完璧キャリアウーマン・マミが不倫を辞められない3つの理由
マミ(仮名・31歳)は、私が知る友人の中でもきわめて優秀。東大卒の超絶エリート。多忙な生活なハズなのに、ヘアメイクやネイルまでいつも気を配っていて、自分とは女子力のレベルが全然違うなーと思うばかりのパピコ。
マミほどの優秀な女性ですが… プライベートに心配ごとが。だって彼女は… 不倫がやめられないのです。というか、たぶんやめる気なんて、ないのです。彼女には不倫をやめる気がない理由が3つありました。
不倫をやめない理由その1:スリルがたまらない
マミの長年の彼氏は省庁勤務、20歳程年上。料理本を出すような家庭的な美しい元CAの奥様と小学生と生まれたばかりの男の子がいる絵にかいたような家庭をもっているそう。マミが卒業後間もなくなので、かれこれ10年近くは関係を続けている。
「なんで彼との関係を続けているの?」と聞いたところ、何よりもある行為がやめられないのだという…。
それは誰も自分たちのことを知らない国外で、堂々と恋人のように歩くこと。外で手をつないで歩けるし、人前でキスもできること。二人で同じホテルに入ることも何も問題がない。
禁じられている行為であることを人前で堂々と行う。そして、もしかしたら偶然、奇跡的に誰かに見られた時、二人のキャリアもプライベートも崩壊するリスクを感じる、裏側のスリル。
いけないことをしている、その感覚が病みつきでやめられないと言う。
不倫をやめない理由その2:話が合う男がいない
マミのまとう雰囲気は普通ではない。日本だけでなく、世界で今もなお、男女の関係において、男性の方が収入や社会的ステータスが高いことが好まれる文化はまだまだ残っている。
マミが出会う男たちは、一流階級の男性ばかり。マミの知的な対応と、華々しいキャリアでつきあっている。マミ曰く、そんな男性は褒め称えられることが挨拶レベル、なのだそう。パピコはそんなお人方と出くわすことなんてないので、実態は想像でしかないけれどね。
男性上位がデフォルトなのが一般社会。がしかし、マミは… たいていの男性は頭が上がらない。マミもその優秀さを隠せばよいのに、全く譲らないから。男性は負けじとマウントを取りたがってくるのものの、そんな男性にマミは惹かれないと言う図式が出来上がる。
そんなマミ曰く、不倫彼氏は仕事の相談をしても、マウントすることは一切なく、彼女をありのまま受け入れてくれる、居場所を作ってくれる存在なんだとか。確かに、バリバリ働く女性は孤独になりがちな印象だけど、安心できる居場所を作ってくれる人がいるのは貴重なのかもしれない。
不倫をやめない理由その3:自由でいたい
「結局はね、自由でいたいのよ」
マミ的自由とは、“キャリア”と“時間”の自由。
独身男性とおつきあいをすると、バリキャリのマミは鉄板の言葉を叩きつけられる。
いわゆる「仕事と俺、どっちが大事なの?」
家庭がある方だったら相手の家庭もあるから、お互いの時間は大事にできる。なんか色々納得をしてしまいました。
冒頭「心配」と書きましたが、たぶん私が思う“普通”や“タブー”はマミの価値観とは違うのかもしれません。相手の立場を理解せずに、勝手に相手の幸せを定義すべきではないとは思うけれど!
多様な生活、多様な価値観はあるので、理解できるビジネスパーソンになりたいです。
でも、やっぱり心配! なことはパピコの心にとどめておきます。
時がきたら、不倫はやっぱり良くないよと伝えます。友人として!
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サラリーマンライター パピコ
東京都内で働くアラサーサラリーマン。日々仕事に謀殺されながらも、周囲の人々に抱くフラストレーションを、かえって楽しめる技をもつ。
アラサー女性の周りに良くいる多種多様な人物をパピコ独自の目線でつづります。
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