
私「う~ん、あんまり動きたくないな。今日は寝てる」
夫「そっか、そっか。何か食べたいものある?」
私「血が作られそうなもの…」
そうじゃなくても貧血なのに、たくさん出血して2日目は起き上がっていることすらできない状態でした。頭がクラクラするし、気持ちも悪いし、おなかが痛い。
医師からもよほどじゃない限り安静にするしかないと言われていましたが、よほどのレベルの出血ってどのくらいなのか、もっと具体的に聞いておけばよかったです。
まる2日経って、徐々に回復
夜になってやっと少し起き上がっていることができるようなりました。
夫「あべちゃんの焼きとん買ってきたよ。レバーももつ煮もあるからしっかり食べて」
私「え? 麻布十番まで行ってきたの?」
夫「うん! キミ好きでしょ、あべちゃん」
「あべちゃん」とは、麻布十番に昔からある焼きとんが有名な居酒屋さんです。私はここのもつ煮とレバーが大好き。お肉をもりもり食べていたら、体の血がどんどん補給されていくような気分になりました。
私「あべちゃん食べていたらだいぶ元気が出てきた!」
夫「たまにはビールでも飲もうよ」
私「うん!」
自己注射で気が滅入りそうだったときに救ってくれた穴子に続いて、採卵後の重い生理から回復できた食べ物はあべちゃんのレバーともつ煮でした。不妊治療はつらいけれど、食事制限があるわけではないので、こうして大好きなものを食べながら息抜きをする時間って大事ですね。
思いがけずこの周期は治療がお休みということもあって、久しぶりに二人でお酒も飲んだら、だいぶ気分も軽くなりました。
次回は採卵7日目、初期胚から胚盤胞へ培養していた結果を聞きに通院したときのお話をしたいと思います。
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クロサワキコ
34歳・主婦ライター。妊活歴3年目。男性不妊の治療や人工授精に体外受精、ステップアップを重ねていくなかで感じた不妊治療のリアルな本音を発信しています。