【目次】
・糖化は予防することが大切
・糖化に着目したスキンケアアイテム
糖化は予防することが大切
「糖化」ってどんな現象?
\教えてくれたのは…/
日比野佐和子 先生
(医療法人康梓会Y’sサイエンスクリニック広尾 統括院長。美容皮膚科や再生医療の権威)
≪糖化とは?≫
体内の余った糖分とたんぱく質が結びついて「AGEs」という老化物質をつくり出してしまう現象です。新陳代謝がスムーズな20代前半までは「AGEs」が発生してもすぐに排出されますが、加齢によって肌や目も代謝力が弱まるとシミや黄ばみを引き起こします。
糖化にいい食べ物って?-1
\教えてくれたのは…/
予防医療コンサルタント:細川モモさん
(社団法人Luvtelli 東京&NewYork代表理事。著書「細川モモの美人食堂」好評発売中)
実は、糖化の脅威にさらされやすいのがコラーゲン。コラーゲンが異常たんぱく質に変異してしまうと、肌のくすみや骨密度の低下などの老化現象を引き起こします。また卵胞液の糖化により妊娠力が低下する可能性もあります。
≪どうやった治る?≫
残念ながら一度「AGEs」が作られてしまうと、人の力では除去できません。糖化に関しては予防が命です。
≪気をつけるべきこと≫
「AGEs」ができやすい高血糖状態になってしまうのは、甘いもの・炭水化物を多く食べたときや、食事の回数も影響しています。朝食を抜くと食事後血糖値の高まりやすい状態が1日中続くので、果物や飲むヨーグルト・豆乳など何か一口でも食べるよう習慣をつけましょう。
≪美肌に導く栄養素≫
美肌といえば有名なのがビタミンB群ですね。糖代謝を促進し、糖化予防に一役買ってくれるのはビタミンB1。ニキビの改善を助けるのがビタミンB2。さらに、赤ちゃんのような肌に導いてくれるのはビオチンです。
≪腸内環境を整えるには?≫
ビタミンB群の一部は腸内細菌によって作り出されています。腸内環境を良くする食材の代表格は炭水化物。血糖値が急上昇しやすい白い主食は控え、ビタミンB群も食物繊維も豊富な雑穀米やライ麦パンなど、茶色い主食を適度に食べましょう。お漬物やキムチ・味噌・ヨーグルトなどの発酵食品も腸内環境を整え、美肌に貢献してくれます。
糖化にいい食べ物って?-2
\教えてくれたのは…/
慶應義塾大学医学部科学教室教授:井上浩義 先生
(医学博士、理学博士。著書「アーモンドを食べるだけでみるみる若返る!」好評発売中)
『アーモンド』には多彩な栄養素が含まれています。中でも、“美肌のビタミン”として知られていているビタミンEの含有量は、全食品中でもトップクラス。血行促進作用など、若々しさを保つためのさまざまな作用が期待できます。
もうひとつアーモンドの機能として注目しているのが、抗糖化作用です。抗糖化についてはまだ十分な解明がされていませんが、アーモンドに含まれるアミノ酸やその他の栄養成分が複合して抗糖化作用を発揮していると考えられます。
【医師が回答】アーモンドで? ダイエットや美肌が叶うって本当ですか?
糖化に着目したスキンケアアイテム
【1】肌ダメージの3大要因に着目
▲エイジーセオリー|バランシング ローション
≪おすすめのポイント≫
・糖化・酸化・光老化に着目
・ハリ・ツヤ肌成分配合
・美容成分でうるおい・透明感のある肌に
≪レビュー≫
「植物由来のやさしい使用感と浸透性のよいさらっとした質感。出しすぎを防いでくれるプッシュ式のボトルで使いやすい」(ライター:岸田雅子さん)
【2】美しさの頂点を探求するシリーズ
▲エフエムジー&ミッション|ミッション リュクスレーヴ シリーズ
≪おすすめのポイント≫
・美の根源からの変化をテーマとしたコレクション
・糖化物質に着目
・自然発酵成分配合
・弾力感のあるハリ肌に
・ロイヤルフローラルブーケの贅沢な香り
≪ラインナップと使用ステップ≫
1. クレンジングクリーム
2. フォーミングウォッシュ
3. ローション
4. エマルジョン
5. セラム
6. クリーム
≪クリームのレビュー≫
「こっくりした感触が心地よい逸品。高級感あふれる容器やスパチュラにも、気分が上がります!」(ビューティ&トラベルライター:石原有起さん)