魚の「ヒラメ」や「カレイ」の正しい数え方は?
日頃からよく食べる魚。実は、魚は、数え方が異なります。たとえば、「ヒラメ」や「カレイ」の数え方は、「サンマ」や「タチウオ」などの細長い魚類とは別!
では、みなさんは「ヒラメ」や「カレイ」などの平面的な魚類の正しい数え方を知っていますか。
【問題】
魚の「ヒラメ」や「カレイ」はどのように数える?
1. 1枚
2. 1本
正解は?
1. 1枚
生きている状態では、魚類は「匹」で数えます。しかし、ひとたび水揚げされると、もはや生き物としてではなく、商品や獲物として数えられるようになります。
釣りや漁の獲物としての魚は「尾(び)」で数えられることが多いのですが、商品や食料としての魚には、この段階で形状や性質に応じてさまざまな数え方が出現します。例えば、サンマやイワシ、タチウオといった細長い魚類は「本」、ヒラメやカレイなどの平面的な魚類は「枚」で数えます。
魚を調理する際にもさまざまな数え方が現れます。例えば、アジなどの魚を開いて干物にすると「枚」、イワシなどの小さい魚を連ねて干したもの(目刺し)は「連(れん)」、鰹節(かつおぶし)は「本」で数えます。また、ウナギを開いて串(くし)に刺すと「串」、蒲焼(かばや)きは「枚」で数えます。
魚を上身・中骨・下身にさばくことを「三枚下ろし」といいますが、特にマグロは加工段階に従って数え方が豊富です。マグロを解体していくと、頭と背骨を落とした半身の、さらに半分は「1丁」「2丁」、ブロック状の肉片は「ひところ」「ふたころ」と数えます。
それを短冊状に切り分けると鮨屋(すしや)のショーケースに見られる大きさになり、これは「ひとさく」「ふたさく」で数えます(もしスーパーで売られる過程を加えるなら、「1パック」「2パック」も入ります)。刺身や握り鮨になる魚の切り身は「切れ」で数えます。
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