不惑でも結婚したい(…かも)。自分の行動を改めるきっかけになった
がむしゃらに働いて、キャリアを積んで走り込んだアラサー時代。それなりの恋愛もしたけど、結婚にはたどりつかないことばかり。それでも、いつかは自然と結婚したい人が現れるだろうと、運に身を任せ、能動的に結婚相手を探すことをしなかったのですが、気づけばもうアラフォー。
そんな私が結婚相手を見つけるために、思い切って結婚相談所に登録。婚活のリアルをお伝えしていきます。
前回は「結婚相談所登録後の初デート」をお届けしました。今回は、3人目に出会った男性との話。
初の婚活デートも虚しく終わってしまった筆者。お相手の人柄がなかなかの威力で、婚活テンションは奈落の底。実はそれから1ヶ月ほどお見合いを避けていました。ただ幸運にもお見合いの申し込みがそこそこあり、年収が条件より大幅に下回っていないかくらいかは確認して、お見合いをしてみようと思ったのです。
結婚相談所での婚活は、お見合い場で慣れること、登録されている男性と話す機会を多く体験して、心の免疫をつけることが必要だと感じたから。まあ下手な鉄砲も数撃ちゃ当たる精神で、もしかしたら良い人にめぐる会える可能性もあるかなと思ったし。
常識なさ過ぎ? の3人目
3人目は、40代後半のごくごく普通のサラリーマンといった印象。正直なところ、会ってみたいとは思わなかったのですが、せっかく申し込んでもらったわけだからと出かけることに。
待ち合わせは、新しいホテルの最上階のラウンジ。東京タワーが一望できるデートにもってこいのロケーション。このとき季節は夏真っ盛りで、移動するだけでも暑くてしんどい日だったけれど、約束の時間より30分ほど早く到着。
絶好のロケーションに心地よくリラックスしながら待っていた私の前に、すごく不機嫌そうな表情をした男性が現れました。それが、今回のお見合い相手・Bさん。一瞬で、お見合いがうまくいかないと感じ取れるほどの重たい雰囲気。
ほとんどの場合、お見合いは初対面の場なので、私は挨拶と一緒にお辞儀をするようにしています。その日も、Bさんが現れた時に挨拶とお辞儀をしました。すると彼は、「あ、はい」とぶっきらぼうに言い、名乗ることもなく着席。着席後に何らかの挨拶があるのかと思いきや、ずっと黙ったまま。最初の1分くらいは会話もなくシーンとしていました。
特に何かを話し始める雰囲気でもなかったので、私からアイスブレイク的な話題を投げかけると、ようやく口を開き、会話がはじまりました。
「あなたはここに何をしに来たんだ?」という気持ちになるとともに、彼の態度からも「お見合いしてやってんだから、お前が頑張れ」みたいな感情を読み取っていました。私が勘違いしている部分もあるかもしれませんが、今振り返っても、やっぱりそういう印象しか思い浮かびません。
限界! 胃痛も襲いかかり、切り上げることを決意
なんとかBさんとの会話を続けました。どんな話をしたかは覚えていませんが、とりあえずどの話もつまらなそうに答えていた、ということだけは覚えています。
40分くらいしたころ、なんでこんなに頑張ってんだろうと、ハタと気がついたのです。「そもそも私にお見合いを申し込んできたのはアンタなのに、なんなんその態度!!?」、て。この人とお見合いなんてせずに、家でゴロゴロしていたほうがよかったと後悔してしまうほど。
「帰りたい!!」その感情が一気に込み上げてきたとたん、なぜか胃がムカムカしてきました。心も体も「ムリ! 限界!」を表しているかのようで、頑張るという選択肢はもうない! Bさんには「次に予定があるから少し早めに切り上げてもいいですか?」と丁寧に断りを入れて、苦痛のお見合いを切り上げました。
その後は、ホテルのお手洗いに駆け込み、なんとか凌ぐことができました。胃のムカムカは、心のムカムカに発展。ムカつきすぎて、家で飲みすぎて、一人で二日酔いになる始末…(苦笑)。
婚活は、仕事やプライベートで出会うことがない人、わざわざ近づかない相手とも、時間を使うことになるんだということを痛感。メンタルコントロールが上手な人が婚活に向いているだなと、思い始めた出来事でもありました。
筆者は、どちらかといえば感情の切り替えが下手くそ。心のカバーの開け締めが瞬時にできずに、余計なストレス感じてしまいがち。相手が非常識だなと思っていても、「良い人でいたい」という保身的な気持ちも大いにありました。非常識と思われても、サッと切る行動も自身のメンタルを守るには必要な行為かもしれません。今回のこと経験して、他人がどう感じるかを気にすることは、相手によっては無駄な気遣いだと感じるようになりました。
お次も、、、どうなることやら。なかなか良い相手に巡り会えない婚活旅路です…(涙)
〜次回記事は2022.1.18(火曜)20時公開予定です〜
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ライター sacco
IT企業に勤めるお酒ラブ(特にクラフトビールラブ)、毎晩移住を妄想するくらいオージーラブのOLライター。お酒を片手にシュールな人間模様の観察と妄想するのが趣味。最近は国内のブルワリー情報収集も日課になりつつあるビアギーク街道まっしぐら!
ときに紛争や平和などに思いを馳せる真面目な一面を覗かせたりも。モットーは「ビールで世界平和!」