【目次】
・「威圧感」とはどんな意味?
・「威圧感」のある人の特徴とは?
・「威圧感」のある人の心理とは?
・「威圧感」のある人との上手な付き合い方とは?
・最後に
「威圧感」とはどんな意味?
周りに、「この人、威圧感があるな」と感じる人はいませんか? このようなタイプは、態度や顔つきに少し怖い雰囲気がある人が多いため、なんだか苦手… と思うことも多いはず。そもそも「威圧感」とは、「威圧されるような感覚、圧倒されるような感覚」を意味する言葉です。一般的には、あまり良い意味では使用されません。
英語で表したい時には、「圧倒的、威圧的」の意味を持つ「overpowering」が適切です。会話の中では「Her presence is overpowering」(彼女の存在は圧倒的だよ)というように使うと良いですよ。誰かに対して迫力や存在感があることを伝えたい場合に、覚えておくと便利なフレーズです。
「威圧感」のある人の特徴とは?
「威圧感」のある人に共通する特徴を3つ紹介します。周りに当てはまる人がいるかチェックしてみましょう。
1:態度が大きく、近寄りがたい
周りから「威圧感」があると言われてしまう人は、大抵、「態度が大きく、横柄」な性格です。大声で喋ったり、物を動かす時の動作がガサツだったり、自分の存在を誇示するような態度が目立ちます。そのような様子を見て、周囲の人は「なんだか怖そうで、苦手」と思ってしまうのです。
2:目つきが鋭い
人に「威圧感」を与える人の特徴の一つに、「目つきが鋭い」ことが挙げられます。あまりまばたきをせず、じっと相手を見る癖があるため、相手を萎縮させてしまうことも。目は顔の印象を大きく左右するパーツです。目つきが悪かったり、目が笑っていなかったりすると、人は無意識に恐怖心を抱きます。
女性でも、つけまつげに、濃いアイメイクをしていると、意図せず「威圧感」のある顔になってしまうこともあります。「目力が強い」と言われる場合は、相手に怖い印象を与えていないか確認した方がいいかもしれませんね。
3:言葉遣いが悪い
威圧的な人は、普段から言葉遣いが荒かったり、言い方がきつかったりする傾向があります。本人はただ喋っているだけのつもりなのに、相手に「怒られた…」と思われていることも珍しくありません。そのため、本人に自覚がないまま、いつの間にか相手から苦手だと思われていることが多いでしょう。
4:断定的な話し方
「威圧感」のある人は、物事に対してはっきりと言い切る傾向があります。相手の気持ちを考えないで自分の意見を押し通すなど、融通が効かない性格であることが多いようです。「自分はこう思う」という意思が強いので、どうしても相手に有無を言わせない「威圧感」が出てしまうのかもしれませんね。
「威圧感」のある人の心理とは?
怖いイメージがある人を見ると、「どうしてあんなに威圧的な態度をとるのだろう?」と疑問に思いますよね。「威圧感」のある人は、どのようなことを考えているのでしょうか? 心理を見ていきましょう。
1:常に主導権を握りたい
「威圧感」のある人は負けず嫌いです。職場や学校でも、人より上の立場に立って主導権を握らないと気が済みません。そのため、自分より下だと思う相手や、自分の脅威になるだろうと思う相手には威圧的な態度で接してきます。人から間違いを指摘されることも嫌いなため、高圧的な態度をとって反論されないようにしているのかもしれません。
2:人から認められたい
「人から認めてもらいたい」という承認欲求が強いことも、「威圧感」のある人の特徴です。仕事ができる人に思われたい、自分のスキルを褒めてもらいたい、すごい人だと思われたいと考えていることが気迫となって、近寄りがたい壁を作ってしまっているのかもしれません。また、自分は認められたいのに、他人のことは素直に認められない頑固な性格でもあります。
3:実は臆病者
「威圧感」のある人はプライドが高いゆえ、傷つきやすくナイーブな一面も持っています。実は、自分に自信がなかったり、外見にコンプレックスがあるということなどを隠したいという心理から、かえって高圧的な態度をとってしまうのです。臆病であると同時に、不器用な性格なのかもしれませんね。
「威圧感」のある人との上手な付き合い方とは?
職場の上司や同僚など、毎日顔を合わせる相手が「威圧感」のある人だと、対処の仕方に困りますよね。「威圧感のある人は苦手…」と悩んでいる人は、ぜひ、上手な付き合い方のコツを参考にしてみましょう。
1:相手の意見に反論しない
「威圧感」のある人は、人から反論されることが嫌いです。自分の意見に逆らう人は敵だと思って、より強い態度で接してくる可能性が考えられます。
このような性格に当てはまる人は、偉そうなことを言うこともあるため、つい「それは違う!」と反論したくなりますが、一旦冷静になりましょう。「威圧感」のある人は負けず嫌いなので、言い合いになっても折れることがありません。内心は間違っていると思っても、大人な対応で受け流しましょう。
2:本心を考えてみる
先述したように「威圧感」のある人は、自分のコンプレックスを隠すために威圧的な態度をとっている可能性があります。ですから、本当に怖い人であるとは限りません。「どうしてこんな怖い態度をとるのだろう?」と思った時には、その人の真意を想像してみましょう。相手の短所や本心が少しでも掴めれば、苦手意識が減るきっかけになるかもしれませんよ。
3:毅然とした態度で接する
「威圧感」のある人の中には、弱い立場の人にだけ高圧的な態度をとる人もいます。このようなタイプの人には、媚びずに毅然とした態度で接しましょう。
威圧的な人は、目つきが鋭く態度が横柄な人も多いため、顔を合わせただけで萎縮してしまうかもしれませんが、勇気をもつことが大切です。職場では適度な距離感を保ちつつ、どうしても仕事の話をしなければならない時は、毅然とした態度で接するように意識してみるといいですよ。
最後に
「威圧感」のある人の特徴や、対処法は理解できましたか? 目つきが鋭かったり、態度が大きい人が多いため、苦手だなと思って避けてしまいがちですが、意外と臆病な一面も持っているのかもしれませんよね。上手く付き合っていくためには、相手の性格を理解することや、できるだけ意見を否定しないことが大切です。身近に「威圧感」がある人がいる場合は、対処法も参考にしてみてくださいね!
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