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2021.03.14

知ってたらハナタカ!「擤む」の読み方は? ヒントは花粉症にまつわる言葉です

「擤む」この読み方、分かりますか? ヒントは辛い花粉シーズンでよく耳にする言葉です。言葉やビジネスマナーに詳しい鶴田初芽がお届けします。

鶴田初芽

「擤む」はなんと読む?

花粉症の方には辛い季節がやって参りました。目や喉がかゆくなったり、鼻水が止まらなかったり…。薬が欠かせない人も多いかと思います。

そこで問題です! 「擤む」はなんと読むのでしょう?

A. かむ

B. つまむ

(c)Shutterstock.com

正解はA. かむ

擤むは「かむ」と読みます。“鼻をかむ”を漢字で書くと“鼻を擤む”となるんですね。

擤むとは「鼻汁を息とともに強く出して取り除く」こと。擤むは鼻汁を取り除くことを指すと具体的に示されており、鼻を擤む以外に擤むという表現が使われることはありません。使い道が限定的な漢字ですね。

なお、つまむは「摘む」と書きます。

擤むはてへんに鼻じゃない?

(c)Shutterstock.com

擤むという字をよーく見るとてへんに鼻ではありません。しかし、鼻にとてもよく似ていますよね。それは、実は鼻の旧字体だからなんです。

てへんに鼻という組み合わせから、昔は手で鼻をかんでいたのかなと推測してしまいますね。「指先で鼻の片側を押さえ、鼻息を強く吹き出して鼻をかむこと」をいう、手鼻(てばな)という言葉もあり、手で鼻を擤むということは広くおこなわれていたといえそうです。

平安時代に書かれた源氏物語にも鼻をかむという表現が見られます。貴族は紙を使って鼻をかんでいたといわれていますが、庶民は手や袖などでかむことが多かったのではないでしょうか。

こちらの「擤む」は常用漢字ではないため、ひらがなで書かれることが多いですが、専用の漢字があったとはびっくりですね。

言葉の意味/デジタル大辞泉

鶴田初芽

都内在住のOLライター。マナーインストラクターであり、実用マナー検定準一級や敬語力検定準一級など、ビジネスにおけるマナーや、マネーに関する資格(2級ファイナンシャル・プランニング技能士、金融コンプライアンスオフィサー、マイナンバー保護オフィサー)などを保有。丁寧な暮らしに憧れ、断捨離修行中!


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