ピルを服用すること、抵抗ある?
PMS(月経前症候群)や生理のつらさを軽減する効果があるとされる「低用量ピル」。すでに服用しているという人もいれば、存在だけは知っている、抵抗があって服用していない、そもそも存在を知らない、などさまざまな人がいるかと思います。
そこでここでは、低用量ピルに対するイメージや実際に服用した時の影響などのアンケート結果を紹介していきます。
『低用量ピルを服用することに抵抗を感じるか?』という質問に対して、「感じる」が20.0%、「やや感じる」が40.0%、「あまり感じない」が25.0%、「感じない」が15.0%という結果に。
抵抗を「感じる」「やや感じる」と回答した人が全体の6割で、「あまり感じない」「感じない」と回答した人が全体の4割と、若干の差で抵抗を感じる人が多いということがわかりました。
低用量ピルを服用したことはある?
『PMS(月経前症候群)や生理のつらさを軽減する目的で低用量ピルを服用したことがあるか?』という質問に対しては、「現在服用している」が12.0%、「過去に服用したことがある」が21.3%、「興味はあるが、服用したことはない」が35.0%、「興味がなく、服用したことはない」が31.7%でした。
全体の約3割の人に服用経験があり、約7割の人に服用経験がなく、服用経験者が圧倒的に少ないという結果に。
興味があるのに服用しない理由は?
そこで、『低用量ピルに興味はあるが、服用したことはない』という人に、興味があるのに服用しない理由を聞きました。
1位:「吐き気や頭痛などの副作用が心配だから」(42.9%)
2位:「お金がかかるから」(41.0%)
3位:「診察・検査・処方のために通院するのが面倒だから」(39.0%)
4位:「毎日服用するのが面倒だから」(38.1%)
5位:「婦人科を受診することに抵抗があるから」(26.7%)
やはり副作用を心配しているという意見が多く見られる結果に。吐き気や頭痛の他にも「太ると聞いたことがある」「血栓症のリスクがあると聞いたことがある」「がんのリスクがあると聞いたことがある」という回答もあり、さまざまなリスクを感じて興味はあるが服用はしたことがないという人が目立ちました。
【経験者に聞く】実際に服用して感じた良い効果や影響は?
最後に、低用量ピルを実際に服用したことがある人に、『低用量ピルを服用して感じた良い効果や影響』を教えてもらいました。
1位:「生理周期が整った」(47.0%)
2位:「生理痛が軽くなった」(41.0%)
3位:「経血量が減った」(35.0%)
4位:「生理日数が短くなった」(30.0%)
5位:「仕事や遊びの予定が立てやすくなった」(23.0%)
低用量ピルを服用した人の約5割が生理周期が整い、良い効果を感じている結果に。生理中に悩まされる生理痛や経血量などにも効果があり、生理期間でも快適に過ごせるようになった人が多くなったということがわかります。生理の周期が整うことによって予定も立てやすく、急な生理で予定変更… なんてことも避けられそうですね。
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低用量ピルについての調査、いかがでしたか? 今まで試したことがなかった人も、低用量ピルを服用することで生理中の不快感を軽減させることができるかもしれません。まずは婦人科を受診して、気軽に相談してみてるのもよさそう。
【調査概要】
調査エリア:全国
調査対象者:28歳の女性
サンプル数:300サンプル
調査期間:2021年8月16日
調査手法:インターネット調査
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