ゴナール初日、副作用で何もできなくなる【30代からの不妊治療】
妊活を始めて3年。現在34歳の私の体験から、妊娠を考えているカップルにとって少しでも役に立つような情報をレポート形式でお届けします。
前回は、病院で体外受精の話を聞いた後、帰りに夫婦で話したことの話をお届けしました。今回は、ゴナールの副作用のお話。
ゴナールの副作用の始まり
前回お話したD(デイ)3では、病院で初めてのゴナールを打ち、帰り道に紀尾井町の赤プリでランチを楽しんで、午後は家で映画をみたり本を読んだりしながらのんびり過ごしていました。が、夜、お風呂から上がるとなんだか頭がすごく痛くなりました…。
夫「いつもの片頭痛? 今日、病院だったし初めての注射で疲れが出たのかね?」
私「うん、片頭痛というより、頭の両側から痛みがくる感じ。早めに休むね」
いつもは0時過ぎまで夜更かししているんですが、この日は22時ごろに就寝しました。
ゴナール初日の夜、大雪に足をとられながら必死に歩く…
初めてゴナールを打った日の夜、とてもグッタリする夢を見ました。
そこは一面の銀世界。テレビや映画でしか見たことがないレベルの雪国にいる私。スキーウェアより重たいもこもこした服を着て、足はスノーブーツ、分厚い手袋をして、一生懸命、坂道を登っているのです。でも、深く積もった雪に足をとられてうまく歩けない…。どうなってるの、いったい…?
——そこで、夫に起こされて目が覚めました。
夫「大丈夫? めちゃくちゃうなされてたけど…」
私「夢か…。大雪のなかを一生懸命歩いている夢を見ていたの…。あれ? なんだろう…? 手が変…」
グー、パー、グー、パー。手を動かしてみると雪山の夢のなかと同じようにグローブをつけているような感覚。起き上がってみると、体が全部重たい。しかも寝汗はびっしょりです。
トイレへいくのもやっと。強烈な倦怠感
朝から倦怠感という言葉では足りないほどの体の重さを感じることに。これが私のゴナールの副作用でした。
家のなかにいても、まるで雪山状態。足も手も、全身重たい。寝る前のめまいはだいぶよくなったものの、リビングから数メートル先のトイレへ行くだけでヘトヘトになり、汗をかいてしまうような状況でした。
夫「昨日のお昼はあんなに元気だったのにねぇ」
もっとも心配していたメンタルの崩壊はなかったので、私自身は「あ、副作用ってこんなものか」と思っていたのですが、汗だくでヘトヘトになっている様子を見ていた夫はすごく悲しそうな顔をしていました。
確かに、ゴナール打った直後と翌日とで、こんなに体調が変わるなんて…。普通に仕事へ行っていたら、周りの人にも驚かれてしまっていただろうなぁと思います。
次回は家で初めてゴナールを打った話をお届けします。
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クロサワキコ
34歳・主婦ライター。妊活歴3年目。男性不妊の治療や人工授精に体外受精、ステップアップを重ねていくなかで感じた不妊治療のリアルな本音を発信しています。