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2021.03.17

給料を上げるために何をすべき? 無駄な努力をしない仕事の仕方【人材育成プロ監修】

給料をあげるためには、そもそも給料が何かを知る必要があります。今回は「給料」のことを深掘りしていきましょう。〈人材育成のプロが教える連載「はたらくってなんだろう?」〉

スパイスアップ・アカデミア代表 森山たつを

人材育成のプロが教える「お給料ってなんだろう?」

(c)Shutterstock.com

はじめまして。スパイスアップ・アカデミア代表の森山たつをと申します。学生や社会人向けに、海外でビジネスをするために必要なスキルを身につけるための研修プログラムを行っています。

これから、数回にわたって、皆さんに「はたらくってなんだろう?」をテーマに、みなさんの日常業務や転職に役立つ「仕事の本質」をお伝えします。

今回のテーマは「お給料ってなんだろう」です!

これを読んでいる多くのみなさんは働いていて、お給料を貰った事がある人だと思います。でも、みなさん、なんでお給料がもらえているかって考えたことありますか?

仕事って大変だから、その大変さの代わりに給料をもらってるんじゃないの?

こんなふうに考えている人もいるかもしれません。

「今日は大変だった! 私、がんばった! いっぱい仕事した!」という思考です。

でも、みなさんの仕事の中にはたのしいこともありますよね。「チームで作った展示会にたくさんのお客さんが来てくれたとき」とか「上司が、自分の提案を受け入れて、実行してくれたとき」とか。

こういうたのしい仕事って、給料が発生しないのでしょうか?

そんなことないですよね。むしろこういう楽しいことが何度も起こると、評価があがって、お給料は増えますよね。そう。実は、たのしい仕事が多い人の方が、お給料が上がるんです。

大変→頑張った→お給料が上がる」と勘違いしてしまうと、無駄な努力をしてしまう可能性が高いんです。

お給料は、お客さんを喜ばせた証

(c)Shutterstock.com

そもそも、みなさんのお給料はどこからやってくるんでしょうか? 会社から? じゃあ、その会社のお金はどこからきますか?

そう、お客さんです。

そして、お客さんがお金を払うのは、多くの場合、お客さんが喜んだときです。美味しい料理を食べたとき、気に入った商品を手に入れたとき、たのしい時間を過ごしたとき、お客さんはお金を払います。

もちろん、料理が不味くてもレストランにお金は払いますが、そのレストランには2度と行きませんよね。だから、お客さんをたくさん喜ばせた会社にはお金がたくさん入ってくる。そのお金の一部が、従業員であるみなさんのところにやってくるのです。

あなたの仕事はどこかでお客さんにたどりつく

(c)Shutterstock.com

「いや、私の仕事は事務だから、お客さんとか関係ないんです」

確かにそうかもしれません。でも、その事務の仕事によって、取引先の請求情報が正確に処理されて、自社の商品が取引先に送られます。そして、その商品を取引先の小売店が売ることで、お客さんが喜びます

例えば、駅伝では、たくさんのランナーがたすきを繋いで、ゴールを目指します。あなたは、そのゴールテープを切る最終ランナーかもしれないし、たすきを繋ぐ序盤のランナーかもしれないし、ランナーを手助けするスタッフかもしれません。

でも、そのうち誰かが欠けても、ゴールにはたどりつけないんです。

これと同じで、皆さんの仕事は、どこかでお客さんにつながり、そのお客さんが喜ぶことでお金が発生しているのです。そして、お客さんが喜んだときに払ったお金が、お客さんに届けるまでに仕事をした人に分配される。それがお給料なんです。

お客さんを喜ばせた人は、誰かに喜ばせてもらえる

(c)Shutterstock.com

お客さんを喜ばせたら、その証としてお金をもらえます。

そして、そのお金は、あなたが誰かに喜ばせてもらった時に、その対価として支払います。

誰かを喜ばせた証としてもらったお金を、誰かに喜ばせてもらった時に支払う。こうやって、みんなが人を喜ばせ、人に喜ばせてもらって、経済は回っているのです。

みなさんが、たのしく仕事をしたい、これからお給料を増やしたいと思うのであれば、自分のしている仕事がどんなお客さんを喜ばせていて、自分はどの部分を担っているのかを調べてみましょう。

お客さんが知らない商品の内容を説明して、いい商品を選ぶ手伝いをしているのか、お客さんが自分でやるにはめんどくさい作業を、代わりにやってあげているのか、商品がお客さんの手元に届くまでの手伝いをしているのか。

自分の今の役割、できることを知る事が、キャリアアップの第一歩です。

次回は、第二歩。企業の人がどんな人材を欲しがるのか、みなさんはどんな人材を目指せばいいのかを解説します。

より多くのお客さんを喜ばせたり、他の人には真似できないことをやってあげたりできるようになると、お給料は上がりますよ。

TOP画像/(c)Shutterstock.com

スパイスアップ・アカデミア代表 森山たつを

スパイスアップ・アカデミア代表取締役兼海外就職研究家

早稲田大学理工学部卒業後、日本オラクル、日産自動車などに15年勤務の後、日本人の海外就職に関する調査・研究を行う「海外就職研究家」として独立。著書4冊、電子書籍20冊以上を執筆。

2014年に、日本人を「出入自由に」を体現すべく、海外で働く体験ができる実践型インターンシッププログラム「サムライカレープロジェクト」オンラインインターンシップ「グローバルマーケティングオンライン」をスタート。

桃山学院大学兼任講師、i専門職大学 客員教員、インフィニティ国際学院 プログラムナビゲーター

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