【目次】
・「口下手」の意味とは?
・「口下手」な人の特徴
・「口下手」な人との恋愛
・「口下手」を治す方法
・類義語・対義語
・英語表現とは?
・最後に
「口下手」の意味とは?
仕事やプライベートで、人と話すのが苦手で「口下手」だと悩んでいる方も多いと思います。どのように克服すればよいのでしょうか? 今回は「口下手」の言葉の意味や、その特徴などを解説していきます。
意味
「口下手」とは、「話すことが不得意で、思うことをうまく人に言えないこと」を意味します。口数が少なく、あまり意見を述べない人や前に出て話すのが苦手な人、自分に自信が持てず話すことが苦手な人などが該当します。程度は様々ですが、「口下手」の影響で仕事やプライベートに支障をきたし、悩みを抱えている人も少なくありません。
原因
そもそも、どうして人は「口下手」になるのでしょうか? 原因として、「頭の回転が悪いからだ」と考えられがちですが、決してそれだけではありません。他にも、「嫌われることに対する不安な気持ち」や「適切な言葉や表現を選びすぎていること」などが挙げられます。「口下手」の原因は、単に頭の良さという能力の問題ではなく、性格も関係するということです。
「口下手」な人の特徴
続いて、「口下手」な人の特徴をご紹介します。自分と照らし合わせて、自分の「口下手」度合いを診断してみても良いかもしれませんね。
1:引っ込み思案
「口下手」な人は、自分から進んで人前に出たり、行動を起こしたりするのが苦手な引っ込み思案な性格の人です。意見を伝えるのが苦手なことから、「口下手」な性格と思われる機会が多くなります。
2:照れ屋
「口下手」な人は、照れ屋でもあります。自分の気持ちを上手に表現するのが苦手であり、シャイな一面を持っていることが多いです。普段の会話でも、照れ隠しのために、つい話をはぐらかすなど、素直に自分の思いを伝えられない不器用さを抱えています。素直に本心を伝えることに抵抗感があり、「口下手」になってしまう人は多いです。
3:繊細
自分の意見を否定されたり、バカにされたりすることを極端に恐れる繊細な人は、「口下手」であることが多いです。他人の些細な言葉や行動にも傷つきやすいことから、人と関わる際に「嫌われたくない」、「傷つきたくない」といったように考えがち。そんな繊細さが、「口下手」な人の特徴でもあります。
「口下手」な人との恋愛
続いて、「口下手」な人の恋愛傾向について見ていきましょう。
「口下手」な男性
「口下手」な男性は、会話が苦手で周りの目を気にする傾向があるため、恋愛へと発展するのが難しいです。しかし、共通の趣味を持つ相手には打ち解けて仲良くなることができます。共通の趣味があれば、それだけで話のネタになりますし、何より趣味を「一緒に楽しめる」ので、男性もストレスなく会話ができます。
また、「口下手」な男性は愛情表現も苦手です。「好き」と自分の気持ちを言葉にすることがなかなかできません。しかし、言葉で伝えられない部分は、スキンシップを取ることでカバーできます。
「口下手」な女性
「口下手」な女性は、恥ずかしさから好きな人と会話が上手くできません。また、連絡先を聞くといったアクションを自分から起こすことも苦手です。他にも、好きな人に接するときの緊張などから、「どうすればいいのかわからない」と焦ってしまうタイプの人も多い傾向があります。相手が積極的ではなく、奥手でシャイな男性にも“好き避け”をしてしまうことも…。
「口下手」を治す方法
そんな「口下手」を「治したい!」と感じている人も少なくありません。ここからは、「口下手」の改善に効く方法を3つご紹介します。
1:ゆっくり話す
「口下手」な人はできるだけ相手の目を見て、ゆっくり話すことを意識しましょう。焦ると早口になってしまい、相手に言葉が伝わりにくくなってしまいます。ゆっくり言葉にすることで自分の思考も整理でき、リラックスにも繋がりますよ。
2:成功体験を重ねて自信をつける
小さな成功体験を積み重ねることで、「会話」への苦手意識を改善することができます。「挨拶をかかさない」「こまめに感謝を伝える」「会議で一度は発言する」こういった小さなことから挑戦するとよいでしょう。「口下手」は自信のなさによる部分も大きいので、自信がつけば自然と改善していきます。
3:声のトーンを上げる
「口下手」の人は、前に出たり誰かとしゃべったりすると、声が上擦る傾向があります。そのため、一呼吸置いて、いつもの声より明るめに、トーンを上げてしゃべってみましょう。低い声でしゃべるよりも、相手に気持ちが伝わりやすくなります。
類義語・対義語
「口下手」の類義語と対義語をチェックして、理解を深めましょう。
類義語:「訥弁」
「訥弁」(とつべん)とは、「話し方がなめらかではないこと」を指します。「口下手」と同様、話すと言葉がつっかえてしまい、相手に物事を上手く伝えられない様子が「訥弁」です。
対義語:「口上手」
「口上手」とは、「言葉で相手を納得させたり、喜ばせたりするのが上手いこと」という意味です。「下手」が「上手」に変わっただけなので分かりやすいですね。ただ、「口上手」にはしゃべることは巧みだが、話の内容が伴わないという否定的な意が含まれます。
英語表現とは?
「口下手」は英語で「a bad talker」や「a poor talker」と表すことができます。「talker」は「話す人」を指し、「bad」や「poor」は「劣っていること」を意味する形容詞です。他にも「〔意見などを〕はっきり言えない、歯切れが悪い」を意味する「inarticulate」という形容詞が挙げられます。
最後に
いかがだったでしょうか? 「口下手」な人の原因や特徴、改善方法について説明していきました。コンプレックスになりがちな「口下手」という性格ですが、否定するだけではなく、一つの個性として肯定することも大切です。「集中力がある」「学習意欲が高い」など、自分の長所として捉える目線も持つことで、受け止め方も変わるはずです。
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