【目次】
・「依存体質」って?
・男女どちらもいる「依存体質」な人の特徴は?
・「依存体質」を治すには?
・「依存体質」な人への対処法
・最後に
あなたは「依存体質」ですか? 「依存体質」だと、周囲にウザいと思われたり、恋愛がうまくいかなかったり…。あまりいいことがなさそうです。「依存体質」を治す方法と、「依存体質」な人の対処方法を考えてみましょう。
「依存体質」って?
「依存体質」とは、依存心が強い人のことをいいます。自分で何かを決めることができなかったり、一人で行動できなかったり…。常に、誰かにもたれかかっているような人のことですね。
また、依存する対象は、人だけではありません。ギャンブルやショッピング、タバコなどに依存する人も。極端な場合には「依存症」と診断される場合もあります。
「依存体質」な人が自立するのは容易なことではありません。思い切って決断しても、何か壁にぶち当たると、また元に戻ってしまうのです。
男女どちらもいる「依存体質」な人の特徴は?
「依存体質」な人の特徴を挙げてみます。あなたはどうですか? チェックしてみてくださいね!
1:ツンデレ
「依存体質」な人は、強がりなのに寂しがり屋です。本当は自分だけを見て欲しいのに、それがいえない…。そんな人が多くみられます。
「依存体質」が特に発揮されるのは恋愛。好きな相手と常に一緒じゃないと寂しくてたまらないという人は、女性、男性問わずみられます。
2:承認欲求が強い
周囲の評価が欲しい、他人に評価されないと自分で評価できない。これが「依存体質」な人によく見られる心理です。自己評価が低く、それを他人の評価で埋めようとするので、何かをするたびに、「これ、どうかな?」「どう思う?」と評価を求めてきます。
とはいえ、求めている返事は「いいね」というもの。それ以外の返事をしてしまうと、途端に心が折れてしまうのです。
3:モノで愛情を示そうとする
これは、恋愛における「依存体質」な人の特徴ですが、自分の愛情の深さをモノの値段で示そうとする傾向があります。「好き」という気持ちを示すために、無理をしてまでも高価なプレゼントを贈ります。ホストにハマってしまう人も、「依存体質」な人といえるでしょう。
4:恋人が途切れない
「恋人が途切れない」と聞くと、「モテるってこと?」と思う人もいるかもしれません。ですが、「依存体質」な人も、いつも彼・彼女がいるという人が多いのです。基本、寂しがり屋で一人じゃいられないので、ひとつの恋が終わると、誰でもいいので一緒にいてくれる人を探すのです。結果、いつも恋人がいるということになるのです。でも、それが本物の恋かというと疑問です。
5:束縛がひどい
自分だけを見て欲しいという気持ちが強いのが「依存体質」な人。なので、ひとたび恋人ができると、かなりの束縛をします。「今何をしているの?」と四六時中連絡したり、「毎日会いたい」と迫ったり。相手の生活を無視してまでも、自分の依存心を満足させようとするのです。
「依存体質」を治すには?
「依存体質」な人は、常に不安と闘っているので、結構しんどいもの。そんな不安から逃れる方法を考えてみましょう。
1:物理的な距離をとる
本当は、依存心を断ち切り、精神的な自立を目指すことが望ましいのですが、「依存体質」な人にとってそれはとても辛いことです。ならば、形から入りましょう。恋人と会うのを控える、SNSを必要以上にチェックしない、人に頼まないなど、物理的に人に頼るシーンをなくしていくのです。最初は不安かもしれませんが、「自分だけでできることがある!」と気づくことができれば、徐々に自立心が芽生えます。
2:自分を信じる
「依存体質」な人は、自分に自信がありません。何をしても、「これでいいのかな」「こんな私でいいのかな」と不安を募らせています。そこで、思い切って開き直りましょう。「やることはやった」とか、「彼がつきあっているんだから、私で満足しているに違いない」というふうに。自分で自分を認めることができれば、ずいぶんと楽になると思いますよ。
3:できたことに注目する
たとえ「三日坊主」でも、2日はできたのです。ならば、「3日しか続かなかった」ではなく、「2日できた!」と考え、自分を認めてあげましょう。2日できたのなら、3日もできるかもしれません。「依存体質」な人はネガティブな人が多いので、少しずつポジティブシンキングに慣れていきましょう。
4:「おひとり様」に挑戦する
「ひとり時間」「おうち時間」を満喫することに挑戦してみましょう。それができるようになったら、ひとりカフェ、ひとり焼肉、一人旅なんかもできるようになるかもしれません。やってみると案外楽しくて、ハマってしまうかもしれません。
5:広く浅くを意識する
「依存体質」な人は、何かひとつのことに執着しすぎる傾向があります。なので、少し視点を変えて「広く」「浅く」を意識して暮らしてみましょう。言い換えれば「テキトー」ということかもしれません。こだわりすぎていた自分を発見できると思います。
「依存体質」な人への対処法
では、逆にあなたの恋人が「依存体質」だとしたら…。ちょっとしんどいですよね。対処方法を挙げてみますね。
1:希望に応じてあげる
「毎日会いたい」「常に連絡が欲しい」と束縛されると嫌になってしまいますよね。嫌でなくても、物理的に無理ということもあります。でも、「依存体質」な人の願いを拒否してしまうと、「オレのこと好きじゃないの?」と、さらに不安を募らせることになります。なので、ひとまずは、相手の思うことをできる限り叶えてあげましょう。安心させてあげれば、落ち着いてくれますよ。
2:細かく褒める
「依存体質」な人は、自分に自信がありません。人と一緒にいることで、それを埋めようとしているのです。ですから、恋人といるときには、細かく褒めてあげましょう。「そういうところ、頼りになると思うな」「あなたがいるから安心できる」などというように。自分に自信が持てるようになると、少しずつでも依存心が薄れてくるかもしれません。
3:あなた自身の自立した姿を見せる
「依存体質」な人同士、依存し合う場合がよくあります。相手のことを本当に思うのであれば、互いに寄りかかっていてはいけません。まずは、あなた自身が自立した姿を見せること。それがいい刺激になるといいですね。
最後に
大人になっても「依存体質」な人は、なかなかしんどいところがあります。子どもの頃に認めてもらえなかった、寂しかったなどの経験があるのかもしれません。でも、「依存」に「依存」で返しては、お互いに成長はありません。それぞれのペースで精神的な自立を目指してみましょう。それぞれが独立独歩で生きていけるようになったとき、真の愛情が芽生えると思います。
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