韓国語で「オモニ」=重荷じゃないよ?
日本語と韓国語には、似ている言葉がたくさんありますが、言葉が似ていても全く意味が異なるものもあります。
前回、お金を連想させる「カネ」の韓国語の意味を紹介しました。今回見ていくのは「オモニ」の意味です。みなさんはわかりますか?
〈前回記事〉韓国語で「カネ」はお金ではない! 意味を知って… 驚く? それとも納得する?
Q.「オモニ」、韓国語ではどういう意味?
A. 正解は…「お母さん」
「어머니(オモニ)」は韓国語では「お母さん」という意味でした!
日本語では重い荷物や負担を感じるマイナスな出来事を連想してしまいますよね。
「あれ? 韓国語で『お母さん』は『엄마(オンマ)』じゃないの?」と思った方もいるはず。
日本では母、ママ、お母さん、お母様など、立場や環境によって母親を指す言葉が変わりますが、韓国語でも同じように変化していきます。
オンマ、オモニ、さまざまな呼び方
「어머니(オモニ)」も「엄마(オンマ)」もお母さんを指す言葉ですが、「어머니(オモニ)」はより丁寧な言い方で大人が使うことが多く、職場などの公共の場でも「オモニ」と言うのが一般的です。
反対に「엄마(オンマ)」は少し砕けた言い方で子供が使うことが多いですが、お母さんとの距離を近くに感じられる言葉なので、大人になっても「オンマ」と言う人はいます。
また、「어머님(オモニム)」という言葉もあります。これは「어머니(オモニ)」に丁寧な敬称「님(ニム)=様」をつけた言葉。主に、他人の母親や義理の母親に対して「お母様」と言うような時に使います。
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「어머니(オモニ)」は「お母さん」という意味でしたがいかがでしたか? 韓国でも日本と同じようにさまざまな「お母さん」の呼び方があることがわかりましたね。
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エディターJHJ
辛いものから甘いものまで韓国料理が大好き。得意料理はチャプチェ。辛いものを食べすぎないよう言われているのが最近の悩みです。韓国のあれこれをお届けしていきます!