寝起きの口のネバつきを抑える方法
朝、起きた時に口の中のネバネバが気になったことはあると思います。これは、寝ている間に繁殖した細菌が原因です。
では、この細菌の繁殖を抑えるにはどうすればいいのでしょうか。起床時の口のネバつき予防について紹介していきます。
◆まずは、口を開けて寝ないように対策を
寝ている間は、細菌を洗い流してくれる唾液の分泌量が少なくなります。口を開けて寝ることでより口の中が乾燥し、細菌が繁殖しやすくなります。口を開けて寝てしまう癖がある人は、市販のサージカルテープやバンドを使用して睡眠をとってみてみるとよいでしょう。
また、鼻疾患によって口呼吸が起こっている人は、耳鼻科の受診が必要になります。
睡眠時だけでなく日常的に口呼吸をしている人は、鼻呼吸を意識することをおすすめします。うまく鼻呼吸するために口周りの筋肉を鍛る、舌の正しい位置のトレーニング、ガムを用いた鼻呼吸癖の定着など様々な方法があります。歯医者や耳鼻咽喉科でトレーニングをおこなっているところがあるので、相談してみるといいですよ。
◆就寝前の歯磨きは特に念入りに
歯磨きで磨き残しがあると、就寝中により最近が繁殖しやすくなります。
寝る前の歯磨きでは必ず、フロスや歯間ブラシを用いた清掃を行ってから、1本1本しっかりと歯磨きをおこなってください。
このとき、舌の上にも細菌は多く付着しているため、舌磨きもあわせてやってみてくださいね。
◆寝る直前に洗口剤を使用する
寝る直前に洗口剤を使用すると、洗口剤に含まれる成分の働きによって、朝のネバつきや口臭が緩和されます。
特にオススメの洗口剤は、「コンクール F」や「リステリン」「モンダミン」など殺菌作用のある成分が入ったもの。様々な殺菌成分が含まれている洗口剤は、たくさん販売されています。お気に入りの使用感の物を探してみてください。
◆就寝前に口の乾燥を防ぐ環境を整える
体内の水分が足りていなかったり、部屋の空気が乾燥していたりすると、口の中の水分も減ってしまい、結果的に細菌の繁殖につながります。
就寝前は、部屋を加湿したり、水分を適量とることで、少しでも口の中を乾燥させないようにしてみてください。
朝のネバつきを軽減してすっきりした目覚めに
口の中がスッキリとしていると寝起きも気持ちがいいと思います。実践できることから始めてみましょう。
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Oggi.jp's 野尻真里
日本審美歯科学会所属の歯科医師。朝日大学を現役卒業後「うずら歯科」に勤務。写真集『美人女医図鑑』を発売中。華道脇教授の資格を持つなど充実した趣味と、美容やファッションにもこだわっているインスタグラム@nojirimari も要チェック!
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