【目次】
・「オーガナイズ」とは?
・「オーガナイズ」の使い方を例文でチェック!
・「オーガナイズ」のビジネスにおける使い方とは?
・「オーガナイズ」のビジネス以外のシーンにおける使い方とは?
・「オーガナイズ」のサッカーにおける使い方とは?
・最後に
「オーガナイズ」とは?
「オーガナイズ」は、「組織化する」という意味の英語「organize」からきたカタカナ語です。ですから、意味もそのまま。「組織化する」「編成する」「体系付ける」「計画する」などの意味で使います。
「オーガナイズ」の類義語
「オーガナイズ」は、とても幅広く解釈できる言葉です。なので、類義語も多くあり、シーンによって使い分けることになります。以下に、似た意味の言葉を列記してみますので、参考にしてくださいね。
・企画する
・立案する
・計画する
・青写真をつくる
・まとめる
・結成する
・話し合いの場をもつ
・事態を収束させる
・システム化する
「オーガナイズ」の対義語
カタカナ語の「オーガナイズ」の対義語を考える場合、先ほど挙げた類義語の対義語を考えるといいでしょう。ここでは、英語の「organize」の対義語も紹介しておきますね。
・偶発、偶発的な:意図せずして物事が起こることです。あらかじめ計画するのが「オーガナイズ」と考えると、これらの言葉は反対の意味をもつ言葉だといえそうです。
・実行する:「オーガナイズ」を「計画すること」ととらえれば、「実行する」ことは「オーガナイズ」の対義語といえます。ただ、「オーガナイズ」自体に「実行する」というニュアンスを含めるときもあるので、シーンの使い分けが大切です。
・乱す:「オーガナイズ」には、「まとめる」「整える」などの意味がありますので、「乱す」が反対の意味といえそうです。
「オーガナイズ」の派生語
「オーガナイズ」から派生した言葉に「オーガナイズド」や「オーガナイザー」、「リオーガナイズ」などがあります。いずれもビジネスシーンでよく使われる言葉なので、知っておくといいでしょう。
・オーガナイズド:「organize」の過去形ですね。英語では「organized」と書きます。計画済み、あるいは準備が完了しているときなどに用います。また、「オーガナイズされた」という意味で使うこともあります。
・オーガナイザー:「オーガナイズ」する人のことを指す言葉です。英語では「organizer」となりますね。企画者、立案者などのことです。
・リオーガナイズ:「再び」という意味の接頭語「re」を「organize」につけて、再びオーガナイズしたときに使います。再編成されたときなどによく用います。
「オーガナイズ」の使い方を例文でチェック!
「オーガナイズ」を使った文章を紹介しますね。職場などでさりげなく使うと「デキる!」と思われるかもしれません。
1:今期こそ、予算をうまく「オーガナイズ」しないと…。
しっかりした予算管理をしておきたいときの言い方です。オーガナイズには、計画するだけでなく、それを進行させることも含まれますから、予算の話にはぴったりですね。
2:会議室の「オーガナイズ」をお願いしたいんだけど。
会議室の支度を整えておくように頼むときの言い方です。単に会議室をおさえるだけでなく、机の配置や資料の支度など、会議がうまく進行するようにあらゆる準備を整えておいてほしいというニュアンスが伝わりますね。
3:新しい部署を立ち上げるにあたって、メンバーと仕事の内容を「オーガナイズ」させなければ。
組織を立ち上げるときには「オーガナイズ」という言葉がよく使われます。人員の配置を検討し、コストを配分し、それぞれの役割を決めるなど、組織としての秩序を持たせることすべてを「オーガナイズ」しなくてはいけません。
「オーガナイズ」のビジネスにおける使い方とは?
ビジネスシーンにおいて、もしあなたが「○○についてオーガナイズしてくださいね」と言われたら、どうしたらいいと思いますか? 上司にこのように言われたら、基本的には「○○については、あなたに任せましたよ」と言われた、と思っていいでしょう。
アウトプットは任されたことによって異なります。新規プロジェクトの立ち上げであれば、スムーズな滑り出しかもしれませんし、何らかの成果を上げることかもしれません。いずれにせよ、全体を取り仕切るように命じられたと受け取っておくといいでしょう。
もし、意味がよくわからなかったら?
とはいえ、最初にお伝えしたように「オーガナイズ」は、とても幅広い意味をもつ言葉です。「これをオーガナイズしておいて」と軽く言われても、どこからどこまで任されたのかわからず、不安になることもあるでしょう。
そんなときは、きちんと尋ねることが大切です。特に、ビジネスシーンにおいては、理解があやふやなまま進めてしまうことで、逆にマイナスの評価になってしまうこともあり得ます。
たとえば「明日の会議、オーガナイズしておいて」と言われたら、「会議室をとって、資料を支度しておきますね」などというように返しましょう。「何をしたらいいですか」と聞き返すより好印象を与えることができますよ。
「オーガナイズ」のビジネス以外のシーンにおける使い方とは?
「オーガナイズ」という言葉はビジネス以外のシーンで使われることもあります。たとえばライフプラン。ライフプランを「オーガナイズ」するといえば、人生を「設計する」「プランニングする」ということになります。
結婚や出産、その後の人生設計をきちんと冷静に計画しようとするときなどに、パートナーに「私たちのこれからをオーガナイズしてみましょう」などと持ちかければ、相手も真剣に取り組んでくれるのではないでしょうか。
また、ビジネスシーンで「オーガナイズ」というと固い感じがしますが、たとえば、友人と口論になってしまったときなどに「人間関係のリオーガナイズ」できるといいと思いますし、失恋したときなどには「心のオーガナイズ」も必要でしょう。「オーガナイズ」という言葉はビジネス以外のさまざまなシーンで用いることができます。
「オーガナイズ」のサッカーにおける使い方とは?
「オーガナイズ」はサッカー用語でもあります。トレーニング場所を確保したり、整えたりするときにも「オーガナイズ」と言いますし、選手ごとのトレーニングプランをつくることも「オーガナイズ」と言います。
1:Aコーチの「オーガナイズ」が、チームを優勝に導いた
チーム全体のコーディネートをAコーチが行ったことが、チームの実力を向上させたときなどにこう言います。
2:B選手は下半身の筋力が課題。「オーガナイズ」を頼むよ。
下半身を鍛えるトレーニングメニューを構築せよ、ということですね。
最後に
「オーガナイズ」という言葉について解説していきましたが、使いこなせそうでしょうか? 何かを計画するときや企画するときに、日本語よりも「オーガナイズ」としたほうが周囲をハッとさせることができそうですね!
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