角打ち割烹で日本酒を楽しもう
最近よく聞く、お料理と日本酒のペアリング。
日本酒って、なんだか難しくてちょっと敷居が高いと感じてしまいますよね。今回は、私のように「日本酒には詳しくないけどペアリングって何だか気になる!」という人にオススメのお店を紹介しちゃいます!
そのお店は、2021年11月1日に中野に本オープンした「角打ち割烹 三才」。
お料理は旨味や出汁がベースとなっていて食材の味を味わうことができ、日本酒はオリジナルブランド「WAX&WANE」を中心に常時40種類以上を楽しめる、角打ちスタイルの新店舗。
色々な種類の銘柄を楽しめるようにと、一口サイズの2勺(36ml)からオーダー可能なのも嬉しい!
「WAX&WANE」は、日本酒好きな方にはもちろん、あまり馴染みのない人にも日本酒文化に触れてもらいたい! という思いから作られたブランド。店内に飾られた粋な日本酒ラッピングは、日本全国の酒蔵から厳選された12種類の銘柄を、タイダイ染プロダクトを提供するクリエイター「YUKIDYE」による手染め手ぬぐいで表現したもの。店内も鮮やかに彩られます。
店内は気軽に立ち飲みが出来るスペースと、奥にある予約制のカウンター6席のみのカウンター割烹が。(※こちらはコース予約のみでの営業。)
素材の味を楽しめるお料理のラインナップ!
立ち飲みスペースでいただけるお料理でオススメなのが、干し椎茸の王様、鹿児島枕崎産「花どんこ」から出汁をとった洋風茶碗蒸し「花どんこのフラン」。この日のペアリングは新政酒造のお酒でした。
料亭などでみりんの代わりに使用されることもある赤酒でいちじくとレーズンのドライフルーツを煮詰め、マルカルポーネチーズとあえた「いちじくマスカルポーネ」。ペアリングは京都の「伊根満開」と香川の「讃岐くらうでぃ」を使用したマッコリのような日本酒カクテル。
地中海の伝統料理を和風にアレンジした「大豆のフムス」は大豆の甘みと旨味がポイントに。ペアリングは土田酒造の通常の2.8倍のアミノ酸がギュッと詰まった「研究醸造DATA.15」。
他にも、フルーツの甘みで炊いた角煮やスモーキーな燻製ポテトチップス、ラーメンなどもいただくことができます。
奥のカウンターではボリュームたっぷり8品の贅沢割烹コースとペアリングを楽しむことができます。
◆小野田豆腐の冷奴
中野の名店「小野田豆腐店の絹豆腐 四代目」の豆腐に豆乳仕立ての餡をかけた、大豆の旨味がたっぷり詰まった濃厚豆腐。ペアリングは口万の青煌。
◆大山鶏のシュークリーム
大山鶏の生ハムとエシャレットが隠し味に使われたディプロマットクリーム(生クリームとカスタードクリームのMIX)がたっぷり入った、甘じょっぱいシュークリーム。
◆厚切り牛タンとあご出汁で炊いたズッキーニ
出汁で炊いたズッキーニと柔らか牛タン。優しい出汁の味が口の中に広がります。
▲ペアリングの天隠を出汁で割っても美味。
◆泡で食べる肉じゃが
割り下と生クリームで仕上げたじゃがいものエスプーマで仕上げた斬新な一品。下味の付いた具材とエスプーマを一緒に口の中に入れると肉じゃが完成するのが不思議で楽しい。
◆たい焼きベッカフィーコ仕立て
パイ生地で出来たたい焼き皮の中に、シチリアの郷土料理ベッカフィーコ風にアレンジした鯛やパン粉やレーズンがぎっしりと詰まった、和洋ミックスのパリパリパイ包み焼き。
◆自家製キメラのクリームコロッケ
ん? と二度見してしまう、尾はエビ、頭はカニの爪のクリームコロッケ。ふたつの素材のいいとこ取り!「キメラ」は、数種類の動物のパーツが組み合わさったギリシャ神話に登場する怪獣が由来しています。
◆ローストディア
旬の長野産の野生鹿の燻製。いちごジャム+スパイス、マルドンの塩などでいただく、素材を生かしたシンプルな一品です。鹿肉を締めた後に急速冷凍されているため臭みがなく、ジビエが苦手な人でも食べやすくなっています。
◆勢政宗のアッフォガード
デザートは、ガトーショコラに大胆に勢政宗をかけた斬新なもの。チョコレートの甘味と酸味、苦味が意外にも日本酒と相性◎
* * *
日本酒をその日の気分や好み、お酒の強い弱いに合わせて選んでもられるのはとっても嬉しい♡ お酒に詳しくなくても、お店の人に色々相談しながら自分だけのペアリングをチョイスできるのは贅沢ですね!
【角打ち割烹 三才】
東京都中野区中野5-60-2ライオンズプラザ中野110号
中野駅北口より徒歩3分
営業時間:17:00~
定休日:水曜日
割烹コース:12,000円/1日6名限定(コース内の日本酒ペアリングが含まれております。)
お問い合わせ先:03-5942-8789
手土産姉ちゃん 大雄寺幹子
女性誌の制作に15年以上携わり、常に情報のシャワーを浴び続けるデザイナー。
職業柄見た目も重要だけど、味が一番大切。「手土産はコミュニケーション」を信条としている。学生時代にデパート地下のお菓子売り場でアルバイトをしたのをきっかけにデパ地下の魅力に取りつかれる。
以来、20年以上最低でも週に3回以上(多いときは週5日)はデパ地下に通うマニア。今までに手土産、お土産、自分へのご褒美に費やした総額は高級外車が買えるほど。(現在も金額は日々更新中!)
365日手土産、お土産、お取り寄せ、自分へのご褒美情報を仕入れ、デザイナーとしての仕事の他、手土産の相談を受ける日々。手土産は貰うのもあげるのも大好きで365日、何かしら甘いものを食べるスイーツマニアでもある。