【目次】
・「発想力」の意味とは?
・「発想力」がある人の特徴とは?
・仕事に役立つ!「発想力」の鍛え方とは?
・「発想力」が活かせる仕事とは?
・英語表現とは?
・最後に
「発想力」の意味とは?
ビジネスやクリエイティブな分野で重要とされる「発想力」。なんとなく意味は想像できても、詳しい内容まで知っている人は少ないかもしれません。社会人として必要な語彙力を身につけましょう。
意味
そもそも「発想」とは、「物事を考え出すこと」「新しい考えや、思いつきを得ること」という意味があります。そのため「発想力(はっそうりょく)」とは、「物事を考え出したり、新しいことを思いつく能力」を指します。
芸術作品や発明品だけではなく、ビジネス事業や商品開発など、様々な分野で使用される言葉です。また、日常的なアイデアを思いついた場合にも使われます。日常会話の中では、「発想を切り替える」「発想力を鍛える」というように使われます。
「発想力」と「想像力」の違い
「発想力」の類語の一つに、「想像力」があります。「想像力」の意味は、「実際には経験していない事柄を、推し量る能力や心の動き」「現実には存在しない事柄を、心の中に思い描く能力」です。「想像力を働かせる」などと言ったりしますよね。
以上のことから、「想像力」とは、「頭の中でイメージをする力」。対して「発想力」は、「アイデアを生み出す力」ということができます。
「発想力」がある人の特徴とは?
誰もが驚くような斬新なアイデアを思いつく、「発想力」がある人には憧れますよね。「発想力」が優れた人は、どのような特徴があるのでしょうか? 詳しく解説します。
1:独創性があり、固定概念に囚われない
「発想力」がある人は、クリエイティブな独創性があります。物事を考えるときにも、「これはこうあるべき」という常識に対して、「本当にそうなのか?」と疑う習慣を持っています。逆転の発想を取り入れることで、大抵の人が思いつかないような斬新なアイデアを思いつくことができるのです。常に柔軟な思考力と発想力を持ち続けている人物であるといえるでしょう。
2:ユーモアに富んでいる
奇抜なアイデアを思いつき、なおかつそれを実現させることができる優秀さと、どこか親しみのある人間臭さを併せ持っていることも特徴の一つ。「発想力」のある人は優れた能力を生かして、会社の中でも重要なポストについていることも珍しくはありません。
しかし、人と話す時もユーモアや冗談を混じらせることが好きなため、同僚や部下を緊張させません。「将来はあんな人になりたい」と憧れられている人も多いでしょう。
3:使命感や志を持っている
「発想力」がある人は、自分の仕事や生き方に強い使命感を持っています。「自分の仕事でこれをやり遂げたい」「こういう生き方がしたい」というビジョンを明確に持っているため、どんな困難があっても、最後までやり遂げることができます。その強い志で仕事のチームを引っ張りまとめ上げる、リーダーシップを持っている人もいます。
仕事に役立つ!「発想力」の鍛え方とは?
仕事でなかなかいいアイデアが思い浮かばないことってありますよね。「発想力」は、才能だと思っている方もいるかもしれませんが、日々の習慣を積み重ねれば鍛えることもできますよ。「発想力」に自信のない人でも、試しやすいおすすめの方法を紹介します。
1:アウトプットを多くする
「発想力」を鍛えるためには、「アウトプット」をする機会を増やすことが有効です。SNSやブログで、自分が決めたテーマや伝えたいことなどを発信してみましょう。最初から完璧を求めず、「質より量」だと思って取り組みましょう。たくさん数をこなすことで、「発想力」の質も向上するはずですよ。
2:自分と異なるタイプの人と付き合う
「発想力」を鍛えたいなら、自分と異なるタイプの人と会話をしてみましょう。普段ならあまり関わらないような異業種の人の考え方や価値観、趣味などを知ることで、自分の中の知識量がアップするはずです。色々な人と交流し、「こういう考え方もあるんだ」と刺激を受けることで、いつもなら思いつかないアイデアを得られるかもしれませんよ。
3:異なるもの同士を組み合わせて考えてみる
「発想力」が優れた人が行っている発想法のひとつに、「異なるもの同士を組み合わせる」ことがあります。普段生活をしている中で、目に入ったものを適当に組み合わせて、「この二つを組み合わせたらどんな製品を作り出せるだろう?」と考えてみるのです。そのような柔軟な思考や遊び心を持つことで、思ってもみない、ひらめきが生まれるかもしれません。
4:発想法などのビジネス本を読む
誰でも、ゼロから「発想力」を磨くのは難しいものです。効率的に能力を身につけたいのなら、発想法に特化した本を読んでみましょう。ビジネスの世界で優れた、「発想力」を発揮した人が書いた本を読むことで、新しいアイデアを生み出すコツを学ぶことができるでしょう。
「発想力」が活かせる仕事とは?
中には、アイデアを生み出したりすることが得意な人もいますよね。「発想力」は、どの職業であっても必要な能力であるといえますが、その中でもおすすめの職種を紹介します。
1:企画系
イベントの企画や、新商品を開発する部署なども、「発想力」が優れた人材が必要です。「こういうものがあったら便利なのに」「こういう企画があったらバズりそう」など、世の中の流行を敏感に察知して、人々が求めている物を作り出すことに興味がある人は、企画系の職業を考えてみてもいいかもしれません。
2:クリエイティブ系
何か新しいアイデアを生み出したい、世の中に価値のあるものを創造したいと考えている人は、クリエイティブな分野の職業もおすすめです。具体的な職業としては、プロダクトデザイナーや、動画クリエーター、開発ディレクターなどが挙げられます。「こういう物を作りたい」というアイデアをどんどん形にする行動力があれば、夢を実現できるかもしれません。
英語表現とは?
「発想力」の英語表現としては、「innovation」と「creativity」が挙げられます。「innovation」は、主に新しい技術を開発する際などにふさわしい表現です。「Making new business plans requires innovation」(事業企画を作るためには発想力が必要です)。
また「creativity」は、芸術的な才能や、新しい企画を生み出すときに使われます。「We need creativity for the new project」(新しい企画のためには、発想力が必要です)。
最後に
今回は、「発想力」の意味や、能力が優れている人の特徴、「発想力」の鍛え方などを紹介しました。「発想力」がある人が、斬新なアイデアや商品を生み出せるのも、日々思考力を鍛えているからなのかもしれませんね。「発想力」は才能だから… と諦めず、憧れの人の発想法を取り入れて、スキルをアップさせてみてはいかがでしょうか?
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