ドタバタな自宅でのガニレスト自己注射【30代からの不妊治療】
妊活を始めて3年。現在34歳の私の体験から、妊娠を考えているカップルにとって少しでも役に立つような情報をレポート形式でお届けします。
前回は、ガニレスト注射の話をお届けしました。今回は、D(デイ)11の自宅で自己注射を2本打った話。
ついに迎えた自宅でのガニレスト自己注射初日
ゴナールの自己注射で妊活を進めていくことを決意した私は、体外受精の採卵周期に入って3回目の通院で、先生からガニレスト注射が追加されることを伝えられました。そして迎えた、ガニレストの自己注射を打つD(デイ)11の朝のこと…。
高層ビルのエレベーターになぜかひとりで乗っている私。しかし、どんどんどんどん上がっていく。どこまでいっちゃうの? 私はもう降りたいのに‥。思っていた階に止らず微妙な振動でクラクラめまいがしてくる‥。
という夢を見て目覚めました。またまた汗びっしょり。採卵周期に入ってから、こういうくたびれる感じの夢をよく見るようになっていました。メンタルの不調こそないものの、深層心理のどこかでやっぱり疲れていたのかもしれません。
そんなこの日の朝は、胸が張っているのも気になりました。乳房部分が生理前みたいにパンパンになっている感じ。ホルモン剤使っているから、このくらいはしょうがないのかなと思いつつ、この日も朝ごはんを食べて11時にゴナールを打ちました。とにかく昼間はあくびが止まらないのも困りものでした。
私「次は16時か~。はぁ~」
夫「アラームかけとくね」
もはや私は仕事も休んでいるし、注射しかやることがないので、わざわざ目覚ましかけなくっても大丈夫って思ったのですが、夜、変な夢ばかりみるので、あまり深く眠れておらず、この日もずーっとベットの上でうっつらうっつら‥。
そして16時。いよいよガニレストの時間です。
意気揚々と注射の準備を進めていた夫が…
夫「はいはーい、注射の時間ですよ~」
ふざけながら、明るいテンションでいつも通り消毒綿や注射用ゴミ箱をセットしてくれる夫。注射見守るだけって気楽でいいなぁと思いました。
ガニレストのキャップを外そうとすると、本当に固い!
私「あら、本当に固いのね。やってくれる?」
夫「もちろん!」
フンッっと力を入れたその瞬間…。
夫「いってぇ~! 指に刺さった!」
私「ちょっとー!」
夫「いってぇ~、これ針痛いから気を付けて」
私「知ってるよ(笑) 高級注射なのにふざけないでよ~」
夫はキャップを思いっきりあけた反動で注射針の先端を指に刺してしまったのです。どんくさいというか、なんというか。2人でゲラゲラ大爆笑でした。
私「注射針、大丈夫かしら」
夫「針より僕の心配もしてよ~」
私「はぁ~?! この注射いくらすると思ってんのよ~(笑) 念のため消毒綿で拭いておこ」
夫「こんなキャップ固いと思わなかったんだよ」
私「昨日、看護師さんにキャップ外すの固いって言われてメモまでとってたじゃん。アナタはこれ開けるくらいしかミッションないのに、失敗しないで~」
夫「ガニレストは無事だから。落としそうになったけれど身を挺して守ったんだよ、はい!」
というわけで、自宅で落ち着いて… と思いきや、ものすごいドタバタな自己注射となりました。1本16,200円の高級注射・ガニレスト。うっかり落として割っちゃったりしたら、ものすごいショッキングな金額ですよね。なにより、体のダルさがピークなのに、病院へいくのも大変だし。本当に気を付けないと!
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クロサワキコ
34歳・主婦ライター。妊活歴3年目。男性不妊の治療や人工授精に体外受精、ステップアップを重ねていくなかで感じた不妊治療のリアルな本音を発信しています。