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2021.09.03

座右の銘としても知りたい四字熟語!「公明正大」の意味・類義語、使い方も解説

「公明正大」という四字熟語の意味を知っていますか? なかなか聞き覚えのない言葉ですが、「公明正大」とは、心が公平かつ、明白で言動や意思が正々堂々としていることを意味します。具体的には、どのように使うのがいいのでしょうか。ここでは、「公明正大」の意味や類義語、使い方について紹介していきます。

【目次】
「公明正大」の読み方・意味・語源とは?
「公明正大」の使い方を例文でチェック
「公明正大」の類語にはどのようなものがある?
「公明正大」の反対語にはどのようなものがある?
最後に

「公明正大」の読み方・意味・語源とは?

(c)Shutterstock.com

「公明正大」という言葉を聞いたことはありますか? 「公明正大」は、<こうめいせいだい>と読みます。「こうみょう」や「しょうだい」などとは言わないので、注意してください。また、まれに「公正明大」と表記されてしまうことがありますが、これは間違いです。

座右の銘として使われることの多いこの言葉、どのような意味があるのでしょうか。「公明」と「正大」に分けて説明します。「公明」とは「公平で私意のないこと」「明白で隠すもののないこと」という意味です。一方、「正大」とは、その言葉の通り「正しくて大きいさま」を表します。

そこから、「言動が正々堂々としているさま」という意味に派生しました。したがって、「公明正大」とは、「心が公平かつ、明白で言動や意思が正々堂々としていること」という意味です。私利私欲に惑わされず、正しくある人や、そうあって欲しい物事に使われます。

「公明正大」の使い方を例文でチェック

なかなか聞き覚えのない言葉かと思いますが、こういった四字熟語や座右の銘は、自分の語彙としてサッと使えると教養の深い人という印象を相手は持ってくれます。ですので、実用的な「公明正大」の使い方を例文で確認しましょう!

1:「我々の社長は、公明正大に利益を追求する人だ」

「公明正大」は、「私心を挟まず、平等であるさま」を表します。また、そういう人に対して使われる言葉です。しかし、使う際には注意しなければならない場合があります。「公明正大」はポジティブな意味を持つ言葉ですが、使う場合によっては皮肉に取られてしまうことがあるので、注意が必要です。

2:「彼は公明正大な人だが、彼の上司は私情を優先させようとするので、一緒に仕事をするのは難しいようだ」

「公明正大」は四字熟語ですが、送り仮名に「な」を付けることで、形容詞として用いることが出来ます。

3:「今回の選挙は、公明正大に行われるよう、期待している」

先の2つの例文は、「公明正大」が人物に対して使われましたが、この例文は選挙という物事に対して「公明正大」が使われています。人の性格や、能力に対して使うこともありますが、このように、物事に対して使うことも可能です。

「公明正大」の類語にはどのようなものがある?

(c)Shutterstock.com

続いて、「公明正大」の類語を紹介します。「公明正大」とセットにして、四字熟語を沢山吸収しましょう!

1:公平無私(こうへいむし)

「公平」とは「判断や行動が公正でかたよっていないこと」、「無私」は「個人的な心情にひかれたり、私利私欲を図ったりしないこと」です。つまり、「公平無私」は「特別に自分の好みや心情で肩入れすることなく、公正に物事を行うこと」という意味になります。

2:厳正中立(げんせいちゅうりつ)

「厳正中立な立場で裁判に臨む」など、「厳正中立な立場で」と使われることが多いです。「厳正」とは「厳しく、正しい」という漢字の通り、「厳しく公正を守ること」です。「中立」は「どこにも肩入れせず、公正な立場を貫くこと」という意味になります。したがって「厳正中立」とは、「厳しく公平を守り、平等な立場を貫くこと」です。

3:心地光明(しんちこうめい)

「公平無私」や「厳正中立」よりも耳慣れない言葉かもしれません。「心地」は「心」や「精神」のことです。「光明」は「明るい光」を指します。「心が清らかで正しいこと」を指して、「心地光明」というのです。

「公明正大」の反対語にはどのようなものがある?

(c)Shutterstock.com

「公明正大」は、「心が公平かつ、明白で言動や意思が正々堂々としていること」というポジティブな意味でした。では、反対の意味を持つ言葉にはどのようなものがあるでしょうか。

1:不正不公(ふせいふこう)

「不正」も「不公」も、「正しくないこと」「公平でないこと」を意味します。

2:依怙贔屓(えこひいき)

「依怙」は、もともと「頼る・頼りにする」という意味でしたが、一方的に頼りにすることから派生して、「不公平」という意味になりました。

「贔屓」という言葉は、耳にしたことがある人は多いのではないでしょうか。「贔屓」には、「大いに力を用いること」「自分の気に入った者を引き立て、力を入れて協力すること」「ある人の代わりをすること」という3つの意味があります。

「依怙贔屓」という言葉を使うときは、2つ目の「自分の気に入った者を引き立て、力を入れて協力すること」の意味が強いです。もともと「贔屓」は、中国の伝説の獣の名前でした。「贔屓」には、4つも「貝」という漢字が使われています。「貝」は昔、財宝を表す言葉でした。そこから「贔屓」という漢字は、「財宝を沢山背負う」という意味になります。

背負うためには力が必要ですよね。自分の息がかかった人に、盛んに力を使って引き立てさせようとした所から、特別に肩入れし引き立てるという意味で、「贔屓」という言葉が使われるようになりました。

3:専断偏波(せんだんへんぱ)

言葉の意味が分からなくても、漢字から意味を推測できる言葉もありますが、「専断偏波」は漢字から意味を推測することが難しそうです。ですので、それぞれの意味を説明します!

「専断」は、「自分だけの判断で物事を勝手に決めること」「自分の考えで判断し、取り決めること」という意味です。「偏波」は「電磁波の振動方向の分布が一様でなく、偏った一方の方向に限られている波形」という意味があります。

したがって、「勝手に正しいと思い込み、考えや思考が偏っている」時や相手に対して、「専断偏波」という言葉を使うことが可能です。また、「贔屓偏波」という四字熟語もあり、同じ意味として用いることが出来ます。

最後に

今回は「公明正大」や、関連する様々な四字熟語を紹介しました。日常会話で四字熟語はなかなか登場しませんが、四文字で相手や事柄をうまく説明することが出来ます。表現力が上がりますし、うまく使いこなすことが出来れば、教養の深い人というイメージを相手に持ってもらえます。

今回の「公明正大」を機に、いろいろな四字熟語を探してみてはいかがですか? 自分にぴったりの座右の銘を見つけることが出来るかもしれません!

TOP画像/(c)Shutterstock.com


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