お引越しシーズンの残念なあるある
ホームインスペクション(住宅診断)、マンション管理組合向けコンサルティングを行う“不動産の達人・さくら事務所”は、ホームインスペクターたちが実際に耳にした「壁と家具・家電などとのディスタンスに関する失敗あるある」すなわち「そーなる!? ディスタンス」の事例10選を公開しました。
しっかり採寸もして、目見当では「入るはず」「オシャレになるはず」が、おさめてみたら「そーなる!?」となったことはありませんか? 自分の理想のマイホームを作るために、家具や家電に関するディスタンスを正しく採寸する方法を、お引越しシーズンの今、改めてしっかり確認しておきましょう。
引っ越しにおける「そーなる!? ディスタンス」事例10選
◆カーテンサイズ≠窓のサイズ
カーテンレール設置前に測ると、窓のサイズで発注してしまいがち。丈が足りないのはよくある失敗。
◆搬入経路に思わぬ障害物
大型家電が搬入できず… そのまま返品になることも。ドアの大きさなども確認しておきましょう。
◆天井高は知っていたけど…
わずか数センチ! 惜しい位置に梁があって家具やインテリアが納められない事例。
◆全部巻き上げても目隠し状態に…
オーダーした木製ブラインドを巻上げても、窓が20cmほど目隠しした状態に…。
◆巾木(はばき)に阻まれてしまう
忘れがちな巾木の厚み! 巾木を含めないで内寸を測ったため家具が入らないこともしばしばあります。
◆愛車はわがままボディだった
自宅駐車場に車止めを設置し、いざ愛車を停めてみると車体が収まりきらない… なんてことも。部屋選びの時点で確認しておきましょう。
◆そのすき間、コンセント差せますか?
家具とコンセントの距離が近すぎてコンセントが挿せないこともあるある。
◆新居は右開き? 左開き?
冷蔵庫は、開き方と設置場所によって完全に開かず半開き仕様になってしまう場合も。見落としがちなので注意が必要です。
◆近すぎるコンセントとガス台
火元近くのコンセントは危ない…! 火の元はよくチェックして!
◆一家団らんの食卓に、したたる雫
テーブルに鍋を置いていると、蒸気が上がって真上のペンダントライトから雫となってポタポタ落ちてくることも!? 天井も要注意です。
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せっかく家具を買っておしゃれなマイホームを作ろうと思っていても、予想外のトラブルでまた仕切り直し…。
そんなことにならないよう、今回のまとめをお部屋作りの参考に内見のときにチェックしてみてください。