あなたは、「デジタルリテラシー」に自信がありますか?
リモートワークが増え、あらゆる局面でデジタルの力が必要とされている今。突然ですが、あなたは「デジタルリテラシー」に自信がありますか!? 自分らしく働きながら毎日をポジティブに過ごしたいOggi世代にとってまさに「デジタルリテラシー」は、これからさらに磨きをかけていきたいスキルです。
30代40代をより有意義に過ごすために「デジタル関連の仕事でキャリアアップしたい」「デジタルリテラシーがあれば将来の選択肢が広がる」と感じている人はOggi世代でも少なくないのでは!?
そこで30歳、まさにOggi世代で、ソフトウェアエンジニアとしてデジタル業界の第一線で活躍する池澤あやかさんに、デジタルについて、仕事について、お話しいただきました。
<池澤あやかさんProfile>
タレント・ソフトウェアエンジニア。2006年、第6回東宝シンデレラで審査員特別賞を受賞し芸能活動をスタート。情報番組やバラエティ番組などへの出演やメディア媒体などへ寄稿を行うほか、フリーランスのソフトウェアエンジニアとして活躍。著書に『アイデアを実現させる最高のツール プログラミングをはじめよう』(大和書房)など。
デジタルに関するスキルは社会で求められる一方、自信がもてないという意見も多々…。
▲2021年7月実施「Z世代へのデジタルスキルに関する意識調査」(インターネット調査)、対象者:日本在住の18~26歳女性、400名、ランコム調べ。
デジタルリテラシーとは、インターネット上の情報やデジタル機器(PCやスマートフォン)アプリなどに関する知識を持ち、マナーや注意点についても理解しながら活用できる能力のこと。
ラグジュアリー化粧品ブランド「ランコム」が、日本女性のデジタルリテラシーを応援する活動「Write Her Futurte」の中で、Z世代(18~26歳)の女性400名を対象に行った調査では、デジタルリテラシーに「自信がない」または「どちらかといえば自信がない」と65%が回答。
さらに71%が「デジタルを学びたい」という意欲を示し、その半数以上が「目指したい将来像のためにはデジタルリテラシーが必要」と考えているという調査結果に。
ITの需要はさらに高まり、人材不足も深刻な課題
日本社会においては、今後さらなるITの需要拡大が見込まれ、IT人材不足がこれまで以上に深刻な問題となっています。また、需要の高いIT関連業界に就業する女性の比率は13%とまだまだ少ないのが現状。そんな中、第一線で活躍する池澤あやかさんは、どのように仕事に向き合っているのでしょうか。5つの質問にお答えいただきました。
ソフトウェアエンジニア・池澤あやかさんに5つのクエスチョン!
Q1. デジタル業界の仕事を目指そうと思ったきっかけは?
「小さいころからインターネットが好きで、おもしろい動画を見つけて視聴したり、高校ではWEBサイトを作ったり。大学は文系だったのですがWEB制作の授業をとったりしていました。大学時代はWEB制作会社でのアルバイトを通してプログラミングのノウハウを学び、テクノロジー系の仕事に就きたいな、という気持ちがありました。
当時、ノマドという言葉が流行っていて、パソコン1台でいつでもどこでも働けるというスタイルに憧れていたこともあり、大学卒業後思い切ってフリーランスで活動をスタート。
私が大学生のころはプログラマーなどのソフトウェアエンジニアは3K(きつい、汚い、給料が安い)などといわれていましたが、時代のニーズに合わせて仕事の価値はかなり上がってきていて、そのイメージを覆すほどに。やりがいや達成感がありながらも、自分らしく楽しく働ける職種だなと感じています」
Q2. エンジニアとしての具体的な仕事内容は?
「大学卒業から数年はWEBクリエーターという肩書きで仕事をしていたのですが、現在はフリーランスのソフトウェアエンジニアとして、ある開発チームに所属しています。そのチームでは、LINEでコワーキングスペースの席を予約し、利用できるサービスを開発しています。
サービスは一度リリースして終わりではなく、新機能を開発したり、サービスをより利用していただきやすいよう機能を改善したり、日々アップデートしています。女性エンジニアの人数が少ないこともあり、女性のソフトウェアエンジニアを積極的に採用したいという企業も多いように感じています」
Q3. フリーランスのエンジニアとして働く魅力とは?
「私の場合、タレント活動と両立させるために、フリーランスで働くことを選んだというのもあります。タレント職は忙しいときと暇なときの差が激しく、時間も報酬も不安定で、移動も多い…。
その空き時間、どんな場所にいても、PC1台で柔軟に仕事に対応できるという意味でも、自分が好きな分野という意味でも、ソフトウェアエンジニアは私にぴったりな職業だと自負しています。ソフトウェアエンジニアの仕事は、他の仕事に比べると比較的、働き方や働く時間もコントロールしやすいですし、やろうと思えばいつでもどこでも仕事ができるのが魅力だと思います」
Q4. 今の時代に必要な「デジタルリテラシー」とは?
「PCを使ってリモートワークする、デジタルツールを使って会議をしたりすることも『デジタルリテラシー』のスキルのひとつ。デジタルツールの使い方をマスターするのに加え、企業内にあるデータをデジタル的に分析できたり、そのデータから新しい企画を生み出す、というニーズもこれから必要なスキルだと思います。
また、WEB上での資格や趣味の講座が最近は充実しているので、オンラインで賢く効率的に新しく知識を得たりすることも、『デジタルリテラシー』の一環として活用しない手はないな、と」
Q5. これからの仕事の展望は?
「ソフトウェアエンジニアとして自分が作ったサービスをより多く方に使っていただきたい、そして、利用価値のあるサービスに関わっていきたいですね。個人的には仕事だけバリバリしてという働き方にはフィットしないので、プライベートと仕事をいいバランスで、これからもこなせていけたらと思っています。私生活もやっぱりおもしろくしたいじゃないですか(笑)。
行ったことがないさまざまな場所で旅をしながら働いたり、というスタイルも、フリーランスのエンジニアという職業だからこそかもしれませんが、リモートワークが定着しつつある今こそチャンスかな、と思っています」
「今、働き方に悩んでいる人にこそ、IT業界という選択肢をぜひおすすめしたいです」(池澤さん)
「30代になると、今の仕事のこと、これからのプライベートのこと… いろいろと転換期だったりしますよね。今回、ランコムさんの『Write Her Future』のオンライントークセッションでも深くお話しする機会をいただき、自分の働き方について改めて振り返りました。
IT業界は男性が占める割合が多いのですが、女性にとっても働きやすい業界でもありますし、これからは女性がより求められていくと思います。それなりのスキルをつければ復職もしやすいですし、自分のライフスタイルに合わせて働き方をカスタマイズすることもできます。
ソフトウェアエンジニアに限らず、IT業界といってもその中でさまざまな職種があり選択肢もありますし、スキルはそこそこでも人柄やヤル気重視で採用している企業も多いように感じています。
もっともっとこれから〝のびしろ〟がある成長産業の中に身を置いていると、変化を起こしていくことが楽しいし、30代が活躍する余地が十分にあると思うんです。働き方を変えていきたいという方、プライベートと仕事のバランスで悩んでいる方にはぜひ、おすすめしたい業界です」
日本の女性たちに、今こそデジタルの力を!
ランコムがサポートする「Write Her Future」に注目
ランコムとNPO法人ハナラボがオーガナイズする、女性のデジタルリテラシーを高める機会を提供する支援プロジェクト「Write Her Future」。デジタルリテラシーに触れる機会を提供し、より多くの女性が可能性を広げ、自分らしく輝くチャンスがあることに気づいてほしい… そんな想いで昨年スタートしたプロジェクトです。
毎回デジタル分野で活躍するロールモデルとなるゲストを迎え、オンライントークセッションを開催。1月27日20:00~オンライン配信がスタートする第3回目は、今回お話をうかがった池澤あやかさんがゲスト。
デジタルやプログラミングについて身近に感じられたり、好きなことを仕事にしていく姿勢など、ポジティブな刺激をもらえるトークッセッションをお届け! デジタル業界に興味がある人はもちろん、「デジタルリテラシー」にイマイチ自信が持てない人にこそぜひ視聴いただきたいコンテンツです。
撮影/フカヤマノリユキ 構成/門司紀子