赤坂の意外な場所に新店! アラサー女子も行きたい江戸前寿司
赤坂の意外な場所に新たにオープンしたのは「すし いわお」。その場所はなんと赤坂の真ん中にあるお寺、浄土寺の境内。赤坂駅をおりて徒歩5分程、「こんなところにあるのだろうか…」と不安を抱きながら進むと、シンプルなのれんがかかった一軒家のお寿司屋さんが。オープン直前にお招きいただき、「すし いわお」の個性の光るつまみとお鮨の魅力を堪能してきました!
16食限定! ランチでしか食べられない…“ちらしらず”
「すし いわお」の清潔感のある店内は、伝統的なお寿司屋さんの雰囲気もありつつ、モダンで落ち着いた要素も持ち合わせた居心地の良い空間でした。店主の岡部巌さんは、フォーシーズンズホテル香港など国内外の5つ星ホテルや、都内のミシュラン1つ星鮨店にて料理長を勤めた経験も。
多様なキャリアをもつ岡部さんだからこそ創り出せる、独自のエッセンスがプラスされた江戸前鮨を愉しめます。
まずは目の前で“ちらしらず”のできあがりを待ちます。大きな重箱の中に、手際よく何層にも重ねられていく、散らさない寿司、“ちらしらず”。
その日のネタを見せていただきました! とても美しい!
熟成された無添加のキャビア。器はとても大きく1.1kg! キャビアは大きな入れ物の方が、キャビアの粒がつぶれることなく美味しいのだそう。
最後にそのキャビアをのせて完成。
目の前で作り上げられたちらしらず。16種類ものネタを宝石箱のように綺麗に並べるのは容易ではないのだとか。重箱から専用のお匙でネタをすくって、いただきます。
昼:ちらし寿司(6,000円)
夜の握りコースで「キャビグロ」が! 熟成されたキャビアとノドグロの口福感はぜひ試してほしい!
夜はボリュームたっぷりのつまみと握りで構成される「握りコース」を提供しています。その一部を紹介します!
コース内でいただける注目のネタは「キャビグロ」! しっかりと脂ののったふわふわのノドグロ「紅瞳」の上には熟成したキャビアが。濃厚クリーミーで、トゲのない塩味がたまらなく、至高。ノドグロは一口では入りきらないくらいボリュームのある大きさなので、器に入れていただきました。
コース開始に登場したのは、活きのよい車海老たち。その後低温で調理され、旨みと甘味をしっかりと引き出した柔らかな車海老の握りがコースの中盤に登場します。
程よく火通しされたやわらかな車海老は、噛めば噛むほど口内に旨みが広がります。
▲赤身マグロの漬け
旨みのある赤身マグロに、珍しくかつおぶしをたっぷり入れたお出汁に漬けているそう。今まで経験をしたことがない香ばしいかつおぶしの風味たっぷりの赤身マグロの漬けは、数あるネタの中でも印象に残った一品です。
▲春子鯛(かすごだい)
かぼすの風味が味を引き締め、身が柔らかくとろとろでした。
▲トロ
身がしっかりとしていますが、ふわふわな食感が美味。
▲(左上から時計まわりに)コハダ、さわら、トロたくおはぎ、鯖の棒鮨、トリガイ、アジ
どれもおいしく、活き活きとした味わいを愉しみました。
▲アワビの肝ソース
やわらかなアワビに合わせているのは、濃厚な肝ソース。バターや乳製品は使用されていないのにフレンチを想わせるような濃厚ソース。こんな風に仕上げられる理由は、贅沢にたくさんのアワビの肝を使用しているから、と教えていただきました。
アワビを完食した後は、「ソースを残しておいてください…」と言われた器の中に、シャリとウニを入れていただきます。シャリと更に濃厚なウニが加わることでリゾットのようで、何とも贅沢!
最後のデザートにもこだわりを… 見た目からはわからない、コースの〆の正体は!?
岡部さんの遊び心もある独自エッセンスはデザートにまで。可愛らしい器に入れられていたスクエア状のデザートは、マンゴーや柿などのフルーツのデザートかと思いきや、「卵黄のプリン」でした! トップの緑は抹茶のソース。鮨の定番の卵焼きは登場しておらず、最後のデザートでお出迎えという、なんとも粋な仕立て。
夜:握りコース(22,000円)
お土産のご用意もあるそうです。
見た目の華やかさだけでなく、味や嗅覚など五感で愉しみながら、店主 岡部さんの遊び心も感じることができる新しい赤坂の鮨店「すし いわお」。ぜひ足を運んでみてください。
【すし いわお】
東京都港区赤坂4-3-5
オッジェンヌ 下田 悠
東京都出身。外資系医療機器メーカーの営業職として6年間働いた後、念願のマーケティング部門へ異動。趣味でベリーダンスを習うほか、ワインエキスパートの資格を保持しているなど、オフの時間も充実中。
インスタグラムはこちら▶︎@haruka.01.01