「What’s your name?」はちょっと失礼……!?
学校で習ってきた英語の中には、実際の会話で使うと失礼になってしまったり、正確に伝わらなかったりする表現というものが結構あります。
たとえば、相手の名前を尋ねたいときに使うこの表現。
「What’s your name?」
私たちからしたら「お名前はなんですか?」と言ったつもりかもしません。
でも実際には「名前は何?」というニュアンスで伝ってしまう可能性が! そのため少し失礼というか、唐突な印象を与えてしまうことも。
もちろん文法的には間違えていません。実際に、くだけた話し方が許されるような場面、つまり、子供同士や年下との会話であれば使うこともあるでしょう。
ただ日本語でも、初対面の人にストレートに「名前は何?」と聞くのは避けますよね。英語でも、基本的にその概念は変わりません。また「Who are you?」(あなたは誰?)も同様の理由から、あまり使わない表現です。
それでは、初対面の人に名前を尋ねたいときはどのように言えばいいのというと、「May I have your name?」や「Can I ask your name?」といえばOK!
いずれも「お名前を聞いても良いですか?」という丁寧な聞き方になり、初対面の人や目上の人との会話、またビジネスシーンでも問題なく使えます。
同様に、「What’s your job?」(仕事は何?)という表現も少し唐突なので、「What do you do for a living?」のような言い回しに変えたほうが無難です。
このように、私たち日本人におなじみの英語でも実は気を付けて使いたい表現というのがたくさんあります。実は“please”や“sorry”、“know”、“can”などもその一例なのです! それについてはまた今度触れたいと思います。
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machi
小学生~社会人を対象とした英語教室を運営する英語講師。英検1級/国家資格・通訳案内士/TOEIC 900点以上
生徒のリクエストによっては、数学や化学まで教えることも。○十年前の記憶を引っ張り出し奮闘中。
ただいま周回遅れで韓ドラがブーム! 本当は仕事も家事もせず1日中韓ドラを観てぐ~たら過ごすのが理想。韓国語も習得したい。