採卵後の初生理は体が猛烈にしんどい【30代からの不妊治療】
妊活を始めて3年。現在34歳の私の体験から、妊娠を考えているカップルにとって少しでも役に立つような情報をレポート形式でお届けします。
前回は、凍結相談をした採卵3日目の夜の話をお届けしました。今回は、採卵5日目、予定より10日早く生理がきた話。
いつもの生理とぜんぜん違う黒い出血
熱っぽい…。朝起きると少し汗をかいていて、風邪でもひいたかしら? と思うような体のだるさがあり、トイレへ行くとショーツに真っ黒な汚れが付着していました。
一瞬「え!?」と思いましたが、寝ている間に少し出血していたようです。生理がきた!
普段の出血の様子と明らかに違う真っ黒な血は、そのあともチョロチョロと出続けました。予定していた生理開始日よりぴったり10日早くやってきたリセット。私の体は相変わらず生理周期が安定しているようです。
私「こんな時(採卵のあと)でも、相変わらず生理のタイミングがぜんぜんズレないんだ私。本当に10日早くきたよ。これで順調にいけば来月の生理開始が○月✕日頃になるから、その3日目くらいから通院になるかも。休み取れるようにしておいてくれる?」
夫「オッケー。受精卵が無事に胚盤胞に育ってくれればいよいよ移植かぁ」
私「そうだね。何個凍結できるかわからないから、まだ落ち着かないね」
夫「うん」
この2日後に通院を予定していて、培養(何個、胚盤胞になったか)の結果を教えてもらうことになっていました。
なので何か不調が起きたとしても、明後日には診てもらえる! と大船に乗った気分でいたのですが、その日の夕方過ぎからどんどん出血量が増えていったのです。
採卵したから出血が多くなるとは聞いていたけれど…
たぶん採卵時の出血が、生理が起きたことで一気に出たのではないかと思います。トイレへ行くたびにナプキンに真っ黒になった古い経血がこびりついているので、毎回ギョっとしました。
先生はいつもより量が多いと言っていたし、大丈夫、大丈夫。と自分に言い聞かせるものの、その量は今までの生理では見たことがないレベルにまで増えていき、ついには多い日用のナプキンにも収まりきらないほどに…。
体もどんどん重くなる。すぐに病院へ行くべきか、明後日の診察まで待つか、悩んでいるうちに夜になってしまいました。
私「どうしよう、ひくくらい出血してるんだけど」
夫「もう夜だし、安静にして様子見るかねぇ」
そんな話をしている間にもジュジュジュ… ビチビチビチ… という変な音が。
夫「どうした? おなか痛い?」
私「違う、これ、膣から血がどんどん出てる音なんだけど…。たまにこうしてドバドバっと音がするくらい黒い血がでるの。すごい怖い…」
私の場合、今までの生理では感じなかった酷めの腹痛もありました。眠れないくらい下腹部が痛かったのでバファリンを飲むことに。
ベッドに横になっていると、ドクドクと体中の血が流れ出て行ってしまうのではないかと思うくらい出血しているのを感じました。夜用の大きいナプキンではとても間に合わないと感じ、この日は腰回りにバスタオルを敷いて眠ったのですが、案の定、朝起きると少し漏れてしまっていました。
そして、この多めの出血は生理2日目にピークを迎えます。
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クロサワキコ
34歳・主婦ライター。妊活歴3年目。男性不妊の治療や人工授精に体外受精、ステップアップを重ねていくなかで感じた不妊治療のリアルな本音を発信しています。