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2021.09.30

二面性がある人に見られる特徴とは? 言葉の意味や言い換え表現まで、まとめて解説

「二面性」を持つ人は、何を考えているか分からず、ミステリアスでマイナスなイメージがありますが、時と場合によって表情や態度を変えることが出来、柔軟性に富んだところは強みでもあります。では、この強みをどのように活かしたらいいのでしょうか。ここでは、「二面性」がある人に見られる特徴や、心理について紹介していきます。

【目次】
「二面性」とは?
「二面性」の言い換え表現や類語とは
「二面性」の使い方・例文とは
「二面性」がある人に見られる特徴
「二面性」を持つ人の心理とは?
最後に

「二面性」とは?

(c)Shutterstock.com

「二面性」という言葉を聞いたことはありますか? 「二面性」の性格を持つ人は、今までの印象と急に違った面が現れて、怖いと思われることもありますが、そこが魅力的に見られることもあるのです。また「二面性」を持つ人は、性別に関係なく、男女どちらにもいます。

「二面性」の意味

「二面性」とは、<にめんせい>と読みます。「二つの面」という漢字が使われているように、「2つの矛盾する要素を内包している性格や性質」の事です。先ほど、「二面性」の性格を持つ人は怖いと思われることがある、と述べましたが、例えば、「普段は穏やかで優しいのに、怒ると怖い」というように、対照的な表情を持っている人が挙げられます。

つまり「二面性」は、「表面上は分からない性質や特徴がある」人など、性格に対して使う言葉です。また、「二面性」という言葉は、人や人の性格以外に、事物に対しても使うことが出来ます。事物に対して使用する場合は、「正反対の特徴や性質を持っている」という意味で使うことが出来るのです。

「二面性」と「二重人格」の違い

「二面性」と「二重人格」は、ニュアンスが異なるので混同しないよう気を付けましょう。「二重人格」は、「同一人物の中に、異なった人格を複数有していること」で、全く異なる人格が存在していることを指します。一方「二面性」は、「二つの相反する要素を含んだ性格」を言い表すのです。似ているようで意味が異なるので、間違った使い方をしないように注意しましょう。

「二面性」の言い換え表現や類語とは

「二面性」には、いくつかの類語表現があります。一つ目は「裏の(が)ある」です。「裏の(が)ある」という表現には、言外に「表」という言葉も示唆します。表の顔と裏の顔という二つの面を持っているという点で、「二面性」の類語といえるのです。

二つ目に、「八方美人」という言葉を取りあげます。「八方美人」とは、「八方からみても美しい人」という意味が転じて、「誰にでも愛想がよく付き合う人」という意味になりました。本心を見せないで、誰にでも良い顔をするという否定的な意味で使われることが多い言葉です。

三つ目は、「別の顔を持つ」という表現になります。いつも見せている顔(性質や性格)とは違う、もう一つの顔(性質や性格)を持っているという意味です。

「二面性」の使い方・例文とは

(c)Shutterstock.com

「二面性」は、「二面性がある」「二面性のある」「二面性を持つ」といった使い方をします。例えば人に対して、「表向きの印象が良い人ほど、意外な二面性を持っているものだ」という風に表すことが可能です。事物に対しては、「どんなものであっても、メリットとデメリットの二面性があるものだ」などと使うことができます。

「二面性」がある人に見られる特徴

「二面性」を持っている人は、独特な特徴を持っています。そんな特徴に周りの人は魅了されるのです。「なんとなく魅力的な人だな」と思う人が周りにいたら、その人は「二面性」がある人なのかもしれません。

1:オンとオフの区切りがはっきりしている

「二面性」のある人は、何かにつけて区切りがはっきりしていることが多いです。例えば、仕事中はスケジュールやタスクの管理がしっかりしているのに、プライベートでは部屋の掃除が出来ない、などが挙げられます。仕事とプライベートで、はっきりと異なった性質を持っていたり、心理的に距離がある人と親しい友人で接し方が変わったりするなど、オンとオフが割とはっきり分かれているのが特徴です。

恋愛面においては、その「二面性」がギャップとなり相手の恋心をくすぐることもありますが、まったくの逆効果になってしまうこともあるので難しいところです。

2:基本的には良い人

「二面性」があるということは、自分を「良い部分」と「悪い部分」に分けられるということでもあります。したがって、基本的には片方の「良い部分」を見せているのです。誰からも好かれようと相手に合わせて態度を変えることが出来るので、良い人という印象を抱かれます。

3:見た目と性格の差が大きい

「二面性」というのは性格だけでなく、外見にも表れてきます。例えば、いかにも強面な人が席を譲ったり、とても周りに配慮した行動をとったりする場合や、見た目は明るそうなのに、実際に話してみたらシャイであるなど、見た目と性格のギャップがあるというのも「二面性」がある人の特徴です。

「二面性」を持つ人の心理とは?

(c)Shutterstock.com

普段の顔と、ふとした時に表れるもう一つの顔という2つの顔を持っていると、周りは「どっちが本当の性格なのだろう?」「本当はどう思っているのだろう?」と、そのミステリアスな雰囲気に魅力を感じます。

しかし、「二面性」を持っている人は、意識的にそうしているのではない場合がほとんどです。「二面性」を持っている人は、無意識にどのようなことを考えているのでしょうか。その心理について紹介します。

1:みんなに良く思われたい

「二面性」のある人は、良好な関係を築きたいと強く思い、その結果、相手によって態度を変えることがあるのです。

2:本音を知られることに抵抗がある

「二面性」のある人は、実は人一倍敏感で繊細な場合があります。本音を知られたときに、非難されたり否定されたりしたらどうしようと恐れを抱いたり、ありのままの自分を受け入れてもらえなかった場合などを想像したりするので、本心を隠して周りと接しようとするのです。

3:損得を考えている

「二面性」のある人は、損得勘定をしながら人と接することがあります。自分が得できるように、自分の意見や本心を隠して、相手にとって都合の良さそうな態度を取ろうとするのです。

最後に

「二面性」を持っている人の心理を読み解いていくと、「なんだか計算して動いているみたいで嫌だな」と思う人もいたかもしれませんが、「二面性」のある人というのは、時と場合によって、表情や態度を変えることの出来る柔軟性に富んだ人でもあります。上手に立ち回ることが出来るというのは強みでもあるので、ぜひ「二面性」を活かせるように、この記事を参考にしてみてください。

TOP画像/(c)Shutterstock.com

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