あなたの体に本当に栄養は行き届いている…?
「しっかり食べているのに、どうも最近ちょっと疲れ気味…。」という人も多いのではないでしょうか。そんな人は、もしかしたら栄養ロスからくる「隠れ栄養失調」かも…?
「毎日野菜を食べているから大丈夫!」という人も油断は禁物。野菜をとっているつもりでも、それが〝しっかり体に届く調理〟になっていますか?
実は、カロリーはあっても、肝心な栄養を活かした調理になっていなかったり、栄養素同士がサポートできるバランスになっていなかったりする場合が多いのです!
体をつくるタンパク質や、ビタミンなどは、糖質以上にしっかり体に届かないと体は快適に機能しません。
そこで、書籍『その調理、9割の栄養捨ててます!』の中から、食材の栄養を逃さず、効率よく食べる方法についてご紹介! 計5回にわたるプチ連載形式でお届けします。
前回の記事はこちら>>知らないと大損! 玉ねぎはこの切り方を! じゃないと、血液サラサラ効果ナシです…
いちごは包丁でヘタを切るとビタミンが半分に!
甘くておいしいいちごは、ひと粒は小さいですが、栄養はフルーツの中でトップクラス!
風邪予防のビタミンCや、貧血を予防する葉酸などのビタミンが豊富に含まれています。ビタミンCは、なんとみかんの4倍。たった8粒で、1日に必要なビタミンCが摂れちゃいます。
おまけにカロリーはほかのフルーツに比べてぐっと控えめ。まさに女性の味方ともいえる、積極的に食べたい食べ物のひとつです。
ただし、茎から栄養を受け取るいちごの果実は、ヘタの部分にいちばん栄養が詰まっているんです!
そのためいちごに多く含まれるビタミンCは、ヘタを取ってから水洗いすると50~60%も流れ出てしまいます。ヘタを取らずサッと水洗いしてから食べましょう!
またヘタを取るときは、包丁で白い部分まで取ってしまうと、栄養価が大幅にダウン! 手でヘタだけを取り除いてから食べるのがおすすめ。
■いちごの上手なヘタの取り方
芯の部分が残ってしまったり、果肉をつぶしてしまったり…。うまくヘタを取るコツは、ヘタの部分を指でつまんで軽くひねること。こうすれば、キレイに取れますよ。
1.親指と人差し指で、ヘタの根元ごとつまむ。
2.ヘタをつまんだままひねって取る。
ぜひ今日から実践して、体のすみずみまで栄養を届けていきましょう!
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書籍では、このほかにも、さまざまな食材の栄養をムダなく効率的に摂る方法が詳しく解説されています。しかも、難しい作業や面倒な手間は一切なし。切り方を変えるだけ、保存の仕方を変えるだけで、栄養がぐんとアップすることも! ぜひあわせてチェックしてみてくださいね。
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『その調理、9割の栄養捨ててます!』
監修:東京慈恵医科大学付属病院 栄養部/世界文化社
体に届ける栄養素を増やすことができるコツがあるとしたら? 病院食レシピの先駆け・慈恵医大の監修のもと、最新のエビデンスに基づく、目からウロコの「食べ方の新常識」が1冊に! あなたの食べ方の常識が大きく変わること請け合いす。面倒くさいことは一切なし! 今すぐできる食べ方のコツをとことん伝授!!