除菌効果もある漂白剤、正しく使うポイントを解説
前回の記事では、掃除をする上で欠かせない「洗剤」の種類や相性の良い汚れについて紹介しました。
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洗剤の種類や選び方の基本、洗剤と汚れの最適な組み合わせについて学んだところで、今回は「漂白剤」について紹介します。
キッチンやバスルーム、洗濯などさまざまな場で役に立つ「漂白剤」。ですが、種類があってどのタイプをどこで使えばいいか迷ったことはありませんか? そんな悩みには、漂白剤の種類や使い道などをチェックしていきましょう。
漂白剤は3種類、その使い方は?
染み抜き・漂白・除菌などに使える漂白剤、洗剤と同様3種類に分けられます。
◆酸素系漂白剤
弱酸性の液体、弱アルカリ性の粉末タイプ。強い臭気がなく、塩素系より穏やかな効き目で、色物や柄物にも使用可能です。主成分の過炭酸ナトリウムが、炭酸ソーダ・酸素・水に分解されるので、ナチュラルクリーニング剤として利用できます。但し、金属や革、大理石などには使用NG。注意事項は事前に確認しておきましょう。
《これらのお掃除にピッタリ》
・ポット洗浄
・洗濯槽洗浄
・まな板やスポンジの除菌
◆塩素系漂白剤
酸素系漂白剤では落とせない頑固な汚れに! 漂泊・除菌力も強い洗剤なので、手や目などを保護して、換気をしながら必ず単体で使用しましょう。注意事項もしっかり確認することが大切です。
《これらのお掃除にピッタリ》
・風呂の黒カビ
・便器の黒ずみ
・排水口の黒ずみ
◆還元系漂白剤
酸素系・塩素系漂白剤では落とせない、さらにガンコな汚れなどに使用できます。
《これらのお掃除にピッタリ》
・鉄サビ
・赤土などのシミ洗浄
注目の進化系除菌剤「光触媒」って?
漂白剤は除菌の効果もありますが、最近話題になってきた進化系の除菌剤も注目。それが「光触媒」です。
光触媒を利用した除菌剤は、作用する仕組みは違えど中性洗剤と同じ範囲で使用でき、ほぼ場所を選ばずにモノを傷めることなく使用できます。
汚れの元を酸化分解し、汚れ落としが楽にできます! 花粉アレルゲン低減効果も期待できるものも。無味・無臭・無刺激で掃除から除菌・消臭までカバーするマルチクリーナーとして使えるのが嬉しいポイント。
ですが、価格は高めなので、中性洗剤やアルカリ洗剤と併用して上手に利用するのがお勧めです。
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メンテナンスアドバイザー 鈴木光代
株式会社SBMplus 代表取締役。創業50年ビルメンテナンス会社3代目。ビルメンに携わること28年。
傍ら、日本の最先端技術活用の324ecoブランドを設立。
スキンケアスペシャリスト。睡眠コンサルタント。アーユルヴェーダマイスター。