5月~6月前半にはエアコンの試運転を!
ダイキン工業株式会社は、全国の男女600人を対象に「エアコンの試運転に関する調査」を実施。その結果、試運転経験者は前年から若干増えて約4割。
毎年着実に増えていることが明らかになった一方で、試運転をしない人の約3割が「やり方がわからない」、2割弱が「必要と思うが忘れる」ことを理由に試運転を見送っていることも判明しました。
同社は、夏本番前に試運転をおすすめする「スイッチオン!キャンペーン」を今年も実施しています。
実は、本格的にエアコンを使い始める7月頃に修理のお問い合わせや買い替えの依頼が集中し、修理対応や設置工事に待ち時間が発生する可能性があるというのです。そのため、夏本番を迎える前に試運転をすることが大切。
特に今年は、新型コロナウイルスの影響による在宅時間の増加によって、冬場の暖房使用時間が前年同時期と比べて長かったことがわかっています。
長時間のエアコン使用による負荷や汚れなどの状態によっては、夏の冷房使用時に不具合が発生する可能性が例年以上に高まるおそれも。
そこで今回は、エアコン試運転の手順やチェックポイントについてご紹介します!
エアコン試運転の手順・チェックポイント
■1.運転モードを「冷房」にして、温度を最低温度(16~18℃)に設定。10分程度運転しましょう。
※機種によって最低温度は異なります。
■2.冷風がきちんと出ているか、異常を示すランプが点滅していないかご確認ください。
■3.さらに30分程度(目安)運転し、室内機から水漏れがないかご確認ください。
※念のため、室内機の下に物を置かないようにしてください。
■4.異臭や異音がしないかご確認ください。
2021年、特に注意すべきポイント
在宅時間増で、今年は例年以上にホコリなどで汚れていることが考えられます。エアフィルターが汚れていると、室内の空気をエアコン内部に十分に取り込めず、エアコンの能力が低下します。
また、たまったホコリをエサに菌が繁殖し、カビが発生しているおそれも。エアコン試運転で冷風が出なかったり、イヤなニオイがしたりした場合、エアフィルター・熱交換器の状態をチェックしてみましょう!
エアフィルターは除菌効果のある中性洗剤で水洗い、熱交換器は家庭での掃除は故障やケガの危険があるため、プロに掃除を依頼するのがおすすめ。
【エアフィルター】
長時間使用したエアコンのエアフィルターにはホコリがたまっています。キレイにしてください。
たまったホコリは掃除機等でキレイにしましょう。
汚れがひどい場合は、中性洗剤で水洗いを。
【熱交換器】
熱交換器とは、フィルターを外した奥に見えるアルミの板が並んでいる部品です。全体がこれくらい汚れていたら洗浄おすすめ。熱交換器のお掃除は、プロに任せましょう。
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エアコン試運転については「エアコンスイッチオン!キャンペーン」サイトでも詳しく解説されています。ぜひあわせてチェックしてみてくださいね。
【調査概要】
・調査方法:インターネット調査
・調査期間:2021年3月26日(金)~3月29日(月)
・調査対象者:全国の20代~60代の男女、エアコン所有者
・有効回答数:600サンプル