「夫妻肺片」はどんな料理?
中華料理屋さんに行くと、メニューには難しい漢字がずらり…。頼んでみてから「この料理だったのか!」と気がつくことも。
今回はそんな読み方が難しい中華料理の中から、「夫妻肺片」を紹介します。
何の料理かわかりますか?
![](https://oggi.jp/wp-content/uploads/2022/02/cn-fh-1-1.jpg)
答えは「ふさいはいへん」シビ辛な料理です!
夫妻肺片はそのまま「ふさいはいへん」と読みます! 牛の舌、心臓、胃袋などを様々な香辛料と一緒に煮込んで薄切りにしたものを、ラー油やピーナッツ、パクチーと和えたシビ辛な料理です。
日本ではあまり知られていませんが、中国の四川料理店では定番のメニューなんです! 日本の中華料理店や四川料理店でも食べることができますよ。
◆名前の由来は?
昔、中国・成都に貧しい夫妻が住んでおり、夫は牛の屠殺場(とちく)で働いていました。ある日、屠殺場に訪れた妻が牛の内臓が捨てられているのを発見し、もったいないと家に持って帰ります。
そこで、内臓を煮てから薄く切り、唐辛子、ネギ、ニンニク、ラー油、お酢などを混ぜて和え物にして食べてみたところ、とても美味しかったため、夫妻はその料理で商売を始めることに。
初めは「夫妻廃片」(夫妻がつくる廃棄した贓物)と名前をつけて販売していましたが、「廃片」というネガティブな語感を避けて「夫妻肺片」と改められたのだとか。漢字だけ見ると「夫妻の肺の切れ端」という意味なのでギョッとしてしまいますが、ルーツを知ると納得ですね。
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難しい中華料理の漢字をサラッと読めたらかっこいいですよね。ぜひ友人や家族とシェアしてみて!
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