【目次】
・「世渡り上手」の意味とは?
・「世渡り上手」な人にはどんな特徴がある?
・「世渡り上手」のメリットとデメリットとは?
・人間関係を築くのがうまい「世渡り上手」になる方法
・最後に
あなたは「世渡り上手」でしょうか? 嫌味でそう言われる場合もありますが、いろいろな人とうまくやっていける能力は、見習いたいものでもありますよね。
「世渡り上手」の意味とは?
「世渡り上手」とは、「世」つまり、「世間」を渡り歩くのが上手な人のことをいいます。どんなシーンでも明るく積極的、人付き合いも上手で周囲からの人気も上々。人間関係をうまくつなぎながら、出世したり恋人を見つけたりする能力の持ち主が、「世渡り上手」です。
「世渡り上手」な人は嫌われるのか?
「世渡り上手」な人は、人付き合いやコミュニケーションを軸に成功を掴み取っていくので、「自分では何もしないで」「口が上手なだけ」というような印象を周囲に与えている場合があります。
「世渡り上手」という言葉は、褒め言葉かというと、ちょっと微妙…。直接、「あなたって世渡り上手ね!」と褒められることはまずありません。「あの人ってホント世渡り上手ね」と、若干の反感を買っている場合の方が多いと思います。
「世渡り上手」な人にはどんな特徴がある?
「世渡り上手」な人はどんな人でしょう。あなた自身や周囲の人をチェックしてみてくださいね!
1:明るくて、いつも笑顔
「世渡り上手」な人は、常にいい印象を与えます。その理由は、明るい雰囲気と笑顔。いつでも明るくて笑顔な人には、誰だって話しかけやすいですよね。「世渡り上手」な人の周りには、いつもたくさんの人が自然と集まってくるのです。
2:フットワークが軽い
「世渡り上手」な人は、ノリがよく、何でもフットワーク軽く取り組みます。友人の友人ともすぐに打ち解け、まるで元からの仲良しのよう。「世渡り上手」な人には、いろいろな人からの誘いが絶えません。
3:人を立てることを忘れない
コミュニケーション能力がとっても高い「世渡り上手」ですが、いつでもどこでも楽しくフランクに、というわけではありません。目上の方には礼儀正しく接して、立てることを忘れません。普段は、ちょっとお調子者っぽい「世渡り上手」ですが、やるときはやるのです。一方で、こういった身のこなしが周囲のやっかみを買ったりすることも…。
4:話題が豊富でトークも上手
「世渡り上手」と話をするのはとても楽しいもの。話題が豊富でトークもうまいので、一緒にいて楽しいのです。たとえば、仕事で初めての客先を訪れても、見事に相手の懐に入り、楽しい時間を作り上げます。こういったシーンが、「世渡り上手」の真骨頂といえるでしょう。そして、話をしていて楽しい人というのは絶対にモテます!
5:人の悪口を言わない
ここが、「世渡り上手」のいいところ。他人の批判や悪口を言うことはあまりありません。これは、「世渡り上手」が人の悪いところを認めているというよりは、人の気分を害することを本能的に避けている結果だといえます。自分のためなのか、人に優しいのかはともかくとして、人のことを、とやかく言わないのは尊敬すべき点ですね。
6:意外と律儀
口がうまく、フットワークも軽いとくれば、「お調子者だなあ」と思われても仕方ないのですが、「世渡り上手」は、「お調子者」とは一線を画します。なぜでしょうか。それは、律儀な一面があるから。
先程、目上の方には礼儀正しいと述べましたが、ほかにも約束をきっちり守ったり、ずいぶんと前のことでもきちんと覚えていたり…。普段はお調子者っぽく見えるのに、時々驚くほどピシッと決める。「世渡り上手」には、そんな一面があるのです。
7:空気を読む能力が、ずば抜けて高い
要するに、「世渡り上手」は要領がいいのです。その場の空気を瞬時に把握し、自分がどんなキャラクターでいるべきかをサッと判断して、その通りにするのです。その判断が違っていることはほとんどなく、多くの場合、周囲はいい気分になります。
「世渡り上手」のメリットとデメリットとは?
「世渡り上手」は、結局のところ、得なのでしょうか、損なのでしょうか。
「世渡り上手」な人のメリットとは
「世渡り上手」であることで得られるメリットは、少なくありません。まず、人に好かれますから、人間関係で悩むことはあまりないでしょう。また、信頼関係も得やすいので、出世も早いと思います。
「世渡り上手」の力が発揮されるのは、ビジネスのシーンだけではありません。恋愛においても、基本人気者ですからモテるでしょうし、結婚ということになっても、相手のご両親にも「感じのいい人だね」と言ってもらえると思います。
人付き合いが上手な人は、何かと得をすることが多いようです。
「世渡り上手」な人のデメリットとは
本人もいつも楽しそうにしているのに、勝手に物事がうまくいっている…。「世渡り上手」な人を見ているとそんなふうに見えるので、妬みややっかみを買うことがあります。
でも、そんなことはごく一部。実際に、「世渡り上手」な人と触れ合うことがあると、その感じの良さを実感し、やっかみもすっかり消えてしまうのです。
こう考えると、「世渡り上手」は得、と言えそうですね。
人間関係を築くのがうまい「世渡り上手」になる方法
「世渡り上手」の方が得! ということであれば、少しでも「世渡り上手」に近づく方法が知りたいですよね。簡単で、すぐにでもできそうなものを3つ紹介するので、試してみてくださいね!
1:常に笑顔を心がける
トークの能力は急に身につけられなくても、笑顔ならすぐにできますね。とにかく、「常に笑顔」を心がけ、実践しましょう。笑顔で接することで不快になる人はいませんし、自分の気持ちもポジティブになります。いいこと尽くしですね!
2:「ありがとう」を、できるだけたくさん言う
職場や家庭、友人や恋人と過ごす時間は、結構相手に何かをしてもらっているものです。何かをとってもらったり、通路を譲ってもらったり。そんな些細なことと思わずに、何かをしてもらったら、「ありがとう」とお礼を。相手もうれしくなりますし、そこから会話が始まることにもつながります。
3:積極的に人に頼る
「ねえ、この企画なんだけど、意見を聞かせてくれない?」「これをこちらに動かして欲しいんだけど…」などというように、積極的に人にお願いをしてみましょう。お願いされることで、相手もあなたにお願いをしやすくなります。こうした会話と行動のキャッチボールの中で、いい人間関係が自然に育まれていくことでしょう。
最後に
やっかまれて陰口を叩かれる「世渡り上手」ですが、よくよく見てみると、コミュニケーション能力が非常に高く、それでいて大人としての節度を保てる人だということがわかりました。やっかむ人のことは放っておいて、見習うべきところは見習っていきましょう!
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