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2022.02.21

「韜晦」とは? 意味や使い方、類語や対義語について解説

「韜晦」という言葉を知っていますか? あまり馴染みのない言葉ですが、小説など文章で目にすることはあるかもしれません。本記事では、「韜晦」の意味や語源、類語・対義語などについて解説します。

【目次】
「韜晦」とは?
「韜晦」の使い方を例文でチェック
「韜晦」の類語にはどのようなものがある?
「韜晦」の対義語にはどのようなものがある?
最後に

「韜晦」とは?

「韜晦」の意味や語源、類語・対義語などを解説します。難解な言葉の意味を覚えて読解力を鍛えてみましょう。

(c)Shutterstock.com

「韜晦」の読み方と意味

「韜晦」とは、「とうかい」と読みます。意味は、「自分の本心や才能・地位などをつつみ隠すこと」「身を隠すこと。姿をくらますこと」です。

「韜晦」とは、自分に関することを隠す状況で使われる言葉です。何か人に言えない理由があることから、世間の目を逃れて姿をくらます時にも使用します。日常会話よりも、小説の中で目にする機会の方が多いですね。また、自分のことをむやみに自慢しない謙虚な様子を表す言葉でもあります。

「韜晦」の語源

「韜晦」の「韜」とは、「剣を入れる袋」を指し、「かくす」「おさめる」という意味があります。「晦」は「大晦日(おおみそか)」で使われる文字ですが「光がなく暗いこと」を意味します。この二つの文字を組み合わせて「自分の本心を隠す、いなくなること」という意味の「韜晦」という言葉ができました。

「韜晦」の使い方を例文でチェック

日常生活で使う機会のない「韜晦」という言葉。会話の中ではどのような使い方をするのでしょうか? 例文でチェックしていきましょう。

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1:控えめな彼女は自分を韜晦する癖があるが、実は優秀なスキルを持っている。

「韜晦」には、自分の本心や才能を隠すことという意味があります。本当は高いスキルを持っているのに、謙遜する気持ちからその能力を見せようとしない人にも使用します。物静かな性格の人や、人格者に使われることが多い言葉です。ちなみに才能や身分を隠して自慢しないことを「自己韜晦」ということもあります。

2:会社の金を盗んだ彼は、一人韜晦してしまった。

「韜晦」には、身を隠す、姿をくらますという意味もあります。例文では、悪さをして一人で逃げてしまったという状況が伺えますね。「行方知れず」「失踪する」の言い換え表現として使うこともできる言葉です。

3:彼は韜晦趣味のある人だから、お酒を飲んでも本心を話さないだろう。

「韜晦趣味」という表現もあります。「韜晦趣味」とは、自分のことをあまり話したがらない人や隠そうとする癖のある人のこと。単にシャイな性格なのか、人に言えない秘密を抱えているのかもしれません。

「韜晦」の類語にはどのようなものがある?

「韜晦」には、「自分の本心や才能を隠すこと」「姿をくらますこと」の2つの意味がありましたね。ここでは、それぞれの意味と似た意味を持つ類語を3つ紹介します。

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1:能ある鷹は爪を隠す

「能ある鷹は爪を隠す」の意味は「実力のある者ほど、それを表面に現さないということのたとえ」です。鷹は非常に鋭い爪を持っていますが、獲物をとる直前まで爪を隠す習性があります。このことから転じて、本当に力のある人は、みだりにそれを自慢したりしないものだという意味のことわざになりました。戦国武将北条氏直の言葉が由来といわれています。才能を隠すという点が「韜晦」と同じですね。

・同期の田中さんは普段大人しいが、実は英語がペラペラだ。能ある鷹は爪を隠すとはこのことだね。
・あまり自慢しない方がいいですよ、能ある鷹は爪を隠すといいますしね。

2:韜光晦迹

難しい四字熟語ですが「韜光晦迹」も「韜晦」の類語です。「韜光晦迹」とは、「とうこうかいじゃく」または「とうこうかいせき」と読みます。意味は「修行によって得た徳を自ら隠して、姿をくらますこと」。「韜光」は、「光を包み隠し、外に表さないこと」という意味です。仏教にまつわる言葉で、高い境地に達した人が俗世を離れ隠遁するというような意味合いがあります。

「韜晦」の2番目の意味、「姿をくらますこと」と似ていますね。

・皆から慕われていたお坊さんは誰にも言わず旅に出たらしい。韜光晦迹とはこのことだよ。

3:雲隠れ

「雲隠れ(くもがくれ)」の意味は、「雲の中に隠れること」「姿を隠して見えなくなること。行方をくらますこと」「高貴な人が死ぬこと。お隠れになること」です。

行方をくらますことを「雲隠れ」といいます。例えば、物を盗んだ犯人が逃げて行方が分からなくなってしまった時に「犯人が雲隠れした」と表現します。大抵は悪戯や悪いことをした時に使われることが多いですね。また、古くは人が亡くなったことのたとえとしても使われました。「あの方がとうとう雲隠れなさったらしい」とは亡くなったという意味です。『源氏物語』では、「雲隠」という巻名で主人公光源氏の死を象徴しています。

・警察は懸命に犯人の跡を追ったが、雲隠れされてしまった。
・世に繁栄をもたらした帝は81歳で雲隠れなされた。

「韜晦」の対義語にはどのようなものがある?

「韜晦」の対義語には、「犬の遠吠え」「自己顕示」などがあります。自分のことをひけらかさない「韜晦」に対し、威張ったり自慢する姿が特徴です。それぞれの意味を詳しくみていきましょう。

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1:犬の遠吠え

「犬の遠吠え」の意味は、「臆病な人が陰でいばり、陰口をたたくことのたとえ」です。気の弱い犬ほど遠くから人に吠えかかる姿から、臆病な人が陰で威張っていたり、人の悪口を言っていることのたとえとして使われるようになりました。弱さを隠すために虚勢を張っている姿は、あえて才能を隠している「韜晦」とは真逆の状態ですね。

・彼が批判ばかりしているのは犬の遠吠えだ。
・犬の遠吠えばかりしていないで、少しは反省したらどうだろう。

2:自己顕示

「自己顕示(じこけんじ)」は、度々耳にする言葉ですね。意味は「自分の存在を必要以上に他人に目立つようにすること」です。

自分の行ったことを過剰に自慢し、褒めてほしいとアピールすることを「自己顕示」といいます。また、そういう欲求が強い人のことを「自己顕示欲が強い人」と言いますね。自己顕示欲が強い人は、自分に注目してほしいという気持ちから自己中心的な考えを持ってしまいがちです。他人への配慮に欠け、印象が良くない人も少なくありません。自分の本心や才能を隠そうとする「韜晦」とは正反対といえるでしょう。

最後に

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「韜晦」とは、「自分の本心や才能・地位などをつつみ隠すこと」「身を隠すこと。姿をくらますこと」という意味です。漢字、読み方ともに難解ですが、意味はあまり難しくはありません。「自己韜晦」や「韜晦趣味」という表現も合わせて覚えて、語彙力を磨いてみましょう。

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