ライター・安本由佳が悩める女性の人生にアドバイス♡<働く女性のお悩み相談室#48>
こんにちは、ライター・安本由佳です。
およそ1年前から、Instagramのストーリーズでお悩み相談を受けています。
私自身すべての「正解」を知っているわけではありませんが、相談者さんの立場に立って真摯に考え発信し続けたところ、連日たくさんのお悩みが届くようになりました。
Oggi.jpでは、いただいたお悩みの中から、ぜひ皆さんと共有したい内容をピックアップ。一緒に答えを探していきます。
前回記事:『結婚はどちらが幸せ…? 好きな人と or 愛はないけどお金持ち<働く女性のお悩み相談室#47>』
お悩み相談は、現在もInstagramのストーリーズで受け付けています(匿名も可能)。真剣な相談内容には、種類を問わず可能な限りすべて答えます。
さて… 今回みなさんと一緒に考えたいお悩みはこちら!
「結婚向き」だけど、異性として見れない…
お悩み:29歳です。最近、大学時代に付き合っていた同い年の元カレに告白されヨリを戻しました。結婚の話も出ているのですが、やはり異性として見ることができずときめかないんです。触れたいとも思えません。ただ彼は穏やかで優しく、結婚向きであることは確かで… 恋愛感情はどうせいつか消えるものだし、この先いい人に出会える保証もない中で、妥協して結婚すべきかどうか悩んでいます。
――恋愛感情はどうせいつか消えるもの。
確かにそれは、科学的に証明された事実です。恋心の正体は恋愛初期に大量分泌されるドーパミンであり、その効果は18ヶ月から3年とも言われていますよね。
しかしだからと言って、たとえ相手が「結婚向き」の男性であったとしても、異性として見ることができない、触れたいとも思えない男性と夫婦になってうまくいくでしょうか。
もちろん夫婦の数だけ結婚生活があるし、それぞれの価値観で相手を選べばいい。とはいえ、互いに尊重し合う姿勢は最低限必要だと思うのです。
お悩みを拝見する限り、相談者さんは「もう29歳だから」「他にいい人に出会える保証もないし」など自分の都合しか考えていないように見受けられます。
夫婦は、今後何十年と人生を共にしていくパートナー。支え合う気持ちを持てないと、関係の継続は難しいです。
男性は30歳から「素敵」に変身する!?
一方で、他に好きな人がいるわけじゃなく、すでにプロポーズされている訳でもないのなら、急いで結論を出さなくてもいいのではないでしょうか。
大学時代に一度は恋に落ち、再び告白されてヨリを戻したということは、少なくとも彼の人間性を信頼しているんですよね。
人の気持ちは、些細なきっかけで変化するもの。
穏やかで優しい彼に対し、いま現在の相談者さんはあまり魅力を感じられていないようですが、この先変わる可能性だって大いにあります。
特に20代の女性は年上男性から誘われる機会も多いので、同世代の男性がどうも子どもっぽく見えたり、物足りなく感じてしまいがち。
20代の頃はまるで惹かれなかった同級生が、30歳を超えたら急に素敵に見えてきた…! なんて話もよく聞きます。
妥協して結婚する必要はまったくないし勧めもしませんが、性急にならず、彼や相談者さん自身の気持ちの変化を待ってみてもいいと思いますよ。
TOP画像/(c)Shutterstock.com
ライター 安本由佳
慶應義塾大学法学部法律学科卒 化粧品メーカー広報、損害保険会社IT部門で勤務したのちフリーランスへ。 2015年に軽井沢に住まいを移し、ホテルやカフェのPRに従事するほか、軽井沢暮らしを紹介するコラムを連載中。2016年〜2020年1月 東京カレンダーWEBにて執筆。2020年10月15日 講談社文庫より初書籍「不機嫌な婚活」発売。現在Amazonにて販売中。