32歳でミスコンチャレンジ! 2021ミスワイン グランプリ受賞まで
11/5(金)に、京王プラザで行われたミス・ワイン日本大会に出場し、なんとグランプリをいただきました!
グランプリの受賞後は、テレビの取材などあり、なかなかない機会で緊張しました。
応募したきっかけは、ワインエキスパートの資格を持っているけれど、もっと「日本に住む人がデイリーにワインを飲む」「日本でワインを飲む人を増やしたい」、そんな想いがあったから。ミス・ワインの活動を通じて私の夢に一歩近づくことができると思い、申込を。
ワインを愛する気持ちは誰にも負けない! と思い参加しましたが… 心が折れそうになる困難もたくさんありました。
実はコンテストに出場すること自体迷っていて、年齢も30歳を超えているし、時間もお金もかかります。一週間の長野県・塩尻市でのセミナー参加に加えて、日本大会は平日でしたので、そもそもお仕事もおやすみできるかも心配でした。
でも終わってみて、チャレンジしてみて本当によかったと思える結果でした。グランプリを頂いただけたことはもちろんですが、挑戦しなければ得られなかった経験がありました。協力いただいた会社の上司やチームメンバーにも感謝です。
32歳でチャレンジしたミス・ワイン、私なりにレポートしたいと思います。
ミス・ワインの審査内容
ミス・ワインで求められるのは、大人の女性としての品格、そしてワインを表現する力。
約200名の書類審査から合格者が選ばれ、それから面接。ファイナリスト11名まで選抜されます。その後、一週間塩尻でセミナーを受講し、当日の日本大会に挑みます。
今年の審査内容は主に、1. ウォーキング、2. ドレス・私服審査、3. スピーチ、4. 質疑応答の4点でした。
私にとって一番の難題は、スピーチと質疑応答。審査員、スポンサーや観客の方が50名以上の前で、1分30秒で自己PRスピーチ。さらに5名の審査員のうち1名から、1〜3分程度の質疑応答。
スピーチするとき、自分が関わる仕事の製品のことを話せる自信はありましたが、自分自身のことを人前でマイクを使い、端的に話すなんて経験はなかったので、緊張!
スピーチの練習は、塩尻でのセミナーでピアニスト・武村八重子先生にご指導いただきました。
短時間で発声、スピーチ内容を指導するため、真剣な武村先生の言葉に涙するファイナリストも…。でも短い時間で11名のスピーチを劇的に変える、武村先生の指導力は圧巻でした。先生のような女性になりたい…。
セミナーが終わると、大会当日まではたったの一週間。スピーチの練習をすべく、家にいる時、駅までの移動中など、毎日ブツブツと呟いていた私… かなり怪しかったと思います(笑)。
セミナーでは貴重な体験ができました
一週間、塩尻で受けたセミナーの内容について紹介します。先述のスピーチ以外にも、講習会や表敬訪問などあり、予定はびっしり!
そのひとつに、正しいウォーキングを身につける、というものもありました。モデルで女優の滝沢杏弥先生から、ウォーキングとポージングのレッスンを受けます!
◆ウォーキング
滝沢先生は「下腹部から脚があると思って、脚の間を閉じながら歩いてください」と教えてくれましたが、これができそうで、なかなかできない。そして次の日は見事筋肉痛に。
このウォーキングも、身体に覚えさせるために自宅に帰ってからも毎日練習しました。
やり続けると、いい効果がありました! 今まで下っ腹に全く力を入れて歩いていなかったようで、正しいウォーキングを意識していると、なんと下腹部ぽっこりが改善しました! それくらい歩き方は大事なんですね。
◆食事とワイン
セミナー中は宿泊場所、1日3食の食事もいただきました(もちろん塩尻のワインも…!)。至れり尽くせりで感謝です…!
今まで地域に限らず日本ワインを飲んでいました。塩尻ワインをこんなにもたくさんいただく機会は今までなかったので、改めて飲んで上質な味わいと、素材を引き立たせるワイン自体の実力、そしてマリアージュに魅了されました。こちらは文量が多くなってしまうので、またの機会に!
◆ワインセミナー
今回私が一番楽しみにしていたワインセミナーでは、とても貴重な体験ができました。
講師は、私も大ファンのソムリエ 石田通也先生! 以前はワイン講師をされていたようなのですが、今はご自身がオーナーを務める、Le SALONの経営に専念されているので講義を受けられるのは貴重。
ワインに関する知識はもちろんですが、石田先生が大事にされているのは「常に相手」を考えること。ソムリエとして、そして経営者としても成功されている石田先生であっても「お客さまに対して奢らずに提案をする」ことをポリシーとしていて、素晴らしいサービスについてを考えられています。今後、私はワインバーを経営していく予定があり、ビジネスマンとしても、サービスマンとしても、勉強になりました。
ワインセミナーでは、ワイナリー訪問も。塩尻市のワイナリー「ドメーヌ・スリエ」では、収穫前の黒ブドウや醸造所も見学できて感動! 興奮のあまり、担当の方を質問攻めにしてしまいました(笑)。
歴史ある信濃ワインへの訪問では、社長の塩原悟文さんから、ワインづくりへの想いや、日本ワインが広がらない葛藤など、熱意を持ってお話いただきました。お話を聞いた上でいただく信濃ワインは格別!
◆奈良井宿へ
セミナーでは、信濃ワインも楽しめる、奈良井宿に行きました。伝統技術である漆塗りや奈良井宿の街並みを観賞したのですが、異世界のようでまるで江戸へトリップしたような、そんな街でした。
▲漆塗りのワイングラス。とっても美しくてお土産に買っちゃいました♪
とても楽しい時間でしたが、ただの観光だけではないのです。魅力を伝える立場として、しっかりヒアリングができているかなども審査の対象。真剣に取り組みました。
ファイナリスト参加者は…!? ワイン資格WSETやJSAの有資格者に、ワイン愛好家も!
ミス・ワインってどんな人がいるの…? とはじめて聞く方は疑問に思う人も多いと思います(私もそのひとりでした)。
ファイナリストには、国際感覚をもち語学も堪能など、優秀な方々が大勢。
今回集まった方々の年齢は25歳から37歳までで、ほかの“ミス”コンテストよりも年齢層は高めかなと思います。ワインの魅力を伝えられる(ワインの愛飲歴がある)方となると、自然と年齢も通常のミスコンテストよりも高くなるのかもしれません。
過去のファイナリストの方は、ワインの情報発信をされている方、ワインスクールで講師として活躍されている方も。
▲控室での一枚。グランプリ、準グランプリで撮影しました
ミス・ワインになれて本当に嬉しいです。これからミス・ワインとして、主に日本ワインを広める活動とワイン業界発展の一助となれるよう頑張っていきたいと思います。
Oggiのブログを通じて、またワインの紹介ができればと思っていますので、よろしければチェックしてください!
オッジェンヌ 下田 悠
東京都出身。外資系医療機器メーカーの営業職として6年間働いた後、念願のマーケティング部門へ異動。趣味でベリーダンスを習うほか、ワインエキスパートの資格を保持しているなど、オフの時間も充実中。
インスタグラムはこちら▶︎@haruka.01.01