夫婦喧嘩をなるべく減らすアイデア
夫婦喧嘩をなくすことは難しいですが、なるべく減らすことはできます。夫婦によって喧嘩の内容はさまざまですが原因を話し合ったり、次に同じことで喧嘩しないように考えたりすることで、夫婦喧嘩の頻度を減らすことができるかもしれません。
◆夫婦のルールを決めておく
夫婦喧嘩に発展する多くの理由は、ルールを決めていないから。ルールが決まっていないとそれぞれが思い思いの方法をとってしまうので、意見がぶつかって相手の行動を理解できず喧嘩に発展してしまうのです。何もかもルールで縛る必要はありませんが、過去、喧嘩に発展した出来事や許せないこと、どうしてイライラしてしまうことなど、喧嘩の原因になりそうなことについてはあらかじめルールを決めておきましょう。
ただし片方が一方的に決めてもう片方に従わせるのではなく、必ず二人が納得できるルールを。「喧嘩をしないようにルールを決めよう」という目的もはっきりさせておいて。
◆喧嘩のあとに必ず話し合う
話し合いは労力が要ります。特に男性は話し合いが苦手な人も多く、話し合おうとすると避けようとする人もいます。
夫婦喧嘩のあとは気持ちを落ち着かせて話し合うチャンス。何かにつけて話し合おうとすると嫌がる人でも、喧嘩の後なら落ち着いて話し合いやすいもの。お互いの意見を伝え、「同じことで喧嘩をしないようにどうするか」を決めましょう。そうすれば、今後同じことで喧嘩をすることが減ります。
◆仲直りはしっかりと!
喧嘩のあと、なんとなく仲直りをしていませんか? 険悪なムードが何日も続いてお互い疲れた頃になんとなく仲直りをしたり、喧嘩の後セックスをして機嫌は治ったけど喧嘩の原因はうやむやになったまま、という人も多いものです。
仲直りすることは良いことですが、喧嘩の原因について明確にしないまま仲直りをするのは良くありません。モヤモヤした気持ちが残ったままになったり、同じことでいつかまた嫌な思いをしたり再び喧嘩になることも考えられるからです。
喧嘩の原因をはっきりさせて、お互いの意見が一致した状態で納得して仲直りを。
◆パートナーを思い通りに動かそうとしない
思い通りに動いて欲しいと期待するから、思い通りに動いてくれなかったときにイライラしたり腹が立ってしまうのです。それが積み重なり、やがて爆発して喧嘩に発展することは、比較的女性に多いように思います。
パートナーに何もかも過度に期待をするのではなく、お互いの得意なことを分担するのはどうでしょうか。人を思い通りに動かすことは難しい話。ですが、好きなことなら自ら率先して動いてくれるかもしれないので、お互いの得意不得意を話し合ってみるものいいかもしれません。
◆本当に必要なことかを考えてみる
「私はこんなに毎日家事をしている、夫が手伝ってくれない」と文句を言う人も多いものですが、そもそもその家事は絶対に必要なものでしょうか?
食事は毎日必要ですが、何品もおかずを作る必要はなく、ワンプレートでもいいかもしれません。毎日洗濯しているけれど、2日に1回でも問題のない量かもしれません。毎日窓拭きをしているけれど、週に1回でもいいかもしれません。もしかしたら、自分で窮屈なルールを決めているだけかも……。
毎日していることが2日に1回になればそれだけ余裕ができますし、余裕ができれば怒ることや喧嘩することも減ります。家事以外でも言えることですが、今していること、今やっていることがイライラしたり、夫婦喧嘩をしたりするまで必要なことかを考えてみましょう。回数を減らしたり、便利なサービスを利用するなど、別の方法で喧嘩を避けることができるかもしれません。
実践できそうなアイデアはありましたか? ちなみに筆者も過去夫婦喧嘩が多かったときに、これらのアイデアを取り入れてみました。今でも喧嘩はしますが、同じことで喧嘩をして心が疲れてしまうことが大幅に減ったので、夫婦喧嘩が多くて悩んでいる人はぜひ試してみてくださいね。
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ライター/コラムニスト コマツマヨ
WEBサイトライティングをメインに、インタビュー、コラムニスト、WEBディレクション、都内広報誌編集、文章セミナー講師など幅広く活動。