「湯麺」はどんな料理?
中華料理屋さんに行くと、メニューには難しい漢字がずらり…。頼んでみてから「この料理だったのか!」と気がつくことも。
今回はそんな読み方が難しい中華料理の中から、「湯麺」を紹介します。何の料理かわかりますか?
答えは「タンメン」
湯麺は「タンメン」と読みます!
中国語で“スープに入った麺料理全般”を指す言葉です。例えば、チャーシュー麺は「叉焼(チャーシュー)湯麺」、ワンタン麺は「雲呑(ワンタン)湯麺」のように表記されます。
タンメンと聞くと、鶏ガラを加えた塩味のスープでもやしやキャベツ、きくらげ、豚肉などを煮込み、麺にかけたものをイメージする人が多いかもしれません。しかし実は、それは日本で生まれた料理なんです! ルーツははっきりとわかっておらず、戦前から食べられていた説もありますが、戦後に横浜の中華街で誕生したという説が濃厚です。サンマー麺は横浜発祥のご当地ラーメンなので、関係があるかもしれません。
そしてタンメンといえば、お笑いコンビ次長課長の河本準一さんのネタ「お前に食わせるタンメンはねぇ!」を思い浮かべる人もいるのでは? これはジャッキー・チェンの映画のモノマネなのですが、映画にはそのシーンは出てこないようです。河本さんによると「パッと思いついた単語が“タンメン”だった。食べたこともないし何なのかも知らなかった」とのこと。タンメンは関東以外の地域ではあまりポピュラーではないため、岡山育ちの河本さんもどんな食べ物なのかは知らなかったのかもしれませんね。
ちなみに日本風の湯麺に近い料理は、中国では「素菜湯麺(スーサイタンメン)」と呼ばれています。これを覚えておけば、中華料理屋さんに行っても迷わないはず♪
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難しい中華料理の漢字をサラッと読めたらかっこいいですよね。ぜひ友人や家族とシェアしてみて!
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