お呪いと呪いの読み方分かる? 意味も含めて解説!
みんな大好きな「お呪い」。この字はなんて読むか知っていますか?
お呪いの読み方は?
◆お呪いは「おまじない」と読む
お呪いは実は「おまじない」と読みます! おのろい… とのろいの言葉ではないんです。
まじないとは「神仏その他不可思議なものの威力を借りて、災いや病気などを起こしたり、また除いたりする術」をいいます。
呪いと書いて「のろい」とも読むので、まじないなのか、のろいなのか、わかりにくいですよね。そのため、おまじないは平仮名で書かれることが多いんですよ。
まじないものろいもやってることは同じ?
まじないは「神仏その他不可思議なものの威力を借りて、災いや病気などを起こしたり、また除いたりする術」とあるのに対し、のろいは「恨みや憎しみを抱いている人に災いが起こるように神仏に祈る。また、災難がふりかかったり、失敗したりするように願う」ことをいいます。
まじないものろいも神仏などの超自然的力や神秘的な力を借りるという共通点から同じ漢字が使われるようになったのではないかといわれています。
まじないは神仏の力を借りて良い結果だけでなく悪い結果のどちらも引き起こそうとしますが、のろいは悪い結果だけを引き起こそうとする点が違いますね。
呪という漢字は口に兄から成り立ちます。兄は神事を司る年長の人を表すといわれ、呪は神官が祈る際に発する言葉やその様子を指していると理解できますね。
そういった呪文を使うことが政治的な争いの場面などで増えることで、相手方の失脚を引き起こそうとするなど、ネガティブなイメージが作られていったのかもしれませんね。
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いかがでしたか? おまじないが平仮名で書くことが多くなったのは、同じ漢字を使うことによってのろいのネガティブなイメージを強く引きずってしまうことがないようにかもしれないですね。恋の呪いと表記するとなんだか振り向いてくれない相手に害が及びそうですもんね…
そして、そうやっておまじないは平仮名表記されることによって、呪いという漢字はよりのろいのイメージを強くしていったともいえるかもしれませんね。
言葉の意味/デジタル大辞泉
鶴田初芽
都内在住のOLライター。マナーインストラクターであり、実用マナー検定準一級や敬語力検定準一級など、ビジネスにおけるマナーや、マネーに関する資格(2級ファイナンシャル・プランニング技能士、金融コンプライアンスオフィサー、マイナンバー保護オフィサー)などを保有。丁寧な暮らしに憧れ、断捨離修行中!