【目次】
・「しつこい」とは?
・「しつこい」人の特徴とは?
・「しつこい」人の心理とは?
・「しつこい」人への対処法とは?
・「しつこい」人にならないためには?
・最後に
「しつこい」人って嫌ですよね。どうしてしつこくなるのか、それが分かれば対処の方法も分かるかもしれません。本記事では、「しつこい」人の心理を紐解いてみたいと思います。
「しつこい」とは?
「しつこい」とは、「迷惑に感じられるほど、つきまとう様子」「嫌になるほど一つのことを繰り返す様子」「
味やにおいなどが濃厚で、後に残る様子」のことをいいます。
漢字で書くと、「執拗い」となります。そもそも「執拗」という言葉が転じたものともいわれています。
「しつこい」と「ひつこい」どちらが正解?
「しつこい」を、「ひつこい」という人がありますが、「ひつこい」は関西地方で用いられる方言。たとえば、京都で「ひつこ言うたら嫌われるえ」と言うと、「しつこくつきまとうと、嫌われてしまうよ」という意味になります。
「しつこい」人の特徴とは?
では、「しつこい」人がとりがちな行動を挙げてみます。あなた自身もチェックしてみてくださいね!
1:何度も同じ質問を繰り返す
「○日ってどうしてもダメ?」「この日の予定はどうなったの」と何度も何度も同じ質問をします。束縛の強い女性に多いタイプで、この手の行動は男性には鬱陶しがられることも多いのです。
2:自分の意見が通るまで押し付ける
「ねえ、これいいと思わない?」「私が悪いってこと?」など、自分の正当性を訴える物言いが多い人も、「しつこい」といえます。
3:SNSで連投してくる
LINEなどで、相手が返事を返していないのに、次々と連投してくる人も「しつこい」ですね。時間を気にせずに、「何してたの?」などと、相手の生活にどんどん踏み込んでいったりするので、人によっては「しつこい」を通り越して、「気持ち悪い」と思う場合もあるでしょう。
4:職場まで連絡してくる
「しつこい」のも、度を越してくると職場まで連絡してきたり、ついてきたりすることもあります。場合によっては立派な犯罪ですし、しつこくされる側が病気になってしまうこともあります。ここまでくると、ひとりで対処するのは危険ですから、信頼できる人と一緒に対応してください。
「しつこい」人の心理とは?
「しつこい」人の行動は、基本的に迷惑です。それは本人も分かっているのでしょうが、それでも「しつこい」行動をとってしまうのです。その奥にはどんな心理が働いているのでしょうか。
1:寂しい
「しつこい」人は、寂しがり屋です。少しでも優しくされると、それで寂しさを埋めようとして、ベタベタと近寄ってくるのです。問題は、相手との程よい距離感をつかもうとしないところ。相手を思いやるよりも、自分の寂しさを埋めることを優先させてしまうのです。
2:執着心が強い
言い換えれば、諦めが悪いのです。好きな人にフラれても、それを認めようとしません。どんなにボロボロになっても、相手に自分を見てもらおうとするのです。自分の気持ちが盛り上がっていると、相手の気持ちなどお構いなしですから、真夜中でも平気で連絡したりもします。
3:勘違いがひどい
「しつこい」人は、自分のことで頭がいっぱいです。なので、勘違いが多く、「相手が自分に好意を持っている」と思い込むこともしばしば。元々が寂しがり屋さんなので、嬉しくなって、相手の優しさを常時感じたいという気持ちから、何度も何度も同じことを聞いたり、相手の気持ちも考えずに無理強いしたりして、結局嫌われてしまうのです。
「しつこい」人への対処法とは?
もし、あなたが「しつこい」人に困っていたら、次の方法を試してみてください。少しはマシになるかもしれません。
1:LINEは時間をかけて返信する
「しつこい」人のLINEやメールに頻繁に応対していると大変です。1日に10回を超える場合も少なくなく、いちいち丁寧に返していると、時間だけでも相当なものです。ですから、「しつこい」人からのLINEには、できるだけ時間をかけて返信を。また、内容も必要最低限にとどめましょう。
そして、あんまり「しつこい」ようなら、無視もひとつの手段。相手に「嫌がられている」と感じさせれば、徐々に諦めてくれると思います。
2:「さっきも言ったけど」と付け加えて答える
「しつこい」人は何度も同じ質問をしてきます。一度目は普通に答えてあげたとして、二度目以降は「さっきも言ったけど」という前置きを付け加えてみて。段々、バツが悪くなって、聞いて来なくなります。
3:笑顔で「結構しつこいね」と言ってみる
「しつこい」人は、人に嫌な顔をされるのが日常茶飯事なので、ちょっとやそっと嫌な顔をしたのでは伝わりません。そこで、あんまりひどい場合には、「しつこい」ということを伝えたいですね。伝えるときには、ぜひ堂々と。申し訳なさそうに伝えると、その優しさに付け込まれます。堂々と笑顔で、「ホント、しつこいよね。嫌われちゃうよ」と突き放しましょう。驚いて距離をおいてくれるようになるでしょう。
「しつこい」人にならないためには?
「しつこい」人と思われるのは、誰しも嫌ですよね。「しつこい」女だと思われないために気をつけたいのは次の3つです。
1:LINEの返事は必ず待つ
まずは、LINEの連投をやめましょう。返事が欲しくて、何度も画面を見てしまっても、連投するのだけは堪えて。相手は忙しくて返事ができないのかもしれません。そんなときに、些細なことで何本もLINEが来ていたら、「面倒だな」と思われてしまいます。
2:自分も返事をゆっくりにする
また、即レスもいけません。「この人、ずっとスマホ見てるのかな」と思われて、あなたの値打ちが下がってしまいます。自分が返事をするのも、少し時間をおいてみて。そのうち少しずつ、淡白な人付き合いに慣れてきます。
3:熱中できるものを持つ
ゲームでも音楽でも、ダンスでもなんでもいいのです。あなたの「しつこさ」のエネルギーを向ける先を用意しましょう。どこかに集中してエネルギーを注げるようになれば、人に向かって「しつこい」行動をとらなくなります。
4:空気を読む努力をする
「しつこい」人は、なかなかその場の空気を読めません。自分の寂しさや、彼にかまってほしい欲求などが先に立ってしまうからです。その気持ちは仕方ないとしても、行動に出る前に「相手はどう思っているか」を考える習慣をつけましょう。嫌そうな顔をしている、一瞬答えに詰まった、いつもそれとなく断られている、など、客観的な事実を認識するだけで、「好意を持たれていなさそう」だということは分かるはずです。
最後に
「しつこい」人に付きまとわれるのも、自分が「しつこい」と思われるのも、本当に嫌ですよね。人付き合いの基本は、その距離感を守ること。心地よい距離は人によって異なりますが、それをはかるアンテナは、いつも研ぎ澄ませていたいものですね。
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