一両日中はいつまで? 仕事で使う場合の注意点も解説!
「一両日中にお願い致します」と回答の送付依頼があった場合、いつまでに回答を送ったら良いか知っていますか?
一両日中の正しい期限は?
一両日とは「1日または2日。いちにちふつか」のこと。
そのため、一両日中と言われた場合、【1】依頼を受けた日を1日目として翌日までを期限とすると理解する場合と、【2】依頼を受けた翌日を1日目としてその翌日までを期限と理解する場合とが考えられます。
2019年に行われたことばの総選挙でも【1】と答えた方が約7割。【2】と答えた方が約3割という結果となりました。
これは必ずしも期限の設定者と受け手が同じ期限を想定していない可能性があるということ。【1】も【2】も誤りではないのに、解釈の違いで期限超過となってしまうのは悲しいですよね。
仕事で使う際の注意点は?
期限の設定が一両日中にとあった場合には、認識の相違がないように「かしこまりました。〜日までに返答致します」と自分の認識した期限を共有しておくとお互いの認識のずれがあった場合も修正するきっかけになりますよね。
とはいえ、7割が翌日までが期限と考えているという結果からも、なるべく翌日までに回答するのがベター。
期限の設定をして依頼する場合には「〜日までに」と具体的な日付けで示す方が誤解がありません。その前に一言、「差し迫ったお願いで恐縮ですが、」などとつけられるとより良いですね。
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いかがでしたか? 業務上、いろいろな締め切りを抱えているので、締め切りが1日違うと予定が大きく変わってしまうこともありますよね。
しかも一両日中はかなり切迫した期限の設定です。差し迫っているからこそ期限を明記した方がお互いにとってストレスがないと思います。せっかく解説した言葉ではありますが、使う際には2日後の返答でも大丈夫と思える場合だけにすると良いですね。
言葉の意味/デジタル大辞泉
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鶴田初芽
都内在住のOLライター。マナーインストラクターであり、実用マナー検定準一級や敬語力検定準一級など、ビジネスにおけるマナーや、マネーに関する資格(2級ファイナンシャル・プランニング技能士、金融コンプライアンスオフィサー、マイナンバー保護オフィサー)などを保有。丁寧な暮らしに憧れ、断捨離修行中!