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LIFESTYLE

2021.11.30

酸味のあるワインが苦手な人にも! あの日本料理と好相性♡〈ワインエキスパート 下田 悠〉

「柑橘系の酸味がきいた「甲州」白ワインに合わせたい料理を紹介! 酸味が苦手な人でも楽しめます」2021ミス・ワイン グランプリ受賞/ワインエキスパートであり、Oggi専属読者モデル オッジェンヌの下田 悠さんのブログです。

オッジェンヌ 下田 悠

2千円台の白ワインと合う意外な組み合わせ! 食卓ワインのススメ

先日のミスワイン日本大会でグランプリをいただきました! 今回は、日本ソムリエ協会認定 ワインエキスパートの有資格者で、日々ワインを愛飲している私が、おすすめたいワインと、そのワインに合う意外な家庭料理を紹介します。

ワインでよく聞く甲州は… 品種の名前? 土地の名前?

今回選んだのは、すっきりだけど飲みごたえがある、「甲州」の辛口白ワインです。

お酒が好きな方なら、「甲州」は聞いたことがあるかもしれません。このワインは、ソムリエやワインエキスパートの受験勉強には必ず出てきますし、味わいも必ず覚えるワイン(品種)のひとつなんです!

ワインは、生産された土地やぶどうの品種から名前を付けることがありますが、この「甲州」はまさにそれ。山梨県甲州市塩山でつくられた「甲州種」というぶどうからつくられています。

日本の代表的なぶどうの品種とも言える「甲州」。つくり方によって、様々な表情を見せくれるぶどうなんです。まれに「個性がないワイン」と表現されることもありますが、私は日本の家庭料理に寄り添うワインとしては素晴らしいと思っています。

今回の塩山洋酒醸造の甲州は、よくワインの表現でつかう“ミネラル感”をとても感じるワインで、旨みにもつながっています。「ワインに旨み…?」と思う方は試してみると、納得できるかと思いますよ!

次はこの「甲州」と合わせたい料理を紹介します。

特に女性におすすめ! 酸味が苦手な男性が飲むときはアレを使って!

おうちで楽しめる「甲州」白ワインは、柑橘系の酸味をしっかりと感じられ、この酸味は、女性は特に好きな味覚と言われています。所説ありますが、その理由は古代にまでさかのぼるのだとか…。古くから愛されているのですね。私も綺麗な酸味は大好きです!

でも、男性と食事をするとき、「渋みは良いけど、酸味は苦手」と言われる確率も高いかなとも感じています。

そんなときには、合わせる食事を変えてみましょう。酸味の感じ方をやわらげ、おうちごはんにマッチする組み合わせを見つけました!

それは…

「ダシと根菜がらっぷりの豚汁」×「湯呑みでワイン」! この組み合わせが最高な理由

ワインと豚汁って想像できないかもしれませんが、私は日本ワインは“旨み”を感じるワインが多いように感じていて、せっかくあるワインの旨みを殺さずに調和させるものは、和食だと思います。なので今回は、ダシがきき、根菜もたっぷり入った豚汁にしてみました。

もちろんインスタントや、買ってきても良いですが、自分でつくるのならいつもよりもダシ感多め、お味噌はやや少なめにして、やさしく仕上げるとよく合います。やさしくするために、いつもは豚汁の仕上げにごま油をかけるのですが、今回は豚からの油のみです。

そして、豚汁と合わせるときは“湯呑み”でワインを飲んでみてください! やってみて気づいたのですが、湯呑みで飲むことで酸味がやわらぎます。

もちろんワイングラスの方がワインの香りを感じることができますが、今回のような酸味が少なく旨みのあるお料理と合わせるときは、ぜひ湯呑みで。見事に調和してくれます。

食事が終わった後は、ワイングラスでいただいて、ワインの表情を変えて楽しむのもアリ♪ ゆっくりとできて優雅な気分になれます。ナッツとの相性も最高!

生産者の萩原さんに聞いたところ、天ぷらにもとても合うとのこと♪ 酸とミネラルがしっかりしているので、ちょっとオイリーなお食事でも合うのでしょうね!

以上、甲州白ワインを楽しむためにおすすめしたい、「ダシたっぷりの豚汁」×「湯呑みワイン」でした!!

◆今回飲んだ日本ワインはこちら

銘柄:ザルツベルク甲州
色と味わい:白(辛口)
ぶどう品種:甲州100%
ワイナリー:塩山洋酒醸造
価格:2,250円(税込)

日本ワインコンクールで入賞しているワインです!

オッジェンヌ 下田 悠

東京都出身。外資系医療機器メーカーの営業職として6年間働いた後、念願のマーケティング部門へ異動。趣味でベリーダンスを習うほか、ワインエキスパートの資格を保持しているなど、オフの時間も充実中。

インスタグラムはこちら▶︎@haruka.01.01

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